おしゃれな人は捨てている。少ない服を粋に着こなす3つの方法 2/2
ワードローブとは、パズルのようなもの――地曳さんはこう話します。クローゼット内のイマイチ服を減らしたら「足りないピース」を探す旅(買い物)に出よう、と。このときに注意したいのは手持ちのピースを確かめて、何が必要なのかを把握してから出かけること。そうでないとすでに足りているものが増えてしまったり、結局足りないピースを埋められなかったり、と買い物に行く意味がなくなります。
さて、実際に買って良いのは「今すぐ必要な服」。最長でも「1週間以内に必ず着る服」でないと、今の気分や生活スタイルにのっていないので、結局袖を通すことにはならない、と地曳さんは指摘します。旅先で直感的に良いなと思って買ったワンピース、セールで来シーズン着るつもりで買ったスカートがクローゼットの奥で忘れ去られている……なんて心あたりはありませんか? 時間が経過するにつれ、トレンドも自分自身の気分も変わっていくのですから。
今着ると気分がアガり、自分を良く見せてくれる大好きな服――そう思えるアイテムは買って正解です。自分のスタイルに基づいた「定番品」をアップデートさせる買い物も◎。デコルテの開き具合や身幅のゆとり、着丈の長短、袖口のデザインなど、ディティールのわずかな変化を2〜3年に一度見直し、更新することは「今の空気」をまとう上で欠かせません。賢い買い物を目指しましょう。
捨てることは、選ぶこと。スタイルを持つことは、多くのバリエーションから自分を素敵に見せるものを選び抜くこと。おしゃれの道は捨てることから始まるのです。

Text / Sonoko Ikeda

ものを「とにかく捨てる」という立場ではなく、少しの上質なものだけを選んで長く使い続けることを提案している記事が見つかります。
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