元カレとの復縁方法。恋人に嫌われてしまったら終わりなのか?
別れを後悔していて復縁したい。まだ未練もあるけれど、元カレに嫌われてしまった。こんなときは、焦って行動を起こすより、まずは元カレの中の怒りを鎮めることを考えましょう。元カレの前から気配を消すことは、お互いが冷静になるためにも重要です。諦めずに復縁に至ったケースをご紹介します。
■元カレと復縁したかった……けど「二度と関わりたくない」
ある女性は、付き合っているときに彼氏の愛情を試すような行動を続けたことで振られてしまいました。別れ際に言われた言葉は「二度と関わりたくない」。彼女は元カレに嫌われたと思い、すっかり落ち込んでしまいます。
同じサークルの仲間だったけれど、彼に会うのが怖くて足が向かなくなり、彼とも音信不通に。別れたことを知ったサークルの友人たちからは何となく距離を置かれ、孤独な状態でした。3カ月ほどは会社と自宅の往復で、休日は部屋に引きこもるような生活でしたが、だんだんと傷も癒えてきてサークルのことを思い出します。
久しぶりに友人に連絡を取ってみると「そろそろ来てみたら?」と言われ、勇気を出して行ってみることに。3カ月ぶりに顔を合わせる元カレでしたが、彼女を見ても顔色を変えることなく普通に過ごしていて、挨拶こそしなかったけれど特におかしな雰囲気ではなかったそうです。
「嫌いというか、私のことなんてもう完全に忘れてしまったんだな」そう思うと悲しくて涙が止まらず、でもこれからは堂々とサークルにも行ける、と思い何とか立ち直ります。それからまた週に数回のサークル活動が始まり、彼の存在を意識しながらも接触する機会はなく過ぎていきました。
忘れなくちゃと思っても、彼の姿を見ればやっぱり未練を感じてしまう。それでも、「何とも思われていないなら勝手に好きでいてもいいや」と彼女は片思いを続けていました。
■「ずっと見かけなかったから心配していた」
彼と言葉をかわしたのは、サークルに復帰した次の月でした。たまたま駐車場で車を停めた位置が近かったらしく、帰り際にばったりと出くわしてしまいます。
「あ、お疲れさま」彼女はとっさに笑顔を作って彼に話しかけました。
どうせ無視されるだろう。そんな気がして、声をかけたもののすぐに彼から視線を外し、自分の車へと向かった彼女に、「久しぶり!」と彼は大きな声で返事をしてくれたそうです。
びっくりして思わず振り向くと、「ずっと見かけなかったから心配してた。今日もお疲れ」それだけ言うと、元カレは背中を向けて去っていきました。スルーされると思っていたのに、返事をしてくれたこと。心配してくれていたこと。彼女は嬉しくなり、次も話しかけようと思います。
それからは、サークルで見かけるたびに彼女のほうから挨拶をし、元カレのほうも嫌がることなく会話をしてくれるようになりました。
■元カレから「ひどいことを言ってごめん」。復縁が叶った
ただ、いざふたりになると、最初はギクシャクとした雰囲気があってスムーズに話せなかったそうです。彼女の中では、半年前に別れたとき彼に言われた「二度と関わりたくない」という言葉が頭にこびりついていて、どう思われているのか不安でした。
もう怒ってはいないかもしれないけど、許してくれたかどうかはわからない。そう思うと「上手く笑顔が作れなくて、彼の態度にいちいち怯えてしまう」自分が苦しかったそうです。彼のほうも、そんな彼女の様子が伝わるのか「気まずそうな顔をする」ことが多く、どう接すれば良いのかわからない状態。
でも好きだから、やっぱり話しかけてしまう。そんなことが続いたある日、駐車場への帰り道でまた彼と一緒になります。そのとき、彼から言われたのは「あのとき、ひどいことを言ってごめん。サークルにまた来てくれるようになって良かった」という言葉。
ずっと謝りたかったこと。別れてからサークルで顔を見なくなって気になっていたこと。いつか会えるかもと思って自分はずっと来ていたこと。初めて元カレの気持ちを聞いた彼女は、やっと「私のほうこそ、付き合っていたときは嫌なことばかりしてごめんなさい。傷つけたことを反省しています」と素直に伝えることができました。
それから、「ふたりの間にあった壁がやっと消えて」また仲良く話せるようになり、彼女のほうから改めて告白、晴れて復縁が叶いました。