人望が厚い「ねぎらい上手」さんは“寄り添い上手”でもある

人望が厚い「ねぎらい上手」さんは“寄り添い上手”でもある

外出が寒いこの季節、親しい間柄や毎日会う人間関係は、温かくあってほしいですよね。今回は「ねぎらい」についての続編として、ねぎらい上手になるために大切な「寄り添い」についてお話しします。


ねぎらい上手な人は人を大事にする

ねぎらい上手な人は、相手のことをとても大事にしています。そもそも深く感謝していて、相手のことをよく見ていて、相手の気持ちを何よりも大切に考えている。

普段から同じチームで仕事をしている仲間のこと、取引先のチームのこと、プライベートな友人関係、家族、とにかく自分に関わるすべての人を、基本的に大事に思っています。

それは意図的に「大事にしよう」というよりも、無意識に、自然にそういう姿勢でいるので、肩に力が入ったコミュニケーションというわけでもなく、なぜか会うと楽しくなる、心が明るくなるというような印象を感じます。

だから、こちらも会うのに身構える必要もなく、むしろワクワクした気持ちで約束の日を楽しみにする。

ねぎらい上手な人は、会っていない間も、こちらの気分を明るくしてくれるんですね。

先輩はいつも私を見守ってくれている。

ねぎらい上手は寄り添い上手

そして、ねぎらい上手な人は、寄り添い上手です。

どうしてこの人はいつも、自分の状況や気持ちにぴったりな言葉をかけてくれるんだろう? と思うくらい、ねぎらい上手な人は、相手の心の琴線に触れる言葉や対応をしてくれます。

それができるのも、ねぎらい上手な人は同時に寄り添い上手でもあるから。相手の心情に共感し、そのうえでいろいろな言葉や対応をしてくれるのです。

この人はいま、どんな気持ちなのか。ウキウキしているのか、少し落ち込んでいるのか、イライラしているのか、それを繊細に察して、こちらの性格も踏まえて、ねぎらってくれる。

この「こちらの性格も踏まえて」というところがポイントで、同じ出来事でも人によって、または状況によってまったく違う捉え方をしますよね。

電車に乗り遅れたというひとつの出来事でも、軽く「あはは、やっちゃったね〜!」と言う場合と、「ええ! それは大変だったね」と心配するように言う場合と、その使い分けが的確です。

寄り添いとは「傾聴・共感・判断」の正確さ

寄り添いについて考えると、「傾聴・共感・判断」の3つのステップに分かれます。

まず、傾聴。相手が伝えたいことの真意を、注意深く聴く。
続いて、共感。相手の感情に理解を示し、同じ感情を共に感じる。
そして、判断。「この人はこの出来事についてこういう感情なのか」と判断する。

この3つのステップを「外さない」ことで、そのあとに続く「ねぎらいの言葉」がより的確になっていくのです。

人望が厚い経営者はこういうところがしっかりしている。

ねぎらい上手の人は、多くの人と信頼関係を築いています。初対面でも、短い時間で最大限に相手との信頼関係を築くのが上手なのは、この3つのステップが上手なんですね。

逆に、この寄り添いの3つのステップを踏まえずに、ただそれらしい言葉をかけても、そんなものは瞬時に見破られてしまいます。ねぎらうどころか、逆効果になることさえある。

人を大事に思う気持ちの深さ

結局のところ、ねぎらいも寄り添いも、冒頭の「人を大事に思う」という一言に尽きます。

人を大事に思うからこそ、ねぎらいをかけてあげたいと思うし、人を大事に思うからこそ、この人を深く理解したいと思う。

その思いが深いから、人の話を深く聞き、気持ちや感情に共感し、正しく汲み取れる。だからこそ、次にかける言葉にも愛がある言葉になるのです。

結局あなたにいつも助けられちゃうのよね。

ねぎらい上手になりたいのなら、寄り添い上手を目指してみる。
寄り添い上手になりたいなら、傾聴して、共感して、外さない判断をするように意識する。

最初からできる人もいますが、意識して日々いろんな人と接していけば、誰だっていまよりも寄り添い上手にもねぎらい上手にもなれます。何より、その姿勢はきちんと伝わる人には伝わります。

人間関係をより円滑に、よりスムーズにしていく「ねぎらい」。
これからは、その手前の「寄り添い」も意識してみてくださいね。

この記事のライター

ことばデザイナー/映像作家/WEBデザイナー/コミュニケーションコンサルタント。20年で21回の転職、40の職種を経験したのちに独立。キャッチコピーやブランドストーリーのライティング、映像制作やWEBデザイン、コミュニケーシ...

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