新年度のスタートダッシュを決めるためにも「風水」を活用するのがおすすめです。仕事中に机や顔を特定の方位に向けることで、仕事運を高めることが可能です。デスクワークのとき、商談や面接、プレゼンをするときなどにも、風水の吉方位を向くことで成果を高められます。今回は、どの方位を向いて仕事をするとよいかについてお話しします。
受験合格を風水で後押しする方法
受験に効く風水術は世の中に数多くあります。それは、風水が育まれた時代の中国では、試験に受かることで官僚の仕事に就くことができ、豊かな生活が約束されていたからだと言われています。今回は、中学受験生を持つご家庭で風水を施し、受験を乗り切ったお話です。
今から5年ほど前の夏、小学6年生の男子、中学受験生A君のいる家の風水に携わりました。
A君は模擬試験ではまずまずの優秀な成績をおさめているという話でしたが、ご両親の意向としては開成、麻布、武蔵の御三家に入ってほしいとのこと。家は裕福で、A君が受かるためなら改築でも引っ越しでもするという意気込みでした。そのときに私が風水師として提案した5つのことを、以下にご紹介します。
■受験に効く風水1)机の向きを吉方位に調整
まず、A君がクアナンバー(KUA NUMBER)の吉方位に顔を向けて座れるよう調整しました。そうすることで、前向きなエネルギーを受けながら勉強することができ、学力がどんどん上がるのです。
クアナンバーとは、生年月日から知ることができる個人の吉方位のことで、調べ方、座り方などは以前に当サイトで詳しく書きましたので、下記の記事をご参照ください。
■受験に効く風水2)壁を背にして座る
A君はそれまで、壁にべったりとついた勉強机で壁に向いて勉強していましたが、壁を背にして座るようにポジションを変えました。壁を背にすることにより、安定した集中力が生まれます。集中力だけでなく、先生や指導者からのサポートも受けやすくなるのです。
■受験に効く風水3)寝室と別の部屋を勉強部屋として使う
勉強に必要なエネルギーは積極的な「陽」のエネルギーです。一方、寝るために必要なのは休息の「陰」のエネルギー。ですので、寝室と勉強部屋を一緒にするとどちらも中途半端になってしまいます。
この家には広いリビングがあり、そこに勉強机を置くことができました。壁を背にし、吉方位に顔を向けて勉強することもできます。
これを言うと、
「リビングでは意識が散漫になるのでは?」
と心配される方もいるのですが、それは違います。
少々にぎやかなほうが、勉強にふさわしい「陽」のエネルギーを吸収できるのです。その証拠に、スタバのようなにぎやかな場所では勉強や仕事をサクサク進めている人を多く見つけることができますが、図書館の自習室ではどうでしょうか? 意外と、寝ている人が目につきますよね。
特に子どもは近くに家族がいるほうが、リラックスして勉強もはかどるというもの。お母さんが料理をする音が、どれだけ子どもに安心感を与えることでしょう。音楽好きの子どもなら、ヘッドフォンで音楽を聴きながらでも問題ありません。
■受験に効く風水4)北東に水晶とランプを飾る
勉強机を置いたリビングの北東には、水晶とランプを一緒に飾りました。八卦という風水の基本的な法則によると、北東は勉学をつかさどる方位で「土」の性質を持ちます。
土のエネルギーの塊である水晶と、そのすぐ隣でランプが「火」のエネルギーをつくることで北東の力が高まり、学業運を最大に高めることに成功したのです。
■受験に効く風水5)呪文の力
魔法使いサリーの「マハリクマハリタ」は誰でも知っている有名な魔法の呪文ですが、同じように風水でも魔法の呪文が数多くあり、学業成就の呪文というものもあります。
その呪文は「オン・アー・ラパ・チャナ・ディー」です。
これは文殊(もんじゅ)菩薩の呪文で、毎日108回唱えることで知恵が得られるのだと言われています。日本でも3人寄れば文殊の知恵ということわざがありますよね。私はA君に「毎日ね、魔法の呪文を108回唱えられる?」と聞くと、彼は喜んで「やる!」と言ったのです。
■受験に効く風水6)勝利運を高める馬を飾る
ここまでで、学力をつける風水でベストは尽くしました。
あとは勝負運です。
その年は勝負運のエネルギーが南にあったので、勉強机のあるリビングの南にあたる場所に馬を飾りました。前足を跳ね上げた馬は勝利のシンボルとして世界的に知られていて、その年に南にあった勝負運のエネルギーを見事に高めました。(今年、2017年は家の中央に勝負運のエネルギーがあります。)
受験の約半年前から、A君とご家族はこれら6つの風水対策をしました。結果はどうだったかというと......見事、御三家の一角に合格! 毎日がんばって勉強したA君の努力を、風水が後押ししたのだと思います。早いものでA君、今は大学受験モードに入っています。