新しいコミュニティや友達がほしい大人はどこで出会ってどう作る? 友達の作り方5選
友達がほしいと思っても、友達の作り方がわからない人も多くいると思います。特に大人になると、「自然な出会い」と呼べるような機会はなかなかないかもしれません。みんなはどこで出会い、どうやって仲良くなっているのでしょうか。友達を作る方法が社会人になってからわからなくなった……という方はぜひご覧ください。
目次
友達がほしいと思ったとき、困るのは友達の作り方がわからないことです。特に大人になると、学生時代と違い自然な出会いはなかなか望めないかもしれません。そもそも、友達とはどういう存在なのでしょうか? そして、友達を作る方法とは? アンケートで集めた友達作りの体験談も交えてご紹介します。
「友達がいない」「新しい友達の作り方がわからない」
学生時代はクラス、部活、ゼミ、アルバイトなど、友達に出会う場が多くあります。しかし大人になるとそれぞれ環境も変わり、学生時代の友達とは疎遠になりがち。
学生時代はしょっちゅう会っていたのに、大人になると気づけば数カ月も会っていない! そんなことも多々あるでしょう。疎遠どころか、友達がいなくなってしまうことさえあります。DRESSで実施したアンケートでは、友達がいない人から下記のような声や悩みが上がりました。
友達がいないならいないでいい。そう思う人もいると思います。それでも、友達が少ないことのコンプレックスは持ってしまう。友達がいないことを奇異な目で見られてしまい、嫌な思いをすることもあるようです。
ひとりで過ごす時間は大切です。好きなときに好きなことができる魅力もあります。ひとりなら自分のペースでお酒を飲むこともできます。ただ、大人数を羨ましく思ってしまうこともありますよね。仲間と飲む時間には、ひとりでは味わえない楽しさがあります。わいわい楽しんでいる人たちを目にすると、ひとりの寂しさを感じてしまいそうです。
友達がいないのはかわいそうなのかどうかはともかく、そのように思う人は一定数いるでしょう。本人が幸せなら友達が少なくてもいいのですが、自分はそれでいいと思っているのに哀れみの目で見られるのは困りものです。
友達がほしいと思っていても、友達の作り方がわからないというのもよくある話です。そして友達になる人は誰でもいいわけでもないですよね。信頼のおける人物かどうかを見極めるとなると、より友達作りのハードルは上がってしまいます。
友達がいなければいないなりの悩みがあります。これらは交友関係ができたら解決する問題ではありますが、そもそも友達の作り方がわからないのが悩みどころですね。
そもそも友達ってなに? DRESS読者に聞いてみた
そもそも、友達とはどういうものなのでしょうか。家族や知人とはまた違う、友達という存在の定義とは? ここでは、アンケートの声をもとに友達の定義をご紹介します。
1.一緒にいて楽しい
「一緒にいてお互いが楽しかったり心地よければいいと思う。そんなに深くは考えたことがない。(20代女性)」
「楽しいことを一緒にする人。悩みや本音を話さなくてもいい関係。悩みや本音は親友に話すもの(40代女性)」
居心地がよく「この人といると楽しい」「もっと一緒にいたい」「また会いたい」と思える相手なら、友達なのでしょう。「楽しければそれでいい」という考え方もありそうです。アンケートの中には「悩みや本音を話すのは友達ではなく親友」という考え方もありましたので、友達の場合は、”気楽に付き合えるかどうか”がポイントなのでしょうね。
2.損得勘定なく付き合える
「損得なしで話せる(40代女性)」
「損得感情抜きで一緒に居られる仲間。(40代女性)」
人付き合いではついつい損得勘定をしてしまうこともあるでしょう。特にお仕事関係や知人程度ならなおさらです。「自分が得をしない相手なら、付き合う必要もないかな」なんて思うことも。
しかし、損得勘定がない友達関係も中には存在します。利害関係を尊重した関係が友達にならないわけではありませんが、友達のためなら損をしても構わないという気持ちを持つ人もいるのです。
3.相手を大切に思える
「お互いに大事にしている。(50代女性)」
友達は大切な存在のため、相手の幸せを願ったり大事にしたりします。雑な扱い方をしたり、相手をバカにしたりすることはないでしょう。慈しみ、相手のためを思って行動するものです。同じように、友達なら相手からも大切にされます。お互いに大事にし合うからこそ、よりお互いの絆が強まって仲が深まると考えている人もいるようです。
4.何かを共有したいと思える
「辛いとき、楽しいときを共有できる。(30代女性)」
「楽しい時間を共有できる。(30代女性)」
友達とは感情や時間を共有したくなるものです。楽しいことがあれば一緒に楽しみたいし、美味しいものがあれば一緒に食べて美味しさを共有したい。また、悲しいことがあればそれについて一緒に悲しんでほしい。共有したいと思う気持ちが湧き出たら、きっとそれは友達なのでしょう。
友達なら良いことも悪いことも、何でも共有したくなります。共有することで楽しいことはより楽しく、悲しいことは半減していくでしょう。さらにお互いに共有し合うことでお互いへの理解や思いも深まり、仲が良くなっていくのだと思います。
5.一緒に食事に行ける
「お互いのことをある程度知っていて食事など気軽に誘える間柄。(50代女性)」
「自分から飲みや遊びに誘ってもいいと思ったら友達。(30代女性)」
友達関係にあるかどうかに限らず、あらゆる対人関係の中で「食事」は基本的なコミュニケーション。まずは一緒に食事に行くようになったり、行きたいと思えるようになったりしたら友達のスタートラインに立っていると言えるでしょう。
どこか行きたいお店があったとき、「そうだ、○○さんを誘って行こう」と思うときがありませんか? そういうとき、思い浮かぶ相手は家族や恋人、そして友達です。一緒に食べるところを想像して楽しみになるなら、きっと仲の良い友達(もしくは仲良くなりたいと思える人)なのだと言えますよ。
社会人の友達の作り方5選
友達を作りたいと思ったとき、どのような行動をすればいいのでしょうか。ここからは、大人になってからの友達の作り方をご紹介します。
1.行きつけのお店を作る
家と職場の往復ばかりの毎日なら、行きつけのお店を作ってみましょう。居酒屋でもいいですし、バーでもいいです。お気に入りのカフェでもいいでしょう。飲食店以外でももちろんOKです。行きつけのお店ができれば、そこのマスターやスタッフと顔見知りになり、自然と話す機会が生まれることも。年齢が近ければ共通の話題も多くあるかもしれません。
また、常連客と仲良くなるのも手です。あなたが「あの人、よく見かけるなぁ」と思う人がいれば、相手もきっとあなたのことをそういうふうに意識しているはず。勇気をだして声をかけるだけで仲良くなれる可能性があります。最初の話題は共通の話題であるお店のことがいいですね。
2.習いごとを始める
何か興味を惹かれるアクティビティがあるのなら、習いごとを始めてみましょう。友達を作れるうえに、スキルアップにも繋がります。同じことを習っているので、わからないことを聞いたり相手の技量を褒めたり、話しかけるきっかけは十分にあるでしょう。
最初にあいさつをするだけでも好印象になります。きっかけさえあればスムーズに話せるようになると思うので、印象良く過ごしていくといいですね。
3.飲み会やお誘いになるべく顔を出す
飲み会やイベントのお誘いは、新しい友達を作るチャンスです。「よく知らない人がくるから苦手」「大勢の飲み会はちょっと……」と思っても、勇気を出してみてください。友達になれるかもしれない人がたくさんいる場だと思えば、少しは素敵な場所に見えるはず。
特に飲みの席は、お酒が入っているため普段よりもコミュニケーションが活発にとれると思います。気になる人がいたときは、お酒の力を借りて声をかけるのもいいですね。ただし、飲みすぎて迷惑をかけないようにしましょう。
4.オフ会に行ってみる
SNSをしている人は、オフ会に参加してみるのも手です。オフ会は共通の話題を持っている人が集まるため、話す内容に困ることはまずないと思います。話題さえ持っていれば、あとは話しかけるタイミングと勇気があればいいだけです。
「SNSの人と直接会うのは不安……」という方は、主催に許可をとって誰か一緒についてきてもらうのもいいかもしれません。コミュニケーション能力の高い人を連れていけば、友達作りも手伝ってくれそうです。
5.誰かに紹介してもらう
「よくわからない人とは知り合いたくない」「できるだけ気の合いそうな人と手っ取り早く知り合いたい」というのなら、友達や知人に紹介してもらうといいでしょう。あなたの性格や気の合うタイプを把握している人なら、ぴったりの人を紹介してくれるかもしれません。
誰かの紹介ですから、おかしな人と出会う可能性はあまりないでしょう。気が合う・合わないは直接会ってみないと確認はできませんが、最低限の信用と信頼はできる人と出会えると思います。
友達作りの体験談
DRESS読者の皆さんは、どうやって友達を作ってきたのでしょうか。今いる友達との出会い方は? そして、どうやって仲良くなっていったのでしょうか。アンケートからの声をご紹介します。
SNSを通じて友達になった
「Instagramで仲良くなった人たちと実際に会ってみたところ、やっぱり気が合って楽しかったので、それ以来年に一度は決まった数人で集まるようになった。(30代女性)」
今の時代、SNSをしている人は多いと思います。ネットの世界だけの付き合いかと思いきや、実際に会って交流することも多いよう。SNS上で仲良くなれれば、今度は会って仲良くなるのもいいですよね。気軽に始められるSNSだからこそ、友達作りにも大いに活用したいところです。
イベントをきっかけに
「上京してきて一年半、職場と家の往復で全然友達がいませんでした。DRESS主催のトークイベントに参加したとき、隣に座っていた女性の気持ちに強く共感したのでイベント終了後勇気を出して声をかけて、それから仲良くなりました。その人を通じて社会人交流会などにも参加するようになり、知り合いや友達がいま増えていってるという感じです。(20代女性)」
なにかのイベントがきっかけで出会うことも多いです。イベントは同じことに興味を持つ人が集まりますから、共通の話題はあるはず。話しかける勇気さえ出れば、意外とスムーズに仲良くなれるものなのかもしれません。
また、その場では仲良くなれなくても、お互い興味が似ているのなら別のイベントで再会というパターンもありますね。何度も顔を合わせていれば、自然と話すようにもなるでしょう。
友人の紹介で
「気の合う友人を介して知り合いになり、その人を介さずに連絡を取ったり会うようになった。(30代女性)」
友達の紹介なら、変な人と出会うこともなさそうです。今いる友達を通して新しい友達作りをすれば、ある程度身元は保証されているうえに、自分と気の合いそうな人を紹介してもらえると思います。共通の友達がフォローしてくれるので、最初のうちのコミュニケーションもとりやすくなると思います。
仕事を通じて
職場での出会いも定番です。一緒に働いていく中で、相手の人柄や考え方などもわかってくるため、気の合う人とは自然に仲良くなっていくと思います。また、難しい仕事を一緒に乗り越えたり助け合ったりすることもあるため、信頼や絆が生まれてくることもありそうです。
行きつけのお店で
行きつけのお店ができると、そこのスタッフや常連さんと仲良くなることもあります。特に個人経営のお店ならその確率は上がりますね。居酒屋の場合はお酒の力もあって、知らない人とも会話する勇気がでてくるでしょう。顔見知りにさえなれば簡単に仲良くなれるかもしれません。定期的に顔を見る、がポイントのひとつだと思います。
子どもを通じて
子どもがいる人は、子ども関係の用事やイベントで友達ができることもあるでしょう。子どもの習いごと、PTA、学校行事など、誰かと交流をする機会はいくつもあると思います。最初はただのママ友という関係でも、やがて親友となることもありそうです。
地域の活動を通じて
友達とは近い年齢の人ばかりとは限りません。何かのきっかけで知り合った人がかなりの年上または年下ということはあるでしょう。それでも仲良くなれれば友達です。ボランティアや地域のイベントにスタッフとして参加すれば、同じ仲間と仲良くなれそうですね。
自分のペースに合った友達の作り方を実践してみてください
友達の作り方さえわかれば、あとは実践あるのみです。自分が実践しやすい友達の作り方を試してみて、友達作りに励んでみましょう。きっと、素敵な友達が見つかるはずですよ。
また、「気づいたら友達になっていた」というパターンもあるはず。周囲の人間関係を見渡してみれば、友達になれそうな人がすでにいるかもしれません。そういう人との関係も大切に育ててみてくださいね。
実施期間:2019年8月11日〜15日
対象者:DRESS会員、Twitterユーザー
有効回答数:277件
年齢:10代 2名、20代 38名、30代 64名、40代 124名、50代以上 49名
性別:女性 262名、男性 13名、どちらでもない 2名