複数の女性を平気で愛せる男性の心理 2/3
ひとりの女性を一度「彼女」と決めてしまうと、関係に重みが生まれます。本来、交際は1対1でするものです。女性の愛情を受け取り、自分も愛することを決めたなら、ほかの女性に目を向けることはしなくなります。
多くの男性は、女性と付き合うことに対して責任を持とうとします。それが男らしさであり、ひとりの女性をしっかり愛して幸せにすることが喜びでもあるからです。ですが、上記のような男性は、まずこの責任を避けます。
重みのある関係は負担であり、自由を奪われるもの。ひとりに縛られるようなつながりは嫌だから、「彼女になって」「付き合って」のような決定打は打ちません。その代わり、マメな連絡をよこしたり一緒に過ごす時間を増やしたり、セックスで満足させたりすることによって、女性を自分の元に縛ろうとします。
決定的な言葉は言わないけれど、行動によって愛情(のようなもの)を示す。多くの女性は、「彼女とは言われないけど、こんなにしてくれるんだから愛されているはず」と勘違いします。そして自ら彼とのつながりを大切にしようとするのです。
彼からの連絡を待ち、会えるときは尽くし、より愛されるために努力する。それこそ男性が望むもので、何かあっても「俺は何も言っていない。自分がやってきたんでしょ?」という逃げ道があり、責めを負うことから逃げられます。決定打を打たない限り、俺に責任はないはず。そんな甘えが、男性を複数の女性と関係を持ちたいという欲に走らせます。
■どの女性も「全力で愛する」ふりをする
上記の女性もそうでしたが、こんな男性は関係を持つどの女性のことも、最初だけは「全力で愛する」ふりをします。関係が始まったばかり、気持ちが新鮮なうちは、ほかの女性より優先度が高く密度の濃い時間を過ごすことによって、女性に愛されている安心感を与えます。
ですが、つながりが安定してくると、男性の中でほかの女性の存在が思い出されます。新しい女性の愛情をしっかり感じたことで心に余裕ができ、「少し離れても大丈夫だな」と思うようになると、これまで距離を置いていたほかの女性を「つまみ食い」したくなるのですね。
そのときも、新しい女性が不安を持つような素振りは見せません。仕事や家族のことなど、もっともらしい理由をつけて自分の時間を確保し、終わったらまた女性の元へ帰るのです。
「ちゃんと帰ってきてくれる」ことで、会えない時間ができても女性は男性を信じていられます。以前と変わらずセックスしてくれたりプレゼントをくれたりと、「全力で愛している」フォローを男性もまた欠かしません。