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「三日坊主を治すコツ。~その二~」【藤原美智子 連載】

長年三日坊主だった私が克服した方法の続編です。

「三日坊主を治すコツ。~その二~」【藤原美智子 連載】

明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします!

さて、先月の連載は私の「今年の目標」について書きましたが、「新年の抱負をたてても、三日坊主で終わっちゃうんですよー」という声をよく聞きました。このことについては、2013年11月の連載にも少し触れましたが、自分なりに会得した「三日坊主にならない法」について、もう少し詳しく書いてみますね。

そもそも、私は子供の頃から立派(!)な三日坊主の性格な人。それを克服できたきっかけは、7年前に始めたマラソンでした。ちょうど元旦から走り始めたので、時は真冬。おまけに朝、走るので暗いしより寒い。「今日は凄く寒いから風邪ひいちゃうかも~」とか「途中で雨が振り出してくるかも~」などと、ウエアーに着替えている間に何度、「今日は走るのをやめよう」と思ったことか。それでも何とか「毎朝、走る」という新年の目標を守っていたのですが、ある朝、フッと気づいたんです。「心を無視すればいいんだ!」って。

心って、言い訳を思いつくのが得意なんですよねー(笑)。しかも易しいほう、低きほうに流れたがる。「今日ぐらいいいんじゃないの~」とか「何もそこまでしなくても~」等々、そんな誘惑の声をいちいち聞いていたら、あっという間に新年の目標も計画も無かったことになってしまう。そこで「よし!玄関の外に出るまでは、心の言うことは無視して淡々と着替えよう!」と決めたんです。何しろ、走り始めてしまえば、こっちのもの。身体は温まってくるし気持ちは良いし、走り終えると充実感と達成感を味わえて「やっぱり、走って良かったー!」と思うのはわかっているんですから。
つまり、私が決めたのはいろいろ誘惑してくる心の声を無視して、決めたことを淡々と行動するということ。無心で行動して、感情に振り回されない、と言えばいいでしょうか。この‘心に焦点を当てずに、無心で行動する’という方法で、私の長きに渡る(!)三日坊主癖が治ったというわけなんです。

「無視すること自体ができないのよねー」という声も聞こえてきそうですが、本当に三日坊主を治す訓練をしようという気持ちがあれば、できるはず!と思ってトライしてみて!

 

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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