つらい恋愛を抜け出した女性の体験談。彼女たちが「変えたこと」とは?
自分では一生懸命なつもりでも、なぜか失敗ばかりの恋。つらい恋愛から抜け出したくて、改めて自分と向き合ってみたら、改善するべき点が見えてきた。自分を変える勇気を持てる女性は、いつでも幸せな恋愛を始める準備が整っています。恋愛がうまくいくようになった人は、どんなところを変えたのでしょうか。ふたりの体験談を紹介します。
■「こうあるべき」を捨てて自分の感覚を信じるようにした
「20代の頃から、テレビやインターネットの影響で『食事は男性が誘うもの』『女性は奢られるのが普通』『告白は男性からするもの』など、“恋愛はこうあるべき”がたくさん私の中にはありました。
実際にそうしてくれる男性も多く、自分の感覚に疑問を持つことはなかったのですが、仲良くなっていざお付き合いすることになってもいつも続かないんですよね。『疲れる』とか『俺ばかり好きな気がする』とか、一方的に別れを告げられることが多くて、私の何がいけないのかと悩んでいました。
30代になって結婚に焦り始め、そのときお付き合いしていた男性にはそれまでより愛情表現を多くして、好きな気持ちを伝えているつもりでした。でも、
『いつもデートに誘うのは俺からで、お金もほとんど俺が出している。俺ばかり努力するんじゃなくて、たまにはあなたからも動いてほしい。こんな付き合いじゃいい結婚生活がイメージできない』
とはっきり言われて大ショックでした。
『あなたは“こうあるべき”が多すぎる』とはそれまでもよく言われてきたのですが、『お付き合いするんだから当然でしょ?』とまったく気にしていなかったんですよね。でも、そんな私がこの人にとっては苦痛で結婚も考えられない相手なんだ、と現実を突きつけられたようで、どうすればいいかわからず、結局この彼とは疎遠になって終わりました。
そのとき、幸せな交際や結婚をしている友人たちを見てみると、みんな私とは違っていました。食事は割り勘だし会いたいときは堂々と自分からデートに誘うし、“自分から動く”ことが当然で。
『恋愛って、ふたりでするものでしょう。片方だけがんばることを当たり前にされたら、誰だって苦しくならない? 逆の立場だったらどう?』
と親しい友人に言われたとき、『私だったら、すぐ息切れしそう』と思いました。私から誘わないとデートもできないなんて、悲しい。そう思ったとき、“こうあるべき”ばかりだった自分の心の狭さに気がついたんですね。
それからは、今までの先入観を捨てるように努力しました。気になる男性といい雰囲気になっても、声をかけられるのを待つのではなく私から食事に誘ったり、食事も交代で払ったり、『こうしたい』と思うときはそれに従うようにしていたら、男性からもどんどん近づいてきてくれて、今までとはまったく違う恋愛になりました。
当たり前だと思っていた“こうあるべき”が私を縛り、相手を遠ざけていたんだなぁと気がついて良かったと思います」(39歳/営業)
実際にそうしてくれる男性も多く、自分の感覚に疑問を持つことはなかったのですが、仲良くなっていざお付き合いすることになってもいつも続かないんですよね。『疲れる』とか『俺ばかり好きな気がする』とか、一方的に別れを告げられることが多くて、私の何がいけないのかと悩んでいました。
30代になって結婚に焦り始め、そのときお付き合いしていた男性にはそれまでより愛情表現を多くして、好きな気持ちを伝えているつもりでした。でも、
『いつもデートに誘うのは俺からで、お金もほとんど俺が出している。俺ばかり努力するんじゃなくて、たまにはあなたからも動いてほしい。こんな付き合いじゃいい結婚生活がイメージできない』
とはっきり言われて大ショックでした。
『あなたは“こうあるべき”が多すぎる』とはそれまでもよく言われてきたのですが、『お付き合いするんだから当然でしょ?』とまったく気にしていなかったんですよね。でも、そんな私がこの人にとっては苦痛で結婚も考えられない相手なんだ、と現実を突きつけられたようで、どうすればいいかわからず、結局この彼とは疎遠になって終わりました。
そのとき、幸せな交際や結婚をしている友人たちを見てみると、みんな私とは違っていました。食事は割り勘だし会いたいときは堂々と自分からデートに誘うし、“自分から動く”ことが当然で。
『恋愛って、ふたりでするものでしょう。片方だけがんばることを当たり前にされたら、誰だって苦しくならない? 逆の立場だったらどう?』
と親しい友人に言われたとき、『私だったら、すぐ息切れしそう』と思いました。私から誘わないとデートもできないなんて、悲しい。そう思ったとき、“こうあるべき”ばかりだった自分の心の狭さに気がついたんですね。
それからは、今までの先入観を捨てるように努力しました。気になる男性といい雰囲気になっても、声をかけられるのを待つのではなく私から食事に誘ったり、食事も交代で払ったり、『こうしたい』と思うときはそれに従うようにしていたら、男性からもどんどん近づいてきてくれて、今までとはまったく違う恋愛になりました。
当たり前だと思っていた“こうあるべき”が私を縛り、相手を遠ざけていたんだなぁと気がついて良かったと思います」(39歳/営業)
こちらの女性は、容姿端麗で若い頃から男性に好意を持たれることが多く、彼氏が途切れることはなかったといいます。ですが、いざ交際に至ってもいつも短命で終わっていて、その原因が自分の思い込みにあることに気が付かずにいました。
“こうあるべき”は、そのときの風潮で刷り込みのように意識に入り込むことがあります。それは、「こうでないなら幸せな恋愛ではない」と自分の感覚だけで相手の気持ちを判断することになり、実はとても危険な状態です。
恋愛に決まったセオリーはありません。ひとりで完結することはなく、必ず相手がいる恋愛では、“こうあるべき”は愛情も信頼も育つ機会を奪います。
まず大切にしたいのは「自分はどうありたいか」を問いかけること。会いたいときに相手から誘われないことで「私は不幸だ」と思うのではなく、「会いたいなら自分から会いに行く」ほうがずっと自分が望む時間を手に入れやすくなるでしょう。
自分の幸せは、風潮や世論によって決まるものではありません。どうありたいかは自分で決めることができて、そのために心の声に従う素直さが、何より男性と良い関係を築いていく一歩になります。
自分の感覚を大切にすること。それが相手にも伝わり、同じように心を開いてくれることで、ふたりだけの愛情を育てていけるのですね。