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投資は怖くない。今お金がなくても、すぐにできる投資もある

「投資」や「金融」というと、よくわからない・怖いと思いがちですが、実は私たちは知らないうちに、投資に参加しているのをご存知ですか? また、今手元にお金がない人でもすぐに始められる、とても大切な投資があります。全10回のお金に関する連載、第4回目では、投資とは何かを考えるコラムをお届けします。

投資は怖くない。今お金がなくても、すぐにできる投資もある

■金融とはシンプルにいうと「お金の流れ」のこと

金融機関、金融危機、金融リテラシー……。金融という言葉はよく耳にしますが、そもそも金融とはなんなのか。

第1回目の「お金と上手く付き合える人は、お金の本質を理解している」でもお伝えしましたが、普段何気なく使っている言葉って多いんですよね。

金融は、「お金の融通」のことを略した言葉です。

お金が余っているところから、足りない・不足しているところへ融通すること。資本主義社会では、より発展していくためにこの「お金の流れ」が不可欠で、金融は「経済の血液」とも言われています。

■銀行にお金を預けておくのも投資のひとつ

実は、銀行口座にお金を預けておくことも、間接的に投資をしていることになります。

銀行は私たちが預けたお金で、債券(主に日本国債)などを購入して運用、もしくは個人や企業に融資をしているからです。

この運用や貸付の収益の一部が、預金者に利息(ほんのわずかですが……)として還元されているんですね。

銀行だけではありません。保険会社で販売されている終身保険や、学資保険、年金保険のような、解約時や満期がきたときに払い込んだ保険料の額以上になって返ってくる商品も、債券などで運用をしている、ということになります。

つまり、私たちは直接投資をしていなくても、実は銀行や保険会社といった民間企業を通じて間接的に投資をしていることになります。

ここで、一度考えてみたいのが、「それなら自分のお金は銀行に預けるのではなく、債券などに直接投資をしてみても良いのではないか?」という選択肢です(あくまで、選択肢のひとつです)。

債券は一定の利子が受け取れて、あらかじめ決められている償還日(満期)を迎えれば元本が返ってくる、比較的リスクの低い金融商品です。

中長期で、より少ないリスクで少しでもお金を増やしたい、と思った場合。民間企業である銀行より、国(国債の場合)の方が破たんする可能性は低いですよね。

債券に限らず、株やそれらのパッケージ販売である投資信託で、私たちのお金を直接投資に回す=資本市場に融通していくことで、経済活動に参加したり、世の中の成長を応援できるようになるのです。

ちなみに、債券や株の購入は証券会社を通じて行いますが、証券会社に預けた投資家のお金は証券会社の運営資金とは分けて管理されている(分別管理)ため、万が一証券会社が破たんしたとしても銀行のペイオフとは違い、投資家の資産は全額保護されます。

リスクをとって投資をすると、自己資金は増えるかもしれないし、減ってしまうかもしれません。でも、自分で判断して選択して、社会の成長の一部を担えたら面白いな、と思いませんか?

■今、お金を持っていなくても、誰でもできる投資がある

最後にもうひとつ。

投資というと、お金を運用していくことだけだと思いがちですが、そうではありません。手元にお金がなくても、今日から誰でも始めることができる投資があります。

それは自己投資です。

「投資」とは、今ある自分の財産を今は使えないものに換えて、将来大きく価値が上がるのを待つことです。

誰もが持っている財産=時間を未来に投資しましょう。

時間は、子供も大人も、総理大臣でも学生でも、誰でも平等に1日24時間与えられています。お金と違って貯金することも、運用して増やすこともできません。

その平等な時間を今、何かと交換せず「将来のために何をするのか」を考えることがとても大切です。

自分の価値を上げるために日々どんな投資をするのか? それは、健康かもしれませんし、家族などの人間関係かもしれないし、キャリアかもしれません。

お金の投資も必要ですが、1日30分からでも、将来の自分のために何か投資を始めてみませんか。特に若いうちは積極的に、将来への種まきをするのがおすすめですよ。

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水野 綾香

クラウドクレジット株式会社/広報 「女性のためのマネーセミナー講師」としてこれまで全国で6000人以上の方に講演。むずかしく思われがちなお金の情報を、楽しくわかりやすく伝えることがモットー。各メディアでのマネーコラム執...

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