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現代女性が抱える大きな悩みのひとつ、不妊。6組に1組のカップルが不妊に悩むとの統計もあり、不妊は決して珍しいことではありません。今回は「不妊に悩む女性におすすめの漢方を使ったケア」を薬剤師で、わたし漢方株式会社代表取締役の水沼未雅さんがご紹介します。
大人女性の多くが悩む不妊。
ある統計では、15%以上のカップルが不妊に悩むと言われ、現代日本において不妊は珍しい悩みではなくなってきています。
不妊治療は時間がかかり、経済的にも負担が大きいため、日常的に自分でできる方法でも、早め早めの体のケアを行っていきたいものです。
今回はそんな辛い女性の悩みに向き合う「わたし漢方株式会社」代表取締役・水沼未雅さんに、「漢方を使った妊活」をテーマにお話を伺いました。
忙しく過ごす現代女性の美と健康の悩みを、漢方の力で解決している水沼さん。
「日々忙しい現代女性は、その生活のストレスやプレッシャーから体にさまざまな不調が出てきます。そうした不調が連なって、子どもがなかなかできない体の状態になってしまう方も多いです。ホルモンバランスの乱れ、血流の低下や冷え症などを、体質に応じて総合的にケアしていくことが大切です」
「不妊に悩む人全員が同じ原因かというとそうではなく、いろいろなタイプの方がいます。漢方でのアプローチでは、その人特有の”子どもができにくい体質の原因”に向き合うことで、自然に妊娠しやすい体を作ることを目指していきます」
子どもができにくい体質となる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
「冷えは現代女性特有の悩みで、不妊体質の大きな原因のひとつです。現代人は、昔の人に比べると、基礎体温が低い傾向があります。冷えは万病のもと、とよく言われるように、冷え性はむくみや生理トラブル、不妊、免疫バリアの低下など、いろいろな不調の原因となっています」
では、冷え性体質に対しては、どのような漢方でケアしていけばよいのでしょうか。
「水分の代謝が悪いむくみ体質の方には白朮(ビャクジュツ)など、体内の不要な水をどんどん体外にデトックスし、冷えを引き起こす余分な水分を排出する漢方を使います。代表的なものでは、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)があります」
「貧血気味の方は、体内に血が不足しているために、熱を体に十分に行き渡らせることができず、冷えてしまう体質の方が多いです。そうした方には、不足している“血”を外から補充できるような漢方で、まずは体に必要不可欠な血を補っていくような治療アプローチが有効。温経湯(ウンケイトウ)などはこうした観点で使用していくことが多いです」
「血の量は十分であっても、血の流れが滞っている、すなわち血行の悪さが問題となっている方も多いです。その場合は、まず第一に血流を良くすることで、体に必要のなくなった月経血の排泄を促し、子宮内膜の状態を良好にすることが大事です。血の流れを改善していくことが主に必要となるタイプの方には、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)等がよく使われます」
ストレスが不妊に影響することもあるのでしょうか?
「忙しい現代女性は、仕事のプレッシャーに加えて家事の負担も重なり、日々多くのストレスを受けながら生活しています。忙しいことが当たり前となっていて、ご自身で気づかないことも多いのですが、気づかないところでストレスが体に大きな悪影響を与えていることもあります」
「不妊治療もストレスの原因となります。治療から来るストレスのせいで、さらに妊娠しにくい体になってしまい、治療が上手くいかないためにストレスが増大する……といった悪循環に陥る方も多くいらっしゃいます」
ストレスが悪いといくら言われても、ストレスそのものを生活から完全に取り除くのはどうしても難しいですよね。漢方でストレスケアをすることはできるのですか。
「ストレスが不妊体質につながっている方の場合は、漢方を使ってストレスに負けない体作りを目指します。漢方ではストレスを外に上手く発散し、自律神経のバランスを整えることが期待できる加味逍遙散(カミショウヨウサン)や抑肝散(ヨクカンサン)、香蘇散(コウソサン)などを使います」
「漢方以外でも、ストレスを外に上手く流していくために、ヨガなど少し汗をかくような運動を取り入れるのもおすすめです」
冷えやストレスの他にも不妊の原因はありますか。
「妊娠するということは、新しい生命を生み出すということですから、たくさんのパワーを使います。忙しさから来る疲れから、体全体がエネルギー不足に陥って、妊娠する余裕がない体質になっている方も多くおられます。
そうした方は十分なパワーを充電して、疲れに負けない体を作っていくことのできる、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)や六君子湯(リックンシトウ)などの漢方で、必要最低限のエネルギーをつけていくことから始めます」
高齢出産も増えていますが、年齢の影響も不妊の原因となりますか。
「不妊の頻度は年齢とともにどうしても上昇していきます。不妊の頻度は25歳~29歳では8.9%、30~34歳では14.6%、35~39歳21.9%、40~44歳では28.9%と報告されており、決して無視できる数字ではありません」
「漢方医学的には、それは年齢上昇とともに、生殖能力の源である“腎”が弱っていくからだと捉えます。そこで、30代以上で妊活をされる方には、腎をサポートしていくアンチエイジングの漢方で、体を若返らせるアプローチをとることもあります。体質にもよりますが、アンチエイジングには六味丸(ロクミガン)や八味地黄丸(ハチミジオウガン)などを使うことが多いです」
妊娠しづらい原因は人それぞれです。他の人が実践している妊活対策が、自分の妊活に適切かどうかはわからないですよね。
「年齢が高くなるほど妊活は難しくなっていくので、できる限り早めのケアが重要です。ご自身にとって本当に必要なケアをしていきましょう。体質の中でも悪い要素が複数重なって現れている方も多いです。ご自分に最も合う漢方に出会うためには、必ず専門家に相談してくださいね」
今回お話を伺った水沼さんは、LINEで漢方専門の薬剤師にチャットで相談ができるサービスを運営しています。
LINE上で自動質問に回答した後、薬剤師が一人ひとりの体質をカウンセリング。一緒に漢方薬を選んで最短翌日に自宅に届けてくれるので、忙しくてなかなか医療機関に足を運べない人でも気軽に漢方を試すことができます。
もちろん、服薬中も薬剤師にLINEで相談ができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「わたし漢方ブログ」でも、体を健康に保つための漢方の情報を、日々更新しています。ぜひチェックしてみてください。
不妊の主訴でよく使われる加味逍遙散・八味地黄丸・補中益気湯・当帰芍薬散・桂枝茯苓丸についても載っています。
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画像/Shutterstock