優雅に見える指先のしぐさをマスターしよう
何気ない仕草や気配りは、相手によい印象を与えるひとつのきっかけです。『世界一美しいふるまいとマナー』(諏内えみ著/高橋書店)より、日々の所作のコツを掲載していきます。今回は、優雅に見える指先のしぐさをご紹介。
物を受け取るときなど、手元に視線がいく機会は意外と多いものです。そのため、手や指先の所作を少し意識するだけで、丁寧で上品な女性のしぐさとなります。
■物を持つとき
指をそろえるだけでエレガントに見える
クラッチバッグなどは、持ち方ひとつで印象が大きく変わります。下から抱えて持つのは集金持ちとも呼ばれ、野暮ったい印象に。上から指先をそろえて持つと、優雅な印象に変わります。逆にクールで颯爽とした印象にしたいときは、指先を開いて持っても素敵です。
ペンなどの小物を取り上げるときは、親指、中指、薬指の3本を使います。小指は立てずに、添える程度に。カップなどを持つ際は、親指、人差し指、中指の3本の指で持ち手をつまむように持つと品が出ます。
■受け渡しするとき
2段階で相手に向けると丁寧で優雅な印象に
書類など物を渡すときは、自分側に向けた書類を、まず時計回りに横向きにしてから、再度回して相手に向けます。渡しながら一気に向きを変えるのではなく、2段階でゆっくりと向きを変えることで、丁寧で優雅な印象に。これは、手土産などを渡すときにも応用できます。
■指し示すとき
かならず手のひら全体で「指す」のではなく「示す」
はさみや刃物だけではなく、指であっても相手にとがったものを向けるのは失礼な行為です。指し示すときは、かならず手のひら全体で示しましょう。
『世界一美しいふるまいとマナー』(諏内えみ著/高橋書店)
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