ただ飲むだけ? いいえ違うんです!(いや、それでもいいけど)「じゃあ、日本酒部ってどんなことをやっているの?」
初めまして。DRESS日本酒部部長の浅井直子です。
リニューアル後、部活が気になりつつも、「最近、日本酒に興味が出てきたけれど、日本酒部ってどんな活動をしているんだろう?」「大人の部活ってどんな人が参加しているのかな? ひとりで参加するのは不安……」という方も多いのでは。そこで今回は、ブログの第1回目ということで、まずは日本酒部がどんな活動をしているのか、簡単にご紹介しますね。
現在、部員さんの数は『DRESS』10月号発行時で、762名。2013年の『DRESS』創刊時からスタートした部活のうちのひとつで、今年で発足3年目を迎えます。普段から、もっと日本酒が女性に広がったらいいのに……と願っていた日本酒好きとしては、最初から「日本酒部」が設立されたことは大変喜ばしいことでした。
部活の内容としては、大体2つのパターンがあります。
①編集部などに集まって、各自持ち寄りのお酒やおつまみを楽しむ会
②私の方でテーマを決めて、今部員の皆さんに飲んで欲しい日本酒をセレクトしたり、ご縁のある蔵元さんをゲストとしてお呼びしたりする会
①はもう4回ほど開催したでしょうか。会費もなく、会社帰りに4合瓶やデパ地下などでおつまみを購入して集まる気軽な会で、最初は皆さん初対面ながらも、30分も経てばわいわいとにぎやかなガールズトークに包まれます。持参したお酒の話だけでなく、よく飲みに行くお店の情報交換などで意気投合し、個人的に飲み友達になる部員さんも続出しています。
②も、何度か開催していますが、今年に入ってからのイベントでは、
・2015年4月開催
「DRESS日本酒部×uraku SAKE in a blue groove ~藍より出でし、音と酒の昼下がり」@銀座・GINZA MUSIC BAR
和文化ユニット「uraku」と一緒に企画し、その「藍」=「ブルー」と日本酒には欠かせない「音楽」をテーマにしたイベント。DJ沖野修也さんをゲストにお迎えし、DRESS日本酒部のために回して頂きました。お酒は話題の若手蔵元が醸す「青」がつくものをセレクト。部員さんの中には、やはり沖野さんファンも大勢いらして、しばし撮影大会となる一幕もありました。
uraku
http://urakutokyo.com/
・2015年6月開催
「ゆる薬膳×ゆる燗で呼び込む! 夏のビューティセミナー」@西麻布・甘美堂
薬膳に関する著書も多く、「ゆる薬膳。」を提唱する、薬膳アテンダント・池田陽子さんをゲストにお迎えし、池田さんがメニューも監修した、この春からスタートのJR東日本の車内販売「ラララ♪ トレイン・カフェ」の「デリ」2種類を頂きつつ、夏の冷房つかれの体を温かくゆるめるお燗=「ゆる燗」との組合せで楽しむという会を開催しました。池田さんには、この時期気になる「美白対策」をテーマに、薬膳トークをして頂いたところ、お役立ち情報満載のレジュメを片手に皆さん、真剣に耳を傾けていました。また、私からは、お燗が体にやさしいことや、お燗を楽しむコツなど「ミニゆる燗講座」をお話させて頂きました。
・2015年7月開催
「宮城から美酒が登場!“DATE SEVEN”(ダテセブン)デビュー記念パーティ」@神保町・青二才
今年7月7日、七夕の日に、「勝山」(仙台伊澤家勝山酒造)、「墨廼江」(墨廼江酒造)、「伯楽星」(新澤醸造店)、「山和」(山和酒造店)、「萩の鶴」(萩野酒造)、「宮寒梅」(寒梅酒造)、「黄金澤」(川敬商店)という宮城の7蔵元が集まり共同醸造した日本酒「DATE SEVEN」がデビュー! 限定数のお酒を確保し、7蔵元から、「萩の鶴」佐藤曜平さん、「宮寒梅」岩﨑健弥さん、「黄金澤」川名由倫さん、「山和」伊藤大祐さんの4蔵元をお迎えしました。お酒の造り手の方から直接お話を伺える貴重な機会とあって、お酒やフードを楽しみつつも、皆さん熱心にお話を伺っていました。
10月の日本酒部は・・・
そして、この10月には、「NEXT5 vs DATE7 共同醸造酒頂上対決!!!秋田と宮城の12蔵、夢の飲み比べ!」を開催します!
秋田の若手蔵元集団「NEXT5」が毎年リリースする共同醸造酒。今年は、世界的なテクノアーティスト、リッチー・ホウティンとのコラボレーションとして9月に登場。「ENTER.Sake」と名付けられたその酒は、国内2000本、海外1000本と、ごく限られた生産量も話題に。そんな貴重な「ENTER.Sake」を、DRESS日本酒部のために、東京駅にある「秋田純米酒処~Akita Pure Rice sake Bar~」さんが特別にキープしてくださいました!こちら、日本初の秋田純米酒専門店として、秋田の酒ファンには広く知られるお店。卓越した酒の知識を持つ店長の齋野啓太さんの接客も評判です。そして、その「NEXT5」に挑戦状を叩きつけたとして、今年話題をさらったのが、宮城の蔵元集団「DATE7」。
以前、DRESS日本酒部でも、こちらの共同醸造酒を楽しむ会を開催しましたが、今回は、「NEXT5」の酒「ENTER.Sake」との飲み比べという、なんとも贅沢な対決です。
このように、「ただ集まって飲む」(でもいいのですが)、だけでなく、日本酒を通して、造り手の方や、食文化、手しごと、音楽ともう一歩先の世界が広がるような部会を考えています。そして、何より嬉しいのは、部員の皆さん同士でコミュニケーションが生まれていくこと!
「社会人になったら友達なんかできない」は、DRESS日本酒部を眺めている限り、嘘です(笑)。社会で様々な経験を積み重ねてきたからこそ、同じ関心を持つ者同士はすぐに仲良くなり、そこでも新たな世界が広がります。学生時代からの友だちや、会社の同僚とはまた違った仲間、皆さん、最初は「おひとりさま参加」だったにも関わらず、いつの間にかわいわい飲んでいますよ~。
リニューアル後は、部員さんから事務局に持ち込む企画も大歓迎で、実際にそういった企画も進行中です。
その他、最近では、日本酒イベントの主催者の方から、DRESS日本酒部のために特別にレアなイベント参加枠や、イベントチケットプレゼントを頂いたり、という機会も増えています。
現在、史上最高においしいと言われる日本酒。日本酒初心者の方も、飲み仲間が欲しい方も、ぜひ一度、DRESS日本酒部の部会へ足を運んでみてくださいね。
DRESS日本酒部 部長