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おしゃれな人は捨てている。少ない服を粋に着こなす3つの方法

たくさんの服に囲まれていることに大して意味はありません。厳選したお気に入りの服だけを持ち、それをまとって幸せな気持ちになることの価値を問い直す『服を買うなら、捨てなさい』(地曳いく子著・宝島社刊)。本書から私たちが今日からでも実践できる服との付き合い方を、いくつか選りすぐってご紹介します。

おしゃれな人は捨てている。少ない服を粋に着こなす3つの方法

毎日違う服を着なければならない――女性誌で毎月のように紹介されるトレンドアイテムや「1ヶ月着回しコーデ」を見慣れている私たちは、そんな思い込みに囚われているのかもしれません。結果、クローゼットには服が溢れ返り、頻繁に登場する「レギュラー」アイテムに、稀に出番のある「準レギュラー」アイテム、しばらく表に出る機会のない「補欠」アイテムとに分かれてはいませんか。

こうなってしまうのも、服を買い足すときに部屋にある「手持ちの服を捨てない」から。そのため、着ないものはクローゼットの奥や収納箱の下のほうへ移動し、日の目を見ることがなくなってしまうのです。さらに、着るものに迷ってしまったり、「昨日はお気に入りの◯◯を着たから、今日は△△を着ておこうか」と、自分にとって気分がアガらない準レギュラーや補欠をやむなく引っ張り出したり……。

たくさんの服に囲まれていることに大して意味はありません。厳選したお気に入りの服だけを持ち、それをまとって幸せな気持ちになることに価値があります。そのことは、トレンドに流されない自分のスタイルを持ち、素敵に服を着こなすことにつながる――こう教えてくれるのが『服を買うなら、捨てなさい』(地曳いく子著・宝島社刊)です。本書から私たちが今日からでも実践できる服との付き合い方を、いくつか選りすぐってご紹介します。



 


1.「いつもおしゃれな人」でいるために、イマイチな服を捨てる





いつもおしゃれにキメている人が、珍しくすこし残念な格好で現れたら、皆さんはどう感じますか? 「いつも素敵な人」といった印象は消えて、「意外とダサい人なのかも」といった感想を抱いてしまうのではないでしょうか。「毎日違う格好をしないといけない」という思い込みのデメリットは、コーデのバリエーションを増やそうとするあまり、自分にとって「賞味期限が切れた服」をワードローブに追加してしまうこと。

そんなリスクを冒してまで「同じものを繰り返し着てはいけない」と決めつけることにメリットはありません。「おしゃれな人」とは「ダサいものを着ない人」のこと――著者の地曳さんはこう言います。実はおしゃれ度を底上げする方法は簡単なのだとか。毎日違うコーデをする目的のためだけに持っていたイマイチ服を捨てるだけでOKです。おしゃれのテクニックを磨くよりも断然シンプルにできますよね。

余計な服を減らすことで、自分の好きなものがクリアになるのはもちろん、気分のアガる服しか目に入ってこないので、クローゼットの前でその日のコーデに悩む時間も削減できます。今の生活スタイルを見つめ直し、少数精鋭主義の愛すべきワードローブを目指したいもの。



 



2.ワンパターン万歳! 手持ち服に偏りを持たせる





「ワードローブに偏りがある」というと、あまり良くないことのように感じてしまう人がいるかもしれません。でも、これはむしろ素晴らしいこと。自分の「スタイル」ができあがっていることに他ならないからです。地曳さんはオードリー・ヘップバーンの名を挙げて、彼女のファッションやヘアスタイル、メークなどはすぐに頭に浮かんできませんか、と問いかけます。なるほど、確かにと思うのは、彼女の服や顔が良い意味でワンパターンだから。

スタイル=究極のワンパターンです。おしゃれな人を思い浮かべてみると「いつもボーダーアイテムを取り入れている」「いつもパンツスタイル」「いつも膝上丈のボディコンシャスなワンピを着ている」など、スタイルが固定化している人が多いのでは。当然、それらがしっかり似合っています。彼女たちは自分の好きなものや得意分野を極めているのです。

ファッションをスポーツに置き換えると、好きなものや得意なもの=確実に点を取れるであろう得意競技といえます。そのフィールドで勝負すれば、必ず得点できるので、結果的におしゃれな人として評価されるのです。逆に「パンツスタイルが続いたから、久しぶりにスカートでも履いてみようか」など、あまり好きではないアイテムや苦手なアイテムを仕方なくまとうと、負ける確率(イマイチだと思われる)が高まるだけ。






 

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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