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“私”でなければできないことを探そう!

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あれは今年の初めのこと。 DRESS本誌でマネーの特集を組むからと、編集のまりえさんとライターのまりこさん、れいなちゃんが私の事務所にやってきました。えらく華やかな(=お金に無頓着そうな)お嬢さん方を見て、「この人たち、マネー特集できるのかなあ……」と不安になったのを覚えています(笑)。

“私”でなければできないことを探そう!

あれは今年の初めのこと。
DRESS本誌でマネーの特集を組むからと、編集のまりえさんとライターのまりこさん、れいなちゃんが私の事務所にやってきました。えらく華やかな(=お金に無頓着そうな)お嬢さん方を見て、「この人たち、マネー特集できるのかなあ……」と不安になったのを覚えています(笑)。

特集のテーマは、「このまま一生シングルだったらどうなるの?」。
38歳、恋人と別れたばかりのシングル女性を想定し、この後の人生にどんなことが起こりそうか、どれくらいのお金がかかりそうかを見積もっていきました。たとえば老後資金は、生活水準にもよるけれど、会社員だったら2000万円くらい、派遣社員やフリーランスで国民年金が主な場合は4000万円超・・とかね。そして、起こりそうなリスクに備えて、今から何を準備しておくべきかについての解説も。厳しい現実を突きつけられるうち、当初、楽しげだった3人の表情はみるみる曇り、やがて凍りついていくのがわかりました。

でも、シングルだからリスクや不安が大きくなるわけではありません。結婚して子どもができても、心配はあまり減らない。子どもの教育費とか、夫や夫のご両親の介護とか、家族が増えるからこその大変さが生まれてくるからね。問題の本質はライフスタイルではなく、日本の人口が減り、同時に超高齢化を迎えること。たとえば年金は今より2割程度減ってしまうし、医療や介護も自宅での対応が中心となって、費用負担も増える一方。ひたすら「自分でなんとかしなければならない時代」になるのです。

そして、それ以上にもっと深刻なのは、仕事がなくなってしまうかもしれないこと。
グローバル化で新興国の安い労働力に取って代わられることもあるけれど、IT化により私たちの仕事の多くをコンピュータがやるようになることのほうが、影響が大きい。単純作業をシステム化する時代は終わって、これからは人間がやっていた複雑な作業をいかにシステム化するかという段階なのだとか。たとえば作曲という仕事ですら、コンピュータがさまざまなメロディやリズムを組み合わせ、感動的なものを生み出してしまうという。誰にでもできる単純な仕事は当然にコンピュータに取って代わられ、人は要らなくなるのです(コンピュータは「こんな仕事は嫌だ」とか「疲れた」とか言わないし、同じミスを繰り返すこともないから、人間より扱いやすいしね)。

つまり、今後は“人”でなくてはできない仕事でないと、失業するか、ものすごく安い賃金で働くことに。さらに、“あなた”でなければならない価値を強く求められることになるでしょう。

だからこそ、これまで以上に、自分にはどんな強みがあるのか、何ができるのかを、突き詰めて考えることが大切。同時に、長く働いてもイヤにならないために、やりがいのある仕事をみつけることが重要です。
「何が向いているのか、まだよくわからない」という人も大丈夫。次回は、その探し方を伝授します!

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そうそう。先の特集がきっかけで、DRESS本誌では、3人が自腹で節約や投資にチャレンジする連載がスタート。3人3様、個性あふれる成長を遂げ、12月1日発売の1月号をもって、一応の完結を見ることになりました。私と出会ったことで大きな変化があったといってくれた彼女たち。(社交辞令だとしても)とてもとても嬉しくて、私自身、もっと多くの人生に直接関われる仕事をしたくなりました。

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和泉 昭子

生活経済ジャーナリスト、ファイナンシャ ル・ プ ラ ン ナ ー 。大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー、キャリア、コミュニケーションに関す...

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