1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 性と愛
  3. 「復縁は無理だけど遊びなら」そんな男性の下心に利用されないために

「復縁は無理だけど遊びなら」そんな男性の下心に利用されないために

男性の中には、自分と復縁したがっている元カノを遊び目的でキープしようとする人もいます。自分に関心を向けさせつつ、別の本命を探そうとする男性には、どこか誠意を感じられないもの。そんな扱いを許していては、幸せな恋愛はいつまでも叶いません。復縁をチラつかせて都合の良い関係を望む男性にはどう対応すれば良いのか、お話しします。

「復縁は無理だけど遊びなら」そんな男性の下心に利用されないために

■これってただの「都合のいい女」?

「性格が合わないね、とお互いに納得して別れた元カレがいるのですが、結局忘れられずに復縁を考えています。別れてからも連絡は取り合っていて、相手も私の未練は気づいていますが、特に嫌がられている様子はありません。

ふたりでご飯を食べに行ったり映画を観に行ったり、付き合っている頃と同じような感じで過ごせていますが、いざ『私のことどう思っているの?』と訊いても、『まだわからない』としか答えてくれないことに悩んでいます。

先日、ふたりで居酒屋に行き、酔ったはずみで寝てしまいました。次の日に元カレから『ごめん、傷つけた』と謝罪があり、今回のことはなかったことにしようとなりましたが、次に会ったときもまた彼から体を求められました。断らなくては、と思ったのですが、彼を好きな気持ちに逆らえず受け入れてしまいました

それからは、以前より連絡が増えて会う時間が多くなり、距離が近くなったと感じています。セックスはするけど、それくらい好意を持ってくれていると思っていました。

ですが、先日『合コンに行ってくる』と平気で言う彼にショックを受けてしまい……。『私がいるのに?』と言うと、『お前とのことも考えているから』って、やっぱりよりを戻したいわけじゃないのかなと考えると落ち込んでしまいます。

友人に相談すると『それってただのセフレじゃん』と言われてしまい、さらにショックでした。『都合のいい女にされてるけど、わかってる?』と言われると、確かにその通りかなとも思うのですが、抱きたがる彼を断ることができません。

『私のことはどう思っているの?』『わからない』の繰り返しがつらくて、復縁が無理なら諦めたいです。これから、彼とはどう接していけば良いですか?」(32歳/看護士)



関係性を曖昧にしたままで、平気で性欲をぶつけてくる男性に従っていても、幸せな結末が来ることは望めません。まず、誠意のある男性なら、女性の未練を利用して体の関係を迫ることはないでしょう。上記のような男性は、「俺が誘っても断らないだろう」という安心があるから、平気で手を出してきます。

そして、一度体の関係を許してしまえば、相手に本命の彼女ができるまでずっとセフレ状態です。真っ先に彼と寝るのをやめること。彼とは会わないようにすることが、今の不毛なつながりを抜け出す最善の道だといえます。

元彼と復縁できるかセフレになってしまうか

■元カノの未練を利用したがる男性たち

別れた後、どちらか一方だけが復縁を望んでいる場合、どうしてもより愛情を持っているほうが弱い立場になりがちです。理不尽なことを言われても強く反論すれば嫌われそうで怖いし、おかしな対応を取られても嫌われたくないからと受け入れてしまいます。

そんな間違った対応が、男性の下心を助けます。「この子は俺の言うことは何でも聞くんだろうな」と思えば、元カノを自分の都合よく操縦する方法を考えるのがずるい男性。愛情を返す気はないけど、愛されてはいたいから、何とか元カノの関心を引きつけておこうとするのですね。

女性の意思に関係なく呼び出したり、会えばセックスを求めたり。そして「用事」が終わればすぐにバイバイ。どう見てもまともな関係ではないのですが、それでも、よりを戻したいと思う側はそれが理解できません。求められることで愛されている、と思いがちですが、本当に愛情があるなら「私のことはどう思っているの?」と訊かれて「わからない」と答えることはありません。

セフレの場合、お互いに体だけのつながりだと了解した上で関係が成り立ちます。ですが、復縁に関しては「愛情を一方的に利用される」ことが問題。純粋に愛している気持ちを適当に扱われることを、許してはいけません。

■「都合のいい女」にされた時点できっぱりと諦める

正直に言えば、「好きだ」とも「また付き合おう」とも言わないままで、肉体関係だけを求めるような男性とどんなに復縁を望んだところで、幸せな恋愛ができるとは思えません。自分に向けられる愛情を欲望を満たすためだけに平気で利用できるのは、男としても人間としても劣っている証拠。たとえよりを戻しても、上下関係という「偏り」が生まれ、常に女性側が愛されるために努力することを強制されます。

本当に「間違い」で寝てしまったことを謝罪するなら、次に会ったときも手を出してくるなんてことはないでしょう。「ごめん、傷つけた」と謝ることで自分の立場を確保し、その上で求めに応えるのは女性側の責任だと、暗に自分が加害者ではないことをアピールしています。

セックスを望んで応じるのは、あくまでも女性が選んだこと。確かにそうなのですが、そもそも愛情のない相手に欲望をぶつけること、断ることが難しいとわかっている相手に押し付けることは、ただの身勝手です。どんなに元カレが好きであっても、女性をこんな扱いができる時点で付き合う相手としては失格。

復縁を望んでいるときは、付き合っていた頃の幸せな思い出や愛された記憶が、今の彼の状態を正確に把握することを妨げることがあります。「体を許していればまた愛してくれるかも」「抱くってことは好意がある証拠」など、自分に都合よく解釈していても現実は想像以上にひどく、ある日突然「彼女ができたから」と放り出されても文句は言えません。その無責任さが、元カノの未練を利用しようとする男性の下心です。

女性を尊重する意志のある男性は、元カノが自分に未練を持っていると知れば、どう応えるべきかをきちんと考えます。無理ならお断りする、自分も復縁する気持ちがあるならもう一度向き合うなど、体の関係を求める前に筋を通すのが、本当の男らしさ。

関係を曖昧にしたまま、都合のいい女として扱われていることに気づいたら、その時点で復縁は諦めるのが自分のためといえます。そんなことができる男性を好きでいたところで、自分の望む未来が本当にあるでしょうか。「今を耐えていれば、きっと愛される」と思うような恋愛など、決して幸せではありません。本当に先のある関係は、お互いが対等であってこそ成立します。

男性に利用されやすい都合の良い女

■目の前の男性だけが、恋愛のできる相手ではないと知る

元カレとよりを戻したい、また幸せな日々を取り戻したいと願うのは、決して間違いではありません。復縁を叶えようと努力することは、実は自分のため。愛されるためではなく、自分自身が幸せになるためにがんばるから、より納得できる未来を手に入れることができます。

好きな男性からいい加減な扱いを受けるのは、確かにつらいし自信もなくしてしまいますが、それは女性のせいではなく、男性に問題があるからです。

まともに愛されないのは女性が悪いのではなく、愛情を利用しようとする男性が間違っているから。これを忘れてはいけません。極端ですが、独身同士であれば、恋愛は誰とでもできます。いま目の前にいる男性だけが愛情を向けられる相手なのではなく、本当は顔を上げればもっといい男性がいっぱいいるはず。

「この人じゃないとだめ!」と強く思うのは、前向きな感情から生まれたものなら大切にするべきですが、依存のようなネガティブな気持ちから手放せないだけなのなら、一度自分を見つめ直すべき。本当にその恋でなければいけないのか。今の扱いから復縁して本当にポジティブな愛情を持ち続けられるのか。目の前にいる彼は人として本当に正しいことをしているのか。

恋愛は自己責任です。だからこそ、自分を幸せにできるのは自分だけだと気がつくことが大切。いつだって、自分の幸せは自分で決めることができます。広い視野を持てば、もっとあたたかな絆を築ける男性がたくさんいることを、どうか忘れないでくださいね。

復縁できない女性の特徴は「依存心」が強いこと

https://p-dress.jp/articles/7151

別れた男性とよりを戻したくてがんばっているけど、どうも上手くいかない。自分磨きもしているのに、何がいけないんだろう? こんな女性は多いかもしれませんが、問題は「依存心」かもしれません。元カレに愛情を利用されるようなつながりでは、復縁はかなわないもの。自立した心でないと元カレとも向き合えないことについて、お話します。

元カレに嫌われてしまったら、復縁は不可能なのか

https://p-dress.jp/articles/6605

別れを後悔しているし、まだ未練もあるけれど、元カレに嫌われてしまった。こんなときは、焦って行動を起こすより、まずは元カレの中の怒りを鎮めることを考えましょう。元カレの前から気配を消すことは、お互いが冷静になるためにも重要です。諦めずに復縁に至ったケースをご紹介します。

※この記事は2018年7月13日に公開されたものです

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article