絶品朝食をサンフランシスコのウォーターフロントで【オトナの美旅スタイル #18】
旅先での朝食は楽しみのひとつ。サンフランシスコに到着後、ウォーターフロントにある1928年創業の「イーグルカフェ」へ行きました。いただいたのはブラウンシュガーとペカンをのせたバナナパンケーキとクラブケーキ・ベネディクト。
旅するジャーナリスト小野アムスデン道子です。サンフランシスコといえばアメリカ西海岸が誇る美しい街。坂道、ゴールデンゲイトブリッジ、そしてウォーターフロントはぶらぶら歩くだけでもとても爽やかな気持ちになるのでおすすめ。
サンフランシスコ国際空港は、ユナイテッド航空の西海岸における最大のハブ空港で、成田国際空港、羽田国際空港、そして関西国際空港と日本の3空港から毎日直行便が出ています。
午前中には現地に到着できてとても便利。“ユナイテッド・ポラリス”と呼ばれるビジネスクラス以上や航空会社の上級会員で、午前中に到着の便であれば空港内のアライバルラウンジを使うことができます。
小腹が空いていれば朝食にホットミールもあり、シャワーを浴びている間にアイロンを頼めることも! 朝からピシッとした服でお出かけするのは、かなりカッコいい。
空港から「Bartバート」という高速鉄道でダウンタウンまでは直行、30分程度とすこぶるアクセスがよくて、とても楽。町中は地下鉄&路面電車そしてバス「MUNI(ミュニ)」という公共交通機関でほとんどどこでもいけます。
車も「Uber(ウーバー)」のアプリは日本で入れたものが使えて、すぐ呼べます。時間が許せば散歩して回るのも楽しいのですが、坂はかなりきついです!
泊まったホテルは、ダウンタウンからはちょっと離れる、ウォーターフロントのフィシャマンンズワーフに徒歩で行ける距離。アイコンのカニの絵の看板、ちょっとレトロな街並に路面電車が走って、青い空をバックに絵はがきのようです。
朝食を食べるお店探しに歩いてピア39へ。カフェやレストラン、ショップ、アトラクションなどがいっぱい入った観光名所で、昼はいっぱいの人で賑わっていますが、朝は静かでとても気持ちいい。カラフルでかわいいお店が並んで、もちろん本物ですが、ディズニーランドの中を歩いている感じがします。
■サンフランシスコでの朝食はイーグルカフェで
桟橋の2階で眺望もよく、白い外観が洒落た1928年創業という「イーグルカフェ」で朝食を食べることに決定。まずはお目覚めに「ブラッディメアリー」をオーダー。ウォッカ入りですが、トマトジュースで割るため、ブランチのカクテルとして有名です。
そして、アメリカで注文すると、このようにオリーブやハラペーニョピクルス、セロリなどおつまみ(?)も一緒に入っているものも多いのです。お店によってはソーセージやチーズまで刺しているところもあるくらい。
そして、トップにブラウンシュガーとペカンをのせたバナナパンケーキとクラブケーキ・ベネディクトをいただきました。エッグベネディクトは、ハムやベーコン、サーモンを使ったものが有名ですが、ここは注文するなら“カニ”でしょう。パンケーキはふんわり厚みがあって、上にのせたバターの塩味とブラウンシュガー&バナナの甘みがマッチして絶品。
ブランチも兼ねたゆっくりした朝食にぴったりのボリュームです。食後は、ピアをぶらぶら、かわいいお店もいっぱいで心弾みます。気持ちの上がるサンフランシスコの旅。
イーグルカフェ Eagle Café http://www.eaglecafe.com
戻りもユナイテッド航空の直行便で。“ユナイテッド・ポラリス”というビジネスクラスには、お食事がテーブルサーブという素敵な専用ラウンジがシカゴにありますが、サンフランシスコも2017年中にできるそう。
ビジネスクラスのフライトでは、プレミアムなウォッカでブラッディメアリーを作ってもらったり、6種のワインを同時にテイスティングできるキットがあって、赤白それぞれに3種類も試せてワイン好きにはうれしい。
ふんわりした大小の枕や羽毛布団はそれぞれ2種類あり、機内での快適な睡眠のためにNYの高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」と共同で開発したもの。アメニティには、英国の自然派ブランド「カウシェット・スパ」とこだわっています。
サンフランシスコのフライトは、往路が約9時間20分、復路が約11時間15分ですが、12時間を超えるフライトだとユナイテッド・ポラリスにはパジャマまでサービスで付いてきて、お持ち帰りもOKとか。いつか乗ってみたいものです。
取材協力/ブランドUSA https://www.gousa.jp
ユナイテッド航空 www.united.com
Text/小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。