パパ・ママ⇔じいじ・ばあばの子育てギャップ これで解決|書籍詳細|扶桑社
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妊娠がわかり、出産についていろいろと考え始めたとき、里帰り出産をするか、しないか、悩む方も多いと思います。どちらを選択しても、育児のスタートは楽しいものにしたいですよね。
里帰り出産をするか、しないか。
その決断をする際、「ママの気持ちが安定する場所はどこか」を一番に考えてください。
初めての出産や育児は、未知のことなので、不安でいっぱいです。その不安を少しでも減らすために、ママの気持ちが一番落ち着くことはとても重要なことです。
私は、ひとり目は里帰りをしないで出産、ふたり目は里帰りをしての出産でした。
それぞれにメリット、デメリットありますが、メリットのことだけを考えていると、メリットの部分をより強く実感でき、デメリットはあまり気にならないものでした。
また、初めての妊娠中は、気分の浮き沈みも激しく、少しのことでも不安になってしまいます。
デメリットを考え始めると、そこの部分に意識が集中してしまい、悩む時間が増えてしまいます。ですので、今回は私が感じたメリットだけをお話ししたいと思います。
ひとり目の出産のときは、里帰り出産はしないことに決めました。
里帰り出産を選ばなかった理由は、初めて育児をする私と、30数年ぶりとはいえ育児経験者である実母とのふたりの育児生活は、意見の違いなどから喧嘩の方が多くなるのではないかと思ったからです。
ふたりの間に入ってくれそうな父親は、残念ながらすでに他界していました。
そして、食事は宅配、掃除・洗濯は区の産後支援を利用。
夫の助けもあり、なんとか乗り切れました。もちろん不安も少しはありましたが、意外と快適な時間を過ごせました。
ふたり目の出産のときは、長女のお世話が厳しいと思い「里帰り出産」を選びました。とはいえ、実母は働いていたので、長女は近くの保育所にお世話になりました。
ひとり目のときに心配していた実母との喧嘩は、ほとんどありませんでした。
ふたり目ということもあり、私自身も育児に少しは慣れていたので、実母との育児に対する意見の違いがあっても気持ち的に余裕が持てたからです。
以下のようなことが、里帰り出産の大きなメリットでした。
喧嘩はほとんどなかったと書きましたが、それでもぶつかることはありました。
母乳だったため、最初はうまく飲めなかったり、小さくて量を飲めなかったりということもあり、よくいわれている3時間おきに授乳……というサイクル通りにはいきませんでした。
絶えず授乳をしている姿をみた実母は、「授乳の方法が間違っているのでは」「あげすぎなのでは」とひやひやしていました。
実母のときは、粉ミルクも主流だったこともあり、時間通りの授乳が可能だったのです。
その他、長女への食べ物の口移し。最近は、虫歯の原因となるミュータンス菌が伝染るので、大人と同じ箸で食べ物をあげない方がいいといわれています。ですが、昔そんな習慣はありませんでした。
食事のたびに「気をつけて!」と、目を光らせていたので、実母はビクビクしていたようです。
先日、本屋に立ち寄ったとき、面白い本を見つけました。
『パパ・ママ⇔じいじ・ばあばの子育てギャップ これで解決』(著:戸塚 芳子)
最初に、パパ・ママ世代とじいじ・ばあば世代の3段階評価の相性診断表が載っています。幸い、実母と私は、相性のよい「A」でした。
ただ、パパ・ママ世代は、1971年以降から、じいじ・ばあば世代は、1947年以降からの表なので、年上の夫と義母は、表に載っていなかったことが、少し残念でした。
この本で驚いたことは、先ほどお話した授乳や食べ物の口移しの話は、今の考え方で間違っていないのですが、日光浴については、最近、考え方が変わってきているということです。
昔は、日光浴をさせましょうといわれていましたが、最近は、紫外線にあたることのダメージの方が大きいということで、日光浴の必要性はあまりないとされていました。
ですが、最近、食物アレルギーの心配から、ビタミンDが豊富な食材を控える傾向にあるため、ビタミンDの欠乏が問題になってきているとのこと。そこで、ビタミンDが作られる日光浴がまた必要だといわれ始めています。
常に情報は変わってくるので、勉強は必要ですね。
里帰り出産でも、事前にお互いの違いを認識していれば、喧嘩より笑顔が増えるのではないでしょうか。知っていることで、安心できることは多いです。ぜひ、じいじ・ばあばにも勧めてみてください!
最後になりますが、里帰りをしていた約4カ月間で、実母の体重はなんと4kg減。
かわいい孫のお世話といえども、気力・体力をかなり消耗します。感謝の気持ちだけでは体重は戻りませんが、「ありがとう」の思いも忘れないようにしましょう!
パパ・ママ⇔じいじ・ばあばの子育てギャップ これで解決|書籍詳細|扶桑社
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