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【100万円のオンナ貯金#1】最初にやるべきことは”お金の整理”

お金を貯めようと思っても、なかなかうまくいかない。そんな人はまず「100万円貯金」を目指してみませんか? いきなり100万円なんて無理……なんて諦めないで。100万円って大きな金額に見えて、実は貯金するには難しい額ではないのです。1年で100万円を貯めるための貯金術を紹介する連載が始まります。

【100万円のオンナ貯金#1】最初にやるべきことは”お金の整理”

さて、「100万円貯めたい」と思ったら、まずは何から始めたらいいでしょうか。現実的に、自分がこの1年間でどう100万円を貯めていくか、計画を立てなければなりません。

そして計画を立てるためには自分の現状を把握する必要があります。というわけで、まずは自分のお金の整理をしましょう。

初回の「100万円のオンナ貯金」では、家計を整理するときのポイントをご紹介。

■自分が1カ月に稼ぐ金額、使う金額を整理する

第1ステップとして、自分が稼ぐお金と使うお金を整理しましょう。

稼ぐお金というのは、ここでは安定的な収入のことを指すので、毎月コンスタントにもらえるわけではないお小遣いや仕送り、ときどき友達の仕事を手伝いにいってもらえるちょっとした報酬などは計算に入れないでください。

多くの人は会社の給与収入になるかと思います。残業代の差が激しという人は、ここ3~5回の残業代の平均を取ってください。

また、繁忙期と閑散期がハッキリしている職種の場合はある程度、残業時間の予測がつくはずなので、その金額を計算しておくと、あとで楽になります。

いくら得て、いくら使っているのか、大まかな金額がわかったら、その金額を細分化していきます。食費に消えたのか、娯楽費か、はたまたお化粧品やファッション費に使ったのか。

できれば1カ月だけでも家計簿をつけてみるのが理想ですが、続かないという人はとにかくもらったレシートをすべて取っておいて、ざっくり食費、被服費、娯楽費、交通費などに分けていってもいいでしょう。

■「収入−固定費=生活費+貯金」の方程式を成立させる

そうすると、自分が何にお金を使いすぎなのかわかるはずです。食費が高すぎるとか、服を買いすぎているとか、飲み会に行きすぎだとか、自分の消費行動のクセが見えてくるでしょう。

その傾向を分析してみて、本来自分が使ってもよいお金を算出していきます。家賃や光熱費、水道代、通信費などの固定費を抜いて、貯金する金額も抜いて、いったい自分が使える金額がいくらなのかをハッキリさせましょう。

たとえば手取り22万円で、家賃が6万円、光熱費・水道代が1万円、通信費とスマホ代が1万円だとしましょう。

残り14万円の中で、生活と貯金をうまくやりくりしていく必要があります。このとき大事なのは「資金の振り分け方」です。

まず月々の貯金額をここから引くことが大事です。1年間で100万円貯めるということは、月々約8.4万円貯金しなければなりません。現実的にはその金額ってけっこう厳しいですよね。

それでも、「毎月の貯金額額が厳しいな……」と思う人は、固定費を見直してみましょう。たとえばスマホを格安スマホに切り替えたり、保険の見直しをしたり、というところ。

家賃を削るというのも、たとえば実家のそばでひとり暮らししているとか、会社の寮に入れるというのであればおすすめですが、そう簡単にはいかないと思います。

引っ越しにあたって、初期費用は家賃の5~6倍かかり、引っ越し代も含めるとけっこうな金額になるため、相当なメリットがない限りは、100万円貯金の回り道となってしまう可能性があります。現実を見定めてから家賃を削ることは考えたほうがいいですね。

さて、固定費を削ってもなかなか思うように貯金できる金額を捻出できない……というのであれば、流動的な支出を見直してみましょう。

■ここが無駄かも! 見直しのポイント

食費はちょっとした努力で簡単に下げることができます。

たとえば今、お昼ご飯を外食で済ましているのであれば、毎日お弁当を作るだけでもかなり違います。お弁当を作るのが手間だと感じる人は冷凍食品を利用してもいいでしょう。

1週間あたり1000円~1500円ほどの冷凍食品を買い貯めしておいて、電子レンジで温めてお弁当に詰めるだけでとても楽にお弁当が作れます。そうなると、毎週5回分のランチ5000円が1500円に置き換わる可能性があります。

被服費も、月初に決まった金額だけまとめて購入することで余計な買い物を防ぐことができます。「今月はもう買ったから」と制御できるようになりますし、もしそれでもほしいものがあれば翌月に回すなど、管理がしやすくなります。

流動費が高くなってしまう人は、自分がその用途にどれだけのお金を使ってOKか把握できていないか、忘れてしまうことが原因。被服費やお化粧品代などの消耗品を月初にまとめて決まった金額購入することで、無駄遣いを防ぐことができます。

また、娯楽費が高い人はあらかじめ決めた金額の中でどの予定を優先させるか、しっかり検討してから出かけるようにしましょう。

断りきれずに飲み会に参加してしまう人は、急に誘われたときでもうまく断れるように、断るときの理由をあらかじめ考えておくといいですね。

準備をしておくことで上手に回避できるお誘いも増えてきます。

■家計の整理がスタート地点

年間100万円貯金したいと思っても、思うようにうまくいかない人もいると思います。

しかし、金額だけ見て「自分には無理だ」と思うのではなく、まずは家計を整理して自分の無駄を少しずつ省いていくことで、100万円貯金までの道筋が見えてきますよ。

【100万円のオンナ貯金#2】お金が貯まる仕組みづくりをしよう

https://p-dress.jp/articles/4605

貯金したいけどなかなか思うようにいかない、という人はまず、お金が貯まるしくみを作りましょう。たった1日でお金が貯まるしくみを作ることができます。今回の【100万円のオンナ貯金】では、仕組みづくりのために、やってほしい5つのことをご紹介。

【マネー部イベントが開催!】第1回 2018年は「貯まる女」になる

DRESSマネー部がついに発足。記念すべき第1回目の活動は「貯める」をテーマに、『サヨナラ、お金の不安』の著者で、3人の子育てをしながらFPとして活躍する畠中雅子さんをお招きします。(軽食付き)

【マネー部】第1回 2018年は「貯まる女」になる!の詳細

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大塚 ちえ

都内で働く金融系20代OL。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る記事をお送りします。

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