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心を軽くしてくれる春のファッションを楽しもう

いよいよ気温が上がってきて、ウールのニットやタイツを脱げる気候になってきた。春にまず何を買おう? と考えるのは楽しいもの。あまり流行を気にせずワードローブを揃えていくのが私流。例年のごとく、手持ちのワーロドーブをチェックしつつ、今年の春に買おうと思うものは――。

心を軽くしてくれる春のファッションを楽しもう

■流行りのものをやっきになってチェックしなくてもいい

春物を買う際に、「今年の春は何が流行るの?」という予習にかなりのパワーを割いて、血眼になって雑誌をチェックしていたのはかなり昔の話。

現在、私はそのことにほとんど頓着しないようになった。自分は流行最先端の服を次から次へと着るタイプではない、と自覚しているのもあるし、一度気に入ると長く着るタイプゆえ、ワードローブの新陳代謝はゆっくり。よってシーズン初めに新作を大量に買うこともあまりない。

それでも春になればやっぱり新しい服は買いたいし、必要だ。
トレンドをなんとなく感じつつ、今年は何を買おうか? と考えてみた。

■何を買うか? を考える前に行うべき重要なことがある

春になり、どんな服を買おうかと考える前に、私が必ず行うことがある。
以前にも記事にしたワードローブ総点検の方法、ワードローブマトリクス。

シーズン初めに、クローゼットの服とにらめっこし、ワードローブマトリクスを使って整理する。今自分に何が足りないのか、逆に重複している服はあるのか? を整理して考えてみるのだ。


これを季節の変わり目に定期的に行うようになって、以下の効果があった。

・同じような服ばかり買う失敗も減った。
・買ったのに着ない服がなくなった。
・持っている服全部にまんべんなく袖を通せるようになった。
・買い物の決断が早くなった。

要するに、今の自分に不足しているもの、逆になにがだぶついているかが明確になり、計画的に買い物ができるようになったということだと思う。

さらに、このワードローブマトリクスによる分析は、自分の今のライフスタイルや、ファッションの嗜好も客観的にわかってくる効果もある。

詳しくはこちらの記事を。

買い物が大好きな私たちが、秋冬物を大量に買い込む前にやるべきこと

https://p-dress.jp/articles/2809

いよいよ本格的に秋のファッションが気になる季節。でも季節の変わり目に服を買う時こそ、ワードローブの見直しの絶好のチャンス。私が毎年行っているワードローブの見直し方法をご紹介。淀まず、くすまず、それでいて流行に振り回されない自分軸のあるクローゼットにしよう!

■春はまず白いボトムスを買い足す

前述の方法で、自分の手持ちの服をチェックした後も、毎年必ず春のシーズン初めに買うものは、決まって白のボトムス。

春夏になると、明るい色を着たくなるのはわかっている。よってその際に合わせるボトムスも色の明度をうんと上げたくなることはわかりきっている。そこで活躍するのが白いボトムスだ。

去年までのものは、汚れが気になったり、傷んでいたりする場合が多いのが白いアイテム。よって毎年か1年ごとの買い替えが必須。スカート、パンツなどをデザインや丈違いで、ホワイトかアイボリーの無地ものを早めに買い揃えておく。

こうすることで、春夏の毎日の着回しはバリエーションがぐっと増え、シーズン初めから、毎朝の服選びとコーディネートは驚くほど楽になる。

今年買ったややオフホワイト色のパンツ。細身、センタープレス、丈短め。と完璧な条件が3拍子揃った私好みのパンツ。カジュアルにも仕事にも使える。真っ白よりもいろいろな色のトップスが合わせやすいのも、オフホワイト色ボトムスの不思議な魅力。手持ちのシャツと合わせて。

■春はまずシャツを買う

さらに春の初めに必ず買い足すのはシャツ。

シャツをこよなく愛するから、当然何枚ものシャツをすでに所持済み。けれど、シャツも4〜5年着ていると徐々に傷んでくる。定番アイテムでも数年ごとの新しいものへの買い替えは必須だ。

今年は白いシャツを買い替えることにした。

シンプルな定番のシャツでも、毎年、微妙にディティールは変わっている。
小さい襟、ゆったりした身ごろ、袖コンシャス、昨今のトレンドを反映して、カフスが大きいものをチョイス。

微妙な時代の変化を見極めつつ、あまりトレンドに偏りすぎないものを選ぶようにしている。

そしてシャツを買うとき、一番重要視しているのは生地の良さ。肌に直接触れるシャツこそは、生地が粗悪なものを避け、幸せ気分になれる滑らかな生地のものを。

カフスが大きく、身ごろがゆったりしているIENAのシャツ。シンプルで定番と思われる白いシャツも毎年ディティールは少しずつ異なっている。トーマスメイソンの滑らかな生地が素晴らしく着心地よく、春の風を感じながら1枚で着るのが楽しみなシャツ。

■春はまず、キレイ色のアイテムをひとつ買い足す

春になると必ず1枚は買い足す「キレイ色」アイテム。今年は引き続きたっぷりとした長めフレアスカートが気分なので、濃い目のペパーミント色の、張りのあるボリューミーなスカートをマルティニークで購入。

これと同じ色のカラーパンプスを持っていたので、お店でこのスカートを見たとき、即決できた。

ワードローブマトリクスで、靴に関しても、もちろん手持ちのアイテムをすべて把握しているので、こういうジャッジは早くなる。

■春は心も体も服も軽く明るく 

春のおしゃれ、ファッションで一番大事なのは、「自分自身の心を軽くできるもの」であること。

気温が暖かくなり、体も楽になる。桜が咲いて、街の花屋さんにも花があふれる季節。新しい暮らしをスタートさせる人も多い季節。そんな素敵な季節に、自分の気持ちをより盛り上げるのにファッションの力はとっても大きいはず。

もちろん、現代社会は複雑。仕事やプライベートでいろいろなことがあり、春になったからといって単純に気分が晴れない……という人も多いかもしれない。

でも、過ぎたことは忘れよう。明日以降のことを悩むのはやめよう。

でも! 明日着る服のことは考えよう(笑)。

冬の間に心身や頭に溜まった老廃物を流し、春のファッションに着替えて、身も心もうんと軽くし、新年度をスタートさせよう!

霧香

都内在住の50代主婦。 「50代になっても洋服好き主婦のファッションブログ」を運営。 仕事着&プライベート服の着回し。毎日のコーディネートに真剣に楽しく頭を悩ませる日々。

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