2017.09.02 ライフスタイル

【100万円のオンナ貯金＃３】お金を使いすぎてしまう人へ。浪費癖を治すコツ

お金が貯まらない理由に、ついお金を使いすぎてしまうというのもあります。ほしいものがたくさん出てきてしまったり、どうしてもほしい！　と思ってつい買ってしまったりする人は一度お金の使い方と向き合ってみましょう。今回の【100万円のオンナ貯金】では、そんな浪費癖を治すコツをご紹介。

お金を貯めようと思っても、お金をどうしても使いすぎてしまうという人、多いかもしれません。

欲しいものを我慢できなかったり、つい予定金額をオーバーしてしまったりと、浪費癖がある人。今回はそんな人へ、浪費癖を治すためのポイントを紹介します。

■お金を使いすぎる人はお金にまつわるトラウマがある？

まずは自分がお金を使いすぎてしまう理由を考えてみましょう。

お金を使いすぎてしまう、という行動には必ず理由があるはずです。

なぜ自分がお金を使いすぎてしまうのか考えるときに、「お金にまつわるトラウマ」がないか、チェックしてみてください。

心理学的に、お金を使いすぎてしまう人や、お金の管理がどうしてもできない人は、「お金にまつわるトラウマを抱えていることが多い」と言われています。

小さいころの経験や両親の消費行動、教師の話など、場面を絞らずとにかく思いついたことを書き出してみましょう。

トラウマとまでいかなくてもいいので、「お金とわたし」というテーマで、「お金について深く考えた瞬間」や「お金がもっと欲しいと思った瞬間」などを書き出してみてください。そうすると、自分のお金に対する考え方を形成した経験を探ることができますよね。

もしもお金のトラウマが見つかったら？

もし、自分の過去を振り返ってみて、お金に関するトラウマがあったなら、それを早急に解決する必要があります。

解決するのは簡単ではありませんが、当時の自分が苦痛に感じたことを、今の自分が考え直してみて、できるだけポジティブな思考へ転換できたらいいですね。

当時の自分と今の自分では、同じ出来事に対しても、違う考え方ができる場合があります。もし、同じ考え方になってしまっても、もう少し頭を柔らかくしてポジティブにとらえてみて。

トラウマを完全に克服することは難しいですが、自分の今の金銭感覚やお金に対する価値観を形成した経験をハッキリさせることは非常に意味のあることです。

■潜在意識から「お金が貯まる人」になろう！

また、お金が貯まらない人は潜在的に「貧乏のままでいい」とか「お金がなくてもいい」と思っている場合があります。

もちろん誰だって「お金があるに越したことはない」と思っていると思います。ただ、その中でも潜在的に、「お金がなくてもいい」と思っていると、いつまで経ってもお金持ちになれません。

「お金持ちになりたい」と思うのではなく、お金持ちになった気になって、お金持ちマインドを持つようにしましょう。

お金持ちマインドとは「何も犠牲にせずお金を得ようと考える」

突然ですが、ここで質問です。

お金持ちになるためには何を捨てなければならないと思いますか？

「自由な時間」や「趣味」「友達との時間」「家族との時間」など、さまざまな答えが出てくるかと思います。

「お金が貯まらない」「ついついお金を浪費してしまう」ような人は、こういった要素が、お金よりも大切だと考えている傾向にあります。

たとえば、「お金持ちになるためには友人と遊ぶ時間を減らさなければならない。でもそんなことしたら友人との時間がなくなるからやめておこう」と考えているのです。

ここで注意したいポイントは、お金持ちになることは、友人との時間を犠牲にすることではない、という点です。

たしかに無駄遣いを防ぐために、友人との遊びを控えなければいけないケースもあります。ですが、それは無計画に遊んでばかりの人などに当てはまります。

月々の娯楽費や交際費、貯金額をきちんと決めて、その中で友人と過ごす時間をつくり出していれば問題ありません。それで付き合いが減っていくとしても、あらかじめ「私、今○○のために貯金しているから、今日は遠慮させてもらうね」と説明すれば理解を得ることができるはず。

また、友人との時間の過ごし方にも注目。毎回外食やイベントなどに足を運んでいれば当然、お金はものすごいスピードで減っていきます。

いつもよりリーズナブルな価格帯のお店に変更したり、ホームパーティを開催し、それぞれ食材や飲み物を持ち寄ったりするなどの工夫をすれば、余計な出費を防ぐことも可能です。

考え方が１通りだからお金持ちになる道がひどく狭く感じられるだけで、もっと豊かな発想を持つことで、お金持ちへの道が広がります。

お金持ちマインドとは、「何かを犠牲にしてお金を得ることではなく、自分の生活の中でいかにお金を節約・作り出す仕組みをつくるか考えること」なのです。

■お金を使いすぎないための作戦を立てよう！

さて、お金持ちになれない心のクセについてはここまでお話ししてきた通りですが、最後に、浪費癖や使いすぎを防ぐための具体的な行動についてお話したいと思います。

お金を使いすぎないように、自分なりの作戦を立てましょう。

欲しいものが多く我慢ができない人は、１日のはじめに「今日は何にいくらくらいお金を使いそうか」という「お金予報」を立ててみましょう。それ以外の出費については、その場で購入せずに一度家に持ち帰って、本当に必要かどうか、よく検討してください。

忘れ物やうっかりミスが多く、予定外の出費が多くなってしまう人はいまより10分早く起きて、忘れ物がないかチェックしてください。

もしくは、前日に必ず翌日の持ち物をチェックして、準備万端にしておくこと。また、玄関扉に絶対に忘れてはならないもののリストを貼っておき、出る前にチェックする習慣をつけるのも有効です。

欲しいものを我慢できない、という人も、必ずその場で買わずに商品名と売っているお店、値段をメモしてその場では買わないこと。

家に帰って、よく吟味してから購入を検討してください。その際、今月の収支のどこで帳尻を合わせるか計画を立てるのも忘れずに。