幸運を呼ぶ!? ヘミングウェイ家の6本指の猫たち

幸運を呼ぶ!? ヘミングウェイ家の6本指の猫たち

年末にフロリダ旅行をしてきました。訪れたキーウェストには、アメリカの文豪、アーネスト・ヘミングウェイの家があります。ここには50匹以上もの猫が暮らし、その半数以上が「6本指」を持っているのだとか。今回は、「幸運を呼ぶ」と言われるこの猫たちについてご紹介します。


■キーウェストのヘミングウェイ宅

アメリカ本土最南端の島、キーウェストにある「ヘミングウェイの家(The Ernest Hemingway Home & Museum)」は、彼が32歳から41歳までの約8年間、妻とふたりの息子と暮らした場所です。「キリマジャロの雪」「誰がために鐘はなる」といった作品がここで生まれました。

敷地内では、ヘミングウェイが使っていたタイプライターや調度品、旅行の写真、莫大な資金を投じて作られたプールや美しい庭を見学できます。

また、「6本指の猫」たちともあちこちで出会えることでも知られています。

■6本の指を持つ「ヘミングウェイキャット」

ヘミングウェイのベッドで眠る猫。肉球も6つ!

ヘミングウェイは、キーウェストに引っ越してきた時に友人の船長から、多肢症、つまり6本の指を持つ猫を譲り受けました。

6本指の猫たちは、5本指の一般的な猫たちよりも器用でネズミ捕りもうまく、当時から船乗りを中心に「幸運を呼ぶ猫」として珍重されていたそうです。

ヘミングウェイは「スノーホワイト(白雪姫)」と名付けたこの猫を「幸運の猫」だと信じて大切にしました。今もスノーホワイトの子孫たちは、幸いにも昨年この地に大災害をもたらしたハリケーン「イルマ」の直接の被害にも遭うことなく、この家でのびのびと暮らしています。

敷地内には、50匹以上の猫が暮らすというだけあって、ヘミングウェイのベッドやソファといった目立つ場所から、水飲み場、草むらの陰などあちこちで猫たちに出会います。

その半数が6本指を持つ猫たちです。優しく撫でれば、幸運に預かれるかもしれません。

■有名人の名前を持つ猫たち

歴代の猫たちのお墓

ヘミングウェイは、すべての猫に有名人の名前をつけていたそうで、今もその伝統に従って、猫たちの名前が付けられています。

敷地内にあるこれまでの猫たちのお墓を訪ね、「マーク・トウェーン」「ソフィア・ローレン」「チャーリー・チャップリン」「エドガー・アラン・ポー」といった代々の猫たちの名前を知るのも一興です。

■記念にプレスドペニーはいかが?

敷地内には、お土産を販売する「ブックストア」があります。ヘミングウェイの書籍はもちろん、猫に関連したグッズもたくさん揃います。

私が記念におすすめしたいのは、6本指の猫の手と「ヘミングウェイハウス、6トード・キャット、キーウェスト フロリダ」の文字が入るプレスドペニー。お店の前に置かれた機械で25セント2枚とプレス用のペニー1枚を入れて、自分で作ることができます。

小さく軽いので、幸運のお守りとしてお財布に忍ばせておいてはいかがでしょうか。

■関連情報

Ernest Hemingway Home and Museum
住所:907 Whitehead Street, Key West, FL 33040
営業時間:9am - 5pm 年中無休
入場料:一般 $14.00、6-12歳 $6.00、5歳以下無料(現金のみ受付)
希望者は30分程度の館内ツアーに参加可能
Web Site: www.hemingwayhome.com
Email: info@hemingwayhome.com

この記事のライター

フリーライター。アメリカで出会ったブラジル人の夫と、リオデジャネイロ、レシフェ、東京、サンパウロを経て、2014年末よりポートランドへ移住。現在は、フリーライターとして現地情報を日本メディアに提供。得意分野は、カルチャー、ラ...

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