病気になりやすい家族を、風水で解決(主婦・40代)
風水を利用して家族の病気を解決へ向かわせるためのヒントをご紹介します。体調にはベランダや台所の風水が大きく影響するのだとか……。子どもが頻繁に風邪をひき、仕事に支障が出てしまうケースを、風水で解決した事例をピックアップします。
風水では、仕事に関する相談が多いのですが、小さなお子さんがいる母親から「子どもが頻繁に風邪をひいて仕事に支障が出るのがつらい」という悩みをよくお聞きします。
父親であれ母親であれ、子どもが風邪をひいて仕事を休まなければならないのはつらいこと。きっと『DRESS』読者のみなさんの中にも、「わかる」と同意する方は多くいることでしょう。
私にも経験があります。まだ子どもが小さかったころのこと。「微熱があるけれど、まあ大丈夫かな」とごまかしつつ、子どもを保育園に預けた後、「お父さん、熱が上がったので迎えにきてください」と、保育園から電話を受けたときの絶望感は今も忘れません。
熱がある子どものことも心配、仕事はそのままですぐに帰らなければならないので、職場の人にも申し訳ない。誰のせいでもない……。やり場のない怒りに嗚咽したこともありました。
集団生活の中では、子どもは風邪をひきやすいといわれています。しかし、それでもよく見渡すと、めったに風邪をひかず、学校を休まない子どももいます。実はこれも風水が影響しているのです。
実際、我が家だけでなく、風水のコンサルテーションで伺ったご家庭でも、風邪を頻繁にひく子どもが、風水を調整することで改善した例をいくつも見てきました。今日はその中から、詳しい風水の知識なしでできるふたつの事例をご紹介します。
■風の強いベランダ
まずは、ひとつ目の事例から。
そこの家は、駅直結のマンションの20階のフロア。遠くに海と山が見える、見事な景色のベランダがありました。お母様は財閥系企業の広報リーダーで多忙な毎日を送っていて、小学校2年生の長男A君がいました。
私がコンサルテーションで伺った際、A君はなかなか風邪が治らず、1学期一度も通学ができなかったことを知りました。そこでA君の部屋を見ることに。A君の部屋は先のベランダに面し、ビル風の影響でしょうか、常に強風が窓を吹きつけていました。強い風を受ける場所では「気」がたまらないので、何ごとも積み重ねることができない傾向となります。
また、強い風は「殺気」となりA君の部屋を攻撃するので、今の状況になっているのだと直感しました。ベランダは家の東にあたる場所にあり、風水の基本的な法則である八卦(はっけ)によると、東は長男をあらわす方位で「健康」と「長寿」を象徴します。
「東の五行(ごぎょう)の要素が『木』なので、ここに防風になる植木を置けば、強い風による速すぎる気の流れをゆるめ、健康のエネルギーを高めることができるので、木を置きましょう」と提案。
その場でお母様が近所の花屋さんに電話をすると、すぐに花屋さんのスタッフがベランダを見にきてくれました。そして、風に強く大きさのバランスも良い植木を選定。風で動かないように植木鉢もちゃんと固定してくれて、さすがは花屋さんです。
植木を置いたことで気の流れが緩やかになり、A君の部屋は明らかに過ごしやすくなりました。結果、ベランダの気の流れがゆるやかになり、殺気もおさまりました。さらに「木」が東のエネルギーを高めたので健康運が上がり、A君の体調は改善し、2学期は休まず通学できたそうです。