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「自分を変えたいのに変われない」を解決する簡単なアプローチとは

変わりたいと思って目標を立てたのに、なぜかいつもと同じ自分になってしまう。そんな経験はありませんか? 今の自分をベースに考えてしまうと、変わることはなかなか難しい。であればいっそ、自分のことですが、「赤の他人」のことだと思って考えてみてはいかがでしょうか。

「自分を変えたいのに変われない」を解決する簡単なアプローチとは

先週のコラムで、「目標を立てる」とか「今後の生き方について考える」ときにおすすめの本について書きました。

しかし、この手の本に書かれているワークって、いざやってみるとどうにもうまくできないこと、ありませんか?

「違う自分になりたくてやっているはずなのに、いつもと同じ自分になってしまう」という落とし穴にはまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もれなく私もそのひとりでしたが、先日私のサロンで開催した、「理想の自分をつくる」というワークショップで、この無限ル―プを抜け出す方法をお伝えしたところ、なかなか好評でした。今回のコラムではその方法をご紹介します。

目標を立てるときはもちろん、初売りやセールで服を買うときのチョイスなど、「いつもと同じになるのがイヤ」というときに参考にしていただけるのではないかと思います。

年末年始におすすめ。理想の人生を生きるヒントになる本たち

https://p-dress.jp/articles/5712

年末年始の時期、「目標を立てる」とか「今後の生き方について考える」といった類の本を読みたくなることはありませんか。比較的ゆったり過ごせる年末年始。1年の中で、じっくり腰を据えていろいろと考えを巡らせることができる、貴重な時間だと思います。そんなときに読むのにおすすめの本を3冊ご紹介します。

■今の自分のことではなく、赤の他人のことだと考える

自分なりのこだわりがあって、それを貫きたいのであれば、いつもの自分をべースに考えればいいのですが、いつもの自分から変わりたい・いつも同じになりたくない、という場合は、まずはいつもの自分などいないものとして考えるところから始めることをおすすめします。

「こんな風になりたい」という理想像があっても、いつもの自分が選びそうなこと・やりそうなこと・できることを基準に考えてしまうと、結局いつもと同じになってしまいませんか?

「こんな風」な赤の他人だったらどうするだろう? こんな理想像を持っている赤の他人にアドバイスするとしたらなんて言おう? そう、自分とまったく関係ない人のこととして考えてみるといいと思います。

例えば、黒髪ストレートのロングヘア、ナチュラルメイクの、おとなしめな性格の女性が、「もっと華やかに見られたい」という目標を立てた場合、「華やか」という単語から連想するものをとにかく出します。

髪は明るいカラー、巻き髪、マツエクは100本以上、ネイルは赤、というように、赤の他人に向けて「華やかってこういうイメージじゃない?」と提案するかのように、とりあえず思いつく限り挙げていきます。

そうしていろいろな考えを出していくと、「これはあり得ない」というものから、「これなら取り入れられそう」というものまで出てくるので、すぐに取り入れられそうなものがあったら取り入れます。

大半が今の控えめな自分にはまったくない要素だと思うので、これをそのまま取り入れようとすると、違和感しかなくて失敗の元になったり、気が進まず行動に移せなくなります。そのため、ここからさらに連想ゲームを続けます。

マツエクは100本以上⇒マスカラを多めにつけてボリュームアップ
赤のネイル⇒どれか1本だけとか、デザインの一部分が赤ならOK

というように、華やかという要素を残しつつ、自分がそこまで抵抗を感じなくなるところまでハードルを下げれば、今の自分から少し変わることができます。

そして実際に、ネイルの一部分の赤を見慣れてしまえば、全部赤も平気かも、と思えるようになり、もっと随所で華やかな要素を取り入れられるようになる。

そうこうしているうち、それらの「華やかな記号」によって、今度は周りの人たちが「あの人は華やかな人なのだろう」と思ってくれるようになるので、めでたく「華やかに見られる」という目標は達成です。

ついでに、明らかに以前より華やかな要素を取り入れられるようになった自分自身の気持ちの変化と、周りの人の「あの人は華やか」という評価により、性格までもが、おとなしいから華やかに変わるでしょう。

■変わりたいはずなのに、変わろうとしない理由

そうやって考えてみたけれど、やっぱりいつもと同じになってしまう。そういう方は、もしかしたらこれが理由かもしれません。

おそらく本人にもあまり自覚がないのだと思いますが、変えたい・変わりたいと言いつつ、心の底では変わらないほうがいいと思っている、というケース。

知り合いに、「私、見た目はかわいい系だって言われるけど、中身はサバサバしてるから、そういう風に見てもらいたいんだよねぇ」と言っていた人がいますが、実際に外見を見てみると、メイクやファッションが保守的で、かわいい要素がふんだんに入っており、仕草もかわいい系なのです。

サバサバしている風に見られたいと言っているのに、なぜ、わざわざ「かわいい」を選んでいるのか?

それは、「その方がモテる」から。

その人の中の優先順位が、「サバサバした自分になる < モテる自分でいたい」なのでしょう。

サバサバ系になるよりも、今のかわいい系のままでいた方がモテる、ということを無意識のうちに感じとっていて、実のところ、変わらない方がその人にとって生きていくうえでのメリットが大きいので、無意識のうちにそちらを選んでいるのかな、と思います。

そして、この無意識は、モテる・モテないだけでなく、「その方が都合がいい」、「その方がラク」、「その方が快適」など、いろいろなことで起こります。

こういう風に見てもらいたいのに、周りにそう見てもらえない、という人は、「ほんとにそう見てもらいたいと思ってる?」と自問してみてはいかがでしょうか?

実は今のままの方がいいと思っている、と気づけるかもしれませんよ。

■他人のことはわかるのに、自分のことになると途端にわからなくなる

先日ご紹介したような本を読んでワークをするときに、無限ループにはまってうまく考えられないという方は、ぜひこの方法を試してみてください。

人は、他人のことはよくわかるのに、自分のことになると途端にわからなくなるので、他人のことだと思ってしまいましょう。

それでもうまく考えられないという方は、うちのサロンで開催しているワークショップにぜひお越しください。ひとりで考えるよりも、誰かの話を聞いたり、誰かと一緒に考えたほうが、思考も広がりますよ。

CosmeticMuse(コスメティックミューズ)

https://cosmetic-muse.peatix.com

【週末の朝は六本木で、美容と趣味と自分磨き】 週末の朝、理想の自分になりたい女性のための、知識やスキル、出会いを届ける朝活を、六本木のサロンにて開催しております。 美容... powered by Peatix : More than a ticket.

木村 瞳

美容鍼灸師 自身のニキビ肌や毛穴の開きに劇的な美容効果をもたらした美容鍼灸に心酔し、鍼灸師の国家資格を取得。 美容鍼灸施術やワークショップ、美容コラム発信などを行う。

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