復縁は無理? 「ほかに好きな人ができた」と言われて振られたとき
自分以外に好きな女性ができた。そんな理由で振られるのは、とてもショックなことです。ですが、事実としてそれを伝えてくれる男性は、誠意のある証拠。諦めきれないなら、自分も同じように誠意を持って彼と接することを心がけましょう。「見守る元カノ」になることで、彼の心が動きます。
■「ほかに好きな人ができた」と言えるのは誠実な男性
「付き合って3年になる彼氏から、『会社の上司を好きになった』と言われて振られました。
以前からその女性の話はよく出ていて、ほかの人の話題より彼が生き生きして話すのは気づいていましたが、まさか本気になるとは思わず大ショックでした。
ですが、『嘘はつけない』ときっぱり言われ、そのまま別れを受け入れて半年が経ちます。
彼が好きになった上司はとても人気のある人で、いわゆる『高嶺の花』。彼以外にも狙っている社員が大勢いることは知っています。
私がいながらなぜそんな手の届きにくい人を好きになったのか、そんなに私に魅力がなかったのか、しばらくはとても苦しみました。
彼とはそれから音信不通になり、共通の友人からはたまに、『まだ叶わない片想いをがんばっているらしいよ』と情報は入ります。
上手くいきっこない、と思うことでなんとか心の安定を保っていますが、彼の恋を応援できない醜い自分も嫌だし、いっそ振られて私の元に帰ってきれくれれば良いのに、と都合の良いことを考えてつらいです。
彼のことは諦めたほうが良いのでしょうか?
それとも待っていればチャンスがありますか?」(30歳/受付)
まず、ほかの女性を好きになったことをきちんと伝えて別れを選んだ彼は、誠実な男性だと思います。
彼女と付き合いながら、水面下で片想いを続けることだってできたはずです。その上司と上手くいってから彼女とは適当な理由で別れる選択肢もありました。
だけど彼はそれをしなかった。
そう言うと、上記の彼女は
「じゃあ、それだけその上司に本気ってこと?」
と返しますが、確かにそうとも言えます。
上司の女性を本気で好きになって、その人しか目に入らなくなった。
彼女の存在が邪魔になった。
そう考えることもできますよね。
でも、それなら先ほども述べたように、適当な理由をつけて彼女を放り出すことも彼はできるのです。
わざわざほかに好きな人ができたことを打ち明けるのは、大きな勇気がいります。
絶対に責められるし、完全に悪いのは自分です。彼女に不満があってほかの女性に心を奪われたなら、それを伝えるのが筋だし、そうでないならなおさら彼女を傷つけることになります。
それでもあえて「事実」として告げるのは、それだけ彼女のことも本気だったから。
責めも批判も受け入れることを覚悟で彼は言ったのだと思います。
男性はカッコ悪い自分を嫌います。自分のプライドや立場を優先するなら、いくらでも嘘はつけました。
それをせず、きちんと彼女と向き合った彼の心を、彼女は考える必要があります。