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ポンフー、台湾のハワイと称される島へ【台湾リゾート #1】

ポンフー(澎湖)は、中華圏のWebサイトで「台湾のハワイ」と紹介される、台湾と中国大陸の間の海・台湾海峡に浮かぶ大小90の島々です。世界一の発行部数を誇る旅行ガイド『Lonely Planet』からも世界10大秘島のひとつに選出されています。日本人には未だ馴染みの薄いポンフーの魅力を全5回でご紹介します。

ポンフー、台湾のハワイと称される島へ【台湾リゾート #1】

■今夏、台湾リゾート「ポンフー」へ

© 交通部観光局澎湖国家風景管理処

「内垵ビーチ」観光局澎湖国家風景管理処

皆さん、この写真はどこの景色だと思いますか? ハワイ? グアム? いえいえ、台湾です。近年、台湾旅行はとても人気があり、昨年は日本からの年間渡航者数が200万人を超えました。

台湾旅行は、いまやハワイを抜き日本人の海外旅行先としてナンバーワン人気を誇るほどに。私の周囲の友人知人でも、台湾へ行く人が本当に増えたなぁ……と日々実感するところです。フェイスブックを開けば、いつも誰かしらが台湾旅行をしているような日常です。

ただ、台湾旅行が流行っているといっても、まだまだ台北周辺の観光に留まっている方が多いのではないでしょうか。台湾の魅力は、夜市、九份、故宮博物館だけじゃないんですよ、ということをDRESS読者の皆様にお伝えしたいと思い、この度筆をとった次第です。

あらためて、上の写真を御覧ください。これは、台湾のポンフー(澎湖)という、台北松山空港から国内線飛行機に乗って45分で行ける島です。

ポンフーは、台湾、中国、香港等の中華圏の旅行サイトでは「台湾的夏威夷=台湾のハワイ」として紹介されています。また、世界で発行部数1位の旅行誌『Lonley Planet』でも世界10大秘島に選ばれているリゾート・アイランドなのです。

■DRESSな女にポンフーをおすすめしたい3つの理由

まずは、ポンフーの基本情報から。ポンフーは、台湾海峡に浮かぶ大小約90の島々で構成されている諸島です。ポンフーの中心となる馬公市(マーゴン市)は、台北から西へ50㎞地点に位置しています。

諸島のうち19の島が有人島になりますが、人口は合計で10万人程度と大変少ない地域です。一方で、観光客はとても多く、台湾人による国内旅行を中心に年間100万人近くが島を訪れます。海・景観・街並み・グルメ。狭い島にたくさんの観光スポットがギュッと詰まっています。

DRESS読者にポンフーをおすすめしたい理由――それは3つあります。

【理由1】小さい島にビーチが30以上。あなたの感性にぴったりハマる、あなただけの”お気に入りのビーチ”がきっと見つかる

© 交通部観光局澎湖国家風景管理処

「隘門ビーチ」観光局澎湖国家風景管理処

DRESS世代ともなれば、体験としても教養としても、自分が素敵だなぁと感じるビーチの1つや2つは、自分の言葉で語り、披露したいですよね。ポンフーは140平方キロメートル(川崎市と同じくらいの面積)の小さな島にも関わらず、大小さまざま、個性豊かなビーチが30以上もあります。

きっとあなたのお気に入りのビーチが見つかるはずです! ちなみに、私のお気に入りのビーチは隘門沙灘(アイメンシャータン)ですが、詳しくは本連載の第2回で――。

【理由2】地形がすごい! 世界遺産級の絶景の数々に息を吞む

©交通部観光局澎湖国家風景管理処

「桶盤」観光局澎湖国家風景管理処

オーストラリア? エアーズロック? いえいえ、台湾です! ポンフーでは上写真のような、玄武岩の岸壁を多くの場所で目にすることができます。

これは、千年以上前の海底火山によって噴き出た溶岩が、海水で急激に冷却されて固まったためにできた地形です。ぜひ、ご自身の目でご覧いただきたい絶景です……。圧巻な景色に息をのむこと間違いなし!

すこし政治的な話になりますが、国際社会は「ひとつの中国という建前」のなかにあって、台湾はいまでもユネスコ世界遺産条約に批准できていません。そのため、これらの景観は世界遺産登録されているわけではありませんが、間違いなく、世界遺産”級”といえるでしょう。

【理由3】生粋の台湾がココにある。台湾本島よりも古い歴史ある街

©Yang Yii

「中央老街」写真©Yang Yii

ポンフーは、台湾本島よりも古い歴史を持っています。1200年頃の書物には既にその名が登場します。ポンフーの中心となる馬公市(マーゴン市)には、16世紀後半に創建された天后宮(ティエンホウゴン)があります。

天后宮は、台湾最古の媽寺廟として国家1級古跡に指定されています。そして、上写真は天后宮に続く参道、中央老街(ジョンヤンラオヂエ)です。これぞ台湾最古の参道であり、生粋の台湾情緒が溢れる古都の小道といえるでしょう。

■台湾通を自称するなら、ポンフーを語れるくらいになりたい

© 交通部観光局澎湖国家風景管理処

「吉貝嶼」観光局澎湖国家風景管理処

冒頭に書いた通り、DRESS読者の皆様も、最近は台湾旅行に出かける友人知人が周りに多いのではないでしょうか。そして、もしあなたが「台湾好き」を自称するならば、一度はポンフーへ行ってみてはいかがでしょうか。そして、その台湾リゾートを体験してください。

今回ご紹介したのはポンフーの基本情報、ほんのイントロダクションにすぎません。ポンフーにはまだまだ語ることがいっぱいあります。 皆様にも体験していただき、そして、語っていただきたい……。

本連載は全5回。ビーチ(第2回)、グルメ(第3回)、ポンフーへの行き方(第4回)、ホテル(第5回)を予定します。さぁ、DRESS読者の皆様、私と一緒に台湾リゾートにどっぷりと浸りましょう。

フルカワ トモエ

埼玉県出身。上智大学文学部英文学科卒。エンタメ業界にて勤務。
旅行大好きOL。「ひねり」と「粋」にまみれた人生を歩みたい。

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