おすすめ育児グッズ「スリング」のメリット! 短い抱っこ期間を楽しもう
初めての出産では、何の育児グッズを揃えればいいか悩むもの。ひとつのグッズを選ぶだけでも、さまざまな種類があってさらに悩みます。今回ふれる育児グッズである「スリング」もそのひとつ。今回は、新生児から使える便利な育児グッズ「スリング」をご紹介します。
■オススメ抱っこ紐「スリング」とは
先日「育児をする際のおすすめグッズは何?」と出産予定の友達に聞かれたときに「スリング!」と即答しました。
育児用品や知識は、2~3年経つと古くなるといわれています。ですが今回ご紹介する「スリング」は、流行に関係なく、本当におすすめできる育児用品です。
スリングとは、1枚の布で赤ちゃんを包み込める抱っこ紐のようなもののこと。最初は使い方に戸惑うかもしれませんが、慣れるととても便利でラクです。
使う前は「ファッション性を求めているだけなのでは!?」と、否定的だった夫も実際に使ってみると大絶賛!
我が家では、ママ用、パパ用とふたつ揃えたほどです。
■スリングを使う4つのメリット
スリングの良い点を以下に4つほど挙げてみます。
1.目の前の視界が遮られない
スリングは、赤ちゃんを正面ではなく、少し横に抱っこする感じです。横に抱っこできるので、目の前の視界が開けます。この状態は、日常生活では大事なことです。歩いているときも目の前の段差などに気づきやすいですし、抱っこしながらの食事もしやすくなるのです。
2.お腹の中にいるときのような安心感がある
布に包まれ、ぴったりと胸にくっついている感じが、お腹の中にいたときと同じ状態だといわれています。この安心感からか、赤ちゃんは意外とすんなり寝てくれます。
また、密着度が高いこともあり、実際の体重よりも軽く感じます。
3.どこでも授乳ができる
抱っこしている高さを少しずらして、赤ちゃんの顔を胸の位置まで下ろすことによって、授乳ができます。
電車に乗っているときや、歩きながらでも周りに気づかれずに簡単に授乳ができますよ!
4.コンパクトで軽い
スリングといっても、1枚の布なのでコンパクトで軽く持ち運びしやすいのは嬉しいポイントのひとつ。
スリングの中で寝てしまっても、そのままの状態で下にそっとおくと、抱っこと同じ状態を保てるので、下ろしたときに起きる頻度も少なくなります。これは、背中を覆っている布がそのままの状態にあることで、背中の温度が変わらないためです。
また、布なので、外出先などでちょっとした肌かけにもなります。
■便利に使うためには、練習も必要
便利なスリングですが、使い方を間違ってしまうと、抱っこしている大人だけではなく赤ちゃんにも負担がかかってしまうため注意が必要です。
抱っこの方法や使用する上での注意点に気をつけて、抱っこの練習をしてみてください。
使い方講習会を開催しているメーカーもあります。
メーカーによって異なりますが、新生児から3歳くらいまで使えるものが多いです。
便利なので、私自身は比較的長い期間使っていました。ですが、子どもの体重が10キロを超えたあたりから、肩への負担がかかるようになり、他の抱っこ紐と併用していました。
新生児から歩き出す1歳頃までは、抱っこが非常に多くなる期間です。家でも外でも、このスリングは手放せない育児アイテムのひとつです。
■親子で抱っこを楽しもう!
子供用のおもちゃのスリングもあります。
娘は「はぁ~、ママー、やっとうさちゃんが寝てくれたよー」などと言って、よくお人形と遊んでいます。
そんな4歳の娘に、たまに「スリングに入る?」と聞くと「えっ!? いいの!?」と、少し照れながらも、とてもいい笑顔を見せてくれます。
抱っこは重くて大変なので、つい抱っこを断る理由を見つけて逃げてしまうことが多くなりがち。
でも、抱っこができる期間は案外短いので、スリングを利用してしばしの抱っこ期間をめげずにお互い楽しみましょう!