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復縁は無理? 「ほかに好きな人ができた」と言われて振られたとき 3/3


彼の恋を受け入れ、相談されても「がんばって!」と笑顔で返すことは、元カレを安心させてあげるには有効です。

そこから「やっぱり俺のことを一番わかってくれるのはこの人だけだ」と元カレが思ってくれれば、今の成就が難しい片想いを諦めて、あなたのところに戻ってくる可能性もあるでしょう。

それもひとつのやり方です。

自分のことを恨んでも仕方ないであろう元カノが健気に応援してくれるなんて、元カレからすればとてもありがたいことでしょう。

それでも良いのですが、忘れてはいけないのは、本当に元カレの恋が成就してしまったときに、自分はどうするか。

「ありがとう、君のおかげで上手くいったよ!」と元カレから笑顔で報告されたとき、あなたは笑って受け入れることができますか?

その覚悟があるなら、「彼の恋を応援する元カノ」でも良いと思います。

できないなら、「彼の恋を見守る元カノ」になることで、彼の安心を引き離しましょう。

彼の今の恋についてはあえて何も触れず、進展も訊かないし自分からアドバイスもしない。応援するような言葉も言わない。

すると、元カレのほうはあなたの気持ちがわからず不安になります。

ふたりが別れる原因になったことをスルーされるのだから、気になって当然ですよね。

今の自分のことをどう思っているのか、本当は許してくれていないのか、とあなたの真意が見えないまま友達というポジションになる。

これは、彼に罪悪感を忘れさせないことで、あなたへの関心を持たせることが目的です。

友達として新しい関係を築くには、あなたのほうから彼に近づくことになります。

その時点で、彼の中では大きな安心が生まれます。嫌われているなら、あえて近づくことはしないだろうと思うからです。

でも、友達として好意があるのはわかったけれど、自分の今の恋については触れてこないし、気にしている様子もない。普通におしゃべりはできるし、近況も話してくれるのに。

これってどういうことなんだろう? と思うことで、あなたを振った自分を忘れることができません。

安易にあなたを“過去”にさせないことが、彼の関心を引き離さないことにつながります。

■見守ってくれる姿に彼の心が動く

罪悪感を忘れさせない、というと元カレにとって自分の存在がプレッシャーになるのでは、と不安になりますよね。

彼にとって重荷になる存在を避けるために、「応援はしないけど見守っているよ」というあなたの姿勢が重要になります。

もし、彼の口からぽろっと今の好きな人についての話題が出たときも、決して不快な様子は見せずに「そうなんだね」とだけ答える。

悩んでいる様子が見えたときも、あえて恋愛の話題は避けて、彼の気持ちが上向きになるようなことを提案する。

もし相談されたらそのときは、親身になって話は聞くけど簡単に「大丈夫だよ」「上手くいくよ」なんて言わない。

それより効くのは、「後悔しないようにね」と彼の意思を大切に思う言葉です。

別れを受け入れたときのように、私はあなたのやりたいことを尊重するよ。

そんな姿が見えたとき、彼の心が動きます。

応援しないのは、やっぱりつらいから。それでも好きだから側にいたい。

見守るという姿勢には、そんな意味が込められています。

あなたの真意が伝わったとき、彼は改めてあなたが側にいてくれることの貴重さを考えるようになります。

■誠意には誠意で返すのが人

友達という位置で彼の近くにいれば、上手くいけば彼の新しい恋をコントロールすることも不可能ではないかもしれません。

あれこれと成就しない理由を挙げて、それより私のほうが良いでしょとアピールする機会もあるでしょう。

ですが、彼の不幸の先に自分との復縁があるのなら、それは本当に彼にとって良い結末なのでしょうか。

好きな人ができたことを、責められることを覚悟で打ち明けてくれた彼に対して、不幸を願いながら近づくことは失礼であるともいえます。

最後まで誠意を持って接してくれたなら、こちらも誠実な気持ちで彼と向き合うこと。

自分の本意でないのに無理に彼の恋を応援することはありません。

ですが、彼の恋が上手くいかないことを願ったり、復縁したいという自分の気持ちまで隠したりする必要もありません。

そんな別れ方だったからこそ、それからも本心で自分と向き合ってくれるあなたに対して、彼は新しい感情が芽生えるといえます。

復縁が失敗するのは「元を取りたい」気持ちがあるとき

https://p-dress.jp/articles/4969

別れた元カレと復縁を願うとき、無意識に「元を取りたい」と思っている女性は意外と多いものです。ですが、傷ついた分を相手に償ってもらうのが目的の復縁は、失敗に終わる可能性が高くなります。過去の痛みは忘れて、新しい絆をふたりで築きたい心を持つこと。これが、復縁で失敗しないポイントです。

せっかく元カレと良い雰囲気になれたとしても、自分のがんばりが報われることを優先していては、復縁は遠ざかります。新しい絆を作りたい気持ちを大切にしましょう。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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