1. DRESS [ドレス]トップ
  2. ライフスタイル
  3. 新年度、お金の新習慣を取り入れて。「iDeCo」で将来の不安に備えよう【おんなのマネー道#5】

新年度、お金の新習慣を取り入れて。「iDeCo」で将来の不安に備えよう【おんなのマネー道#5】

Share

同棲、結婚、独立、出産……。仕事でもプライベートでも、女性の人生にはさまざまなライフイベントが待ち受けています。人生の節目にまず考えたいのは、お金のこと。「こんなとき、どんな制度が使えるの?」「老後に向けたお金の使い方もきちんと考えたい」という女性の皆さんに、フィナンシャルプランナーの荒木千秋さんがアドバイスします。

新年度、お金の新習慣を取り入れて。「iDeCo」で将来の不安に備えよう【おんなのマネー道#5】

皆さんは、社会に出て何年目の春を迎えますか?

「ずいぶん長く走ってきたなぁ」と感じる人もいるかもしれません。
長い人生、たまには立ち止まって休憩したくなるときもありますよね。

ふと自分の人生を振り返ってみると
「このままの働き方でいいのかな」
「このままの生活スタイルでいいのかな」
「社会人歴と比較して、貯金残高が少ないな」

と、不安になる人もいることでしょう。

せっかくの春、少し立ち止まってお金の見直しをしてみませんか。

■まずは、貯金残高を確認する

まず大切なのは、現状を認識すること。
すべての銀行・証券会社などの残高を合計して、貯金残高を確認しましょう。

次に、
「この貯金額なら満足!」
「もう少し頑張って貯めればよかったな……」
など、満足しているのか、反省点があるのかを自分に問いかけてみましょう。
満足できる人は、ひとまずこのままのペースでお金を貯めていってくださいね。

一方で、満足できていない人は見直すタイミング。貯金計画を立てます。
「いつまでに、いくらあったら満足なのか」を具体的にイメージして。
たとえば、「4年後の40歳までに1000万円貯めたいから、あと400万円貯める」と決めたなら、今年から毎年100万円貯める方法を考えてみてください。

また、「特に具体的な目標はないけれど、将来のことを考えるとなんとなく不安」というケースもあるでしょう。
そんな方には、これからご紹介する「iDeCo」を始めることをおすすめします。

■将来の自分のためにiDeCoを始めよう!

iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は、「自分で準備する年金の制度」
金融機関でiDeCo専用の口座を開設して、毎月決まった金額(掛け金)で金融商品を運用し、60歳以降に運用した資産を受け取る仕組みです。

原則、60歳になるまで引き出すことができないという制限はありますが、さまざまなメリットがあり、現在とても注目されています。
さっそく、iDeCoのメリットを見ていきましょう。

1.iDeCoを始めれば税金がおトク

iDeCoの特徴は、なんといっても税金がおトクになること。

1月1日から12月31日までiDeCoとして預けたお金は、すべてその年の所得控除の対象になります。

所得控除とは、所得から一定の金額を差し引く制度のこと。
つまり「税金の優遇が受けられて所得税が戻ってきて、翌年の住民税も減る(※)」のです。
(※)専業主婦/主夫の方にはこの制度は適用されません

たとえば、年収400万円の場合。
毎月2万円(年額24万円)をiDeCoとして預ければ、所得税がおよそ1万2000円戻ってきて、住民税が2万4000円減額されます。
優遇金額は、年収とiDeCoの掛け金に応じて決まります。

仮に20年間続けたとすると、その金額はなんと72万円。
ただ貯金するよりも、iDeCoを利用して将来に備えたほうが圧倒的におトクなんです。

2.投資を始めたい人にもおすすめ

iDeCoとして預けたお金の運用先は、自分で決めます。
預け先には「元本確保型(預金・保険など)」「元本確保型以外(投資信託など)」があります。

元本確保型以外を選ぶことにより、iDeCoで投資を始めることができます。
運用方法によって、60歳で受け取れる資産が元本を上回ることもありますし、その逆もあり得ます。

投資対象は限られているので、幅広く投資がしたいという方には物足りないかもしれません。
でも、まずは何か投資を始めてみたいと考えていた人は、iDeCoも選択肢のひとつです。

3.「なんとなく不安」が解消できる

「貯金をしているけど、不安が解消されない」

その理由は、貯金に目的がないからかもしれません。

iDeCoは原則60歳以降しか引き出せない制限があるので、「老後のお金として使っていくんだ!」という目的が明確になります
将来のために準備しているお金が明確になれば、「なんとなく不安」という気持ちは解消されるかもしれません。

20年も30年も先のことを想像しづらい気持ちはわかります。
ただ、歳を重ねるにつれて体力は落ちていきますし、自分や家族の身に何が起こるかもわかりません。少しでも蓄えがあれば、いざというときに心の余裕を持つことができますよね。

今から毎月準備して、将来に備えておくことが大切です。

■新年度、お金の新習慣を取り入れよう

新年度を迎えるにあたり、ちょっと立ち止まって、お金の習慣を見直してみませんか。

小さな一歩に感じるかもしれませんが、貯金やiDeCoをコツコツ続けていくと、いつか「こんなにがんばってきたんだな」と残高が証明してくれます。

今年の春は、お金の新習慣として「iDeCo」を検討してみてはいかがでしょうか。

Share

荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー。神戸大学経済学研究科修士課程修了。 メガバンクに勤務時は、富裕層や会社オーナーを対象とした投資相談業務に従事。同年代の友達と話していると自分の知識や経験は、普通の働く女性に貢献すべきだと実感、独立...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article