まだ間に合う。『神さま手帖』で学ぶお参りの基本【積読を崩す夜 #15】

まだ間に合う。『神さま手帖』で学ぶお参りの基本【積読を崩す夜 #15】

【積読を崩す夜】15回目は、『神さま手帖』をご紹介します。年始は神社にお参りに行く機会が多いのでは。三が日を過ぎて初めてお参りに行く方もいるでしょう。日本人なら心得ておくべき、知っているようで知らない、神社やお参りのあれこれについてご紹介します。


■『神さま手帖』で、神社やお参りの常識を学び直す

積んであるあの本が、私を待っている……。少し早く帰れそうな夜、DRESS世代に、じっくりと読み進めてほしい本をご紹介する連載【積読を崩す夜】。

15回目は、『神さま手帖』(著:yuji)を取り上げます。

年始は神社にお参りに行く機会が多いのではないでしょうか。神社の決まりごとや正しいお参りの仕方を知っていますか?

年始のこの機会に、日本人として知っておきたい、神社やお参りのあれこれをご紹介します。

■お手水の作法をおさらい

神社は「穢れ」を嫌います。鳥居の先は、神さまの「聖域ゾーン」。宮司さんが毎朝「祝詞」をあげるのは、境内の清浄な「気」を保つためでもあります。

どの神社も、参拝に訪れたらまず「手水舎」へ。自らの「手」「口」を清めましょう。

(42ページより引用)

神社の入り口にはお手水(ちょうず)がありますが、正しい方法がわからずにスルーしてしまうことはありませんか。お手水とは、いわば、神さまにご挨拶する前に、穢れを落とす浄化の儀式であると著者はいいます。

まず、ひしゃくに水を汲み、左手を洗います。
次に、ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗います。
また、ひしゃくを右手に持ち替えて、左手に水を受けて手のひらに溜めます。
その左手に溜まった水で、口をすすぎます。
最後に、ひしゃくを立てて残りの水を流し、持ち手をきれいにします。
ひしゃくを元の位置に返して、お浄めの儀式は終わりです。

神さまのところに伺う前に、まずは心身をきちんと清めて、敬虔な気持ちで態勢を整えたいものですね。

■参拝は1日の中で朝がベスト

中でもいちばん大切なのは、朝のうちに参拝に行くこと。遅くても15時くらいまでには参拝を終わらせるようなスケジュールを組みましょう。中略

朝は光のパワーも強く、宮司さんが上げる祝詞で邪気も抑えられていますが、古くから夕方は「逢魔が時」と呼ばれ、魔物などの妖しいものに遭遇する不吉な時間帯といわれています。

(112ページより引用)

参拝は朝のうちに済ませること、そして、神社は神さまのお家ですから、きちんと参拝ルールを守ることが大切であると著者はいいます。

まず、鳥居の前で深くお辞儀をします。参道の真ん中は正中(せいちゅう)と呼ばれる神さまの通り道。その真ん中を避けて、右側や左側を通るのが筋です。神社によっては、真ん中に板が敷かれている所もあるので、そこを踏まないようにすることもマナーであるとか。

お社の前に来たら、お賽銭は投げずに静かにお賽銭箱に入れます。そして、深々と一礼し、2回柏手を打ちます。静かに合掌して祈り、最後に感謝の心で一礼します。

ただ、お願いごとをするだけではなく、日ごろお守りいただいている神さまに感謝の心で、丁寧な心で参拝することが大切なのですね。

■お守りやお札の扱い方とは

寺社仏閣を参拝した際に、お守りやお札を一年に一回買い換えるという人もいるでしょう。その神さまの力が宿るパワーアイテムについて、あくまで僕の個人的な取り扱いをご紹介します。

お守りは財布やカバンに入れて持ち歩き(今財布に入っているのは、三峯神社(P56)の氣守)、お札はカーテンボックスの上に置いています。

(180ページより引用)

一般的にお札は神棚に置くのがよいとされていますが、賃貸物件など神棚がない場合は、自分の目線より高い位置の南か東向きに置くことがよいと著者はいいます。

天照大御神を中心に、左右に氏神様と崇敬神社のお札を置くこととされているようです。

お役目が終わったら、それぞれの神社にお返しするのがベストなのだとか。いずれにせよ、粗末にならないように、丁寧に尊く扱うよう注意したいですね。

日本全国にはたくさんの神社があり、神様が祀られています。1年の始まりに、敬虔な心で日ごろの感謝をお伝えしに、お参りに行ってみてはいかがでしょうか。

『神さま手帖』書籍情報

神さま手帖

著 者:yuji
発 行:ワニブックス
単行本 : 191ページ
発売日:2017/12/25
価 格:1400円+税

[公式サイト]
https://www.wani.co.jp/event.php?id=5707

著者 yuji さんプロフィール

ヒーラー、聖地巡礼家。香川県高松市生まれ。幼い頃から自身のヒーラーとしての力に勘づいていたが、高校卒業後、その“いかがわしい”道ではなく、渡伊してデザイナーの道を進む。しかし、“上”からたび重なる「“上”からのメッセンジャーとして生きなさい」という警告をうけ、ヒーラーとして活動する決心をする。現在はクリエイティブ活動と並行し、多くの人にセッションを行うほか、自身のさらなるレベルアップのために聖地を巡る日々を送る。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』(小社刊)。

この記事のライター

(株)FILAGE(フィラージュ)代表。ライター&ブックコーディネーター。女性のキャリア・ライフスタイルを中心とした書評と絵本の執筆、企業向け各種コンテンツ制作を行っています。※ただいま女性向け選書サービスを準備中。http...

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