“すぐできるテク”で、今日から賢いネットショッピングを

ネットショッピング、ついつい「ポチっ」と購入ボタンを押してしまう……という人も多いのでは？　ネットショッピングで後悔しない方法をお伝えします。

■年間30万円!?　ネットショッピングの支出額

ネットショッピングに年間どれくらいお金を使っているか、計算したことはありますか？

ネットショッピングを利用する人の年間支出金額は、30代が31万3168円、40代は34万5456円です（「総務省　家計消費状況調査　平成27年」より）。

年間30万円以上、ネットショッピングに使っているのです。何に使ったかわからないお金は、ここに多く含まれているのかもしれません。

■ネットショッピングが持つ、「今」を満足させる力に負けている

ついついネットショッピングを利用してしまうのは、その利便性はもちろんのこと、同時に買い物をする人の心のウイークポイントに上手く働きかけているから。

たとえば、貯金をするのは難しい、と感じることはありませんか。

それは、私たちの心は「将来得られる利益」よりも、「目の前にある利益」に魅力を感じるからです。そのため、眼前の楽しみを優先してしまう傾向にあります。

ネットショッピングは「今」買うことができ、「今」満足することができるのです。

また、ネットショッピングでの支払い方法はクレジットカードを選ぶことが多いですよね。クレジットカードは、お金を支払う感覚が薄いため、現金を支払うよりもお金が減るという不快な思いをする機会が少なくなり、そのため“つい”買いすぎてしまう……ということになりがち。

ネットショッピングには普段の買い物と違い、感覚のセーブ機能を麻痺させる力があるのです。

買い物は”心理的感覚”に騙されないで！　お金のムダをなくす考え方

https://p-dress.jp/articles/4346

お金を使うとき「お得だな」とか「損だな」とか、無意識に感じていませんか。わしたちはお金についてどう考えているのでしょうか。お金に関する心のクセを紹介します。

■すぐできてムダを減らす方法とは

心の感覚に流されないで、ネットショッピングを上手く付き合うにはどうしたらいいのでしょう。答えは、ルールを取り入れること。

ルール１．電車の中、夜には買わない

「24時間、どこにいても買い物ができる！」

便利ですが、誘惑も増えていますよね。

とくに、電車と夜は要注意の時間帯です。

スマホのおかげで、通勤時間の隙間時間も有意義にすごせるようになりました。だけど、限られた時間の中で判断すると、ムダなものを買いがちになってしまいます。

また、夜の時間帯も気をつけて。１日の疲れは、買い物ではなく別のことで癒しましょう。夜は判断が緩くなりがちです。

“今”買うと満足は得られるかもしれませんが、日をおいて考えると必要ではなかったかも……と後悔するかもしれません。

「電車の中と夜には買わない」時間帯のルールを決めるだけで、無駄遣いが減りますよ。

ルール２．王道は予算を決める

みなさんは、毎月いくらネットで買い物しているか気にしたことはありますか？

ネットでつい買いすぎてしまう人の特徴は、買った金額を把握できていない人です。心当たりがある人は、予算を決めて買い物をしてみてください。

予算の決め方は２通り。

・ネットショッピング用の予算内でやりくりするか

・洋服・食費など項目ごとの予算内でやりくりするか

予算を決めると、予算内でやりくりしようとするため無駄遣いも減りますよ。

ルール３．クレジットカードは１枚で

ネットでの買い物は１枚のクレジットカードで管理しましょう。

繰り返しになりますが、ネットでつい買いすぎてしまう人の特徴は、「買った金額を把握できていない」です。

１枚で管理すると、ネットで支払い明細を確認するのも簡単。請求書で使った金額がズラリと並んでいると、把握も反省もしやすくなります。

ネットショッピングでクレジットカードを使うポイントは、予算管理を上手くすることと、心のクセに負けないことです。