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お金を貯めるのに、むずかしいテクニックなんていらない

資産運用や投資はハードルが高いと思っている人へ。まずは、ふたつの味方を知ることから始めませんか? 投資をしなくても、お金を増やすコツがあります。

お金を貯めるのに、むずかしいテクニックなんていらない

お金を貯めるときの味方は「時間」です。

そして、お金を増やすときの味方は「金利」です。

そのため、貯める時間は長い方がいいですし、金利はなるべく高いところに預けた方がいいのです。

「お金のことはむずかしそうだから最低限の知識だけあればいい!」というあなたにこそ、この記事で紹介する内容はおすすめ。時間と金利、このふたつを味方につけるだけで、お金との付き合いが今よりもっと上手になるはず。

■「時間」を味方につけて、テクニックいらずでお金を貯める

まずは“時間”を味方につけましょう。

肌のお手入れは、若いころから準備をしていると、年を重ねたときも必要最低限のお手入れで慌てなくて済みますよね。

一方で、若いころの無理は、高い化粧品やエステに駆け込みなんとか帳尻を合わせる……なんて人もいるのではないでしょうか。

貯金もそれと同じで、若いころに何も考えずに無理をしたり、無理をしなくとも何もしていなければ、その帳尻を合わせるのは年を重ねてからになります。

60歳までに1000万円貯める目標があるとすると、30歳から貯めると毎月約28000円を貯めればいいのに、40歳からだと毎月約42000円貯めていく必要があります。

このように、少し早く貯め始めるだけで、無理のない範囲でお金を貯めることができるのです。

■「金利」を味方につけて、テクニックいらずでお金を増やす

次に“金利”を押さえておきましょう。
金利とは、預金に対する利子の割合です。銀行にお金を預けておくと、利息がつきます。

低金利になって長く、バブル以降に生まれた人たちにとって好景気や高金利は、ドラえもんのポケットの中くらい異次元の話ですよね(それくらいよくわからない話だということです)。

だから、つい自分には関係のない話だと感じてしまいますが、それは違います。
日本国内だけでも金利の差はあり、海外に目を向けると1%を超える金利の国はあります。自分にとって関係ないことと割り切ると、知らずに損をしてしまいます。

金利には「単利」と「複利」があって、増え方に差が出てきます。

・単利とは、預けた元本に対してのみ、利息を計算する方法
・複利とは、発生した利息を元本に足し、新しい元本として利息を計算する方法


になります。

同じ利率でも、預ける期間が長くなればなるほど複利の方が有利になるため、金利の高いところで複利運用をするだけで、数年後には増え方に差が出てきます。

例えば――毎月1万円を20年間積み立てた場合を考えてみましょう。

金利が0.01%だと、20年後には240万1832円(税引後)が貯まっていることになります。金利が0.15%だと、242万8933円(税引後)です。その差は、27101円。もちろん、金利が高くなるほど増える仕組みになっています。

このように、金利を利用するとテクニックなしでお金を増やすことができます。

■金利の高い口座を選ぼう

時間と金利を実生活で役立てる方法は、一刻も早く、金利の高い先にお金を預けることです。

金利は金融機関や預金口座の種類によって違うので、金利が高い口座を選ぶだけでお金が増えます。投資をすることはハードルが高いけれど、少しでも増やしたい人は、金利の高い口座を選択することから始めましょう。

まずは、ネット銀行を活用してみたり、普通預金に預けているお金は定期預金に預け替えてみたりするなど、今より高い金利を目指してみて。

ですがこの金利、日本は低金利時代と言われて久しいために、少しでも有利な選択肢を求めて投資を始める人が増えているのです。

「コンマ以下の金利では物足りない!」という人は、投資にチャレンジしてみてくださいね。

■あとは行動あるのみ

お金を増やすには、知識はもちろん大切です。その知識を身につけたら、行動あるのみ。

一日でも早く、金利の高いに預ける先に預けることで、どんどんお金が増えていきますよ。

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荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー。神戸大学経済学研究科修士課程修了。 メガバンクに勤務時は、富裕層や会社オーナーを対象とした投資相談業務に従事。同年代の友達と話していると自分の知識や経験は、普通の働く女性に貢献すべきだと実感、独立...

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