褒め上手な人は自分も周りも幸せにする

褒め上手な人は自分も周りも幸せにする

褒められると誰だって嬉しい……はずだった。でも、微妙に違和感を覚えるときはないだろうか。褒められ上手、褒め上手になるための、日常の些細な心がけを提案したい。


褒められると嬉しいのに、いざ褒められるとどう返していいのかわからなくなる。そういう経験をした人は多いのではないだろうか。

事実、私も褒められると「あー」とか「うー」と口ごもる。褒め言葉への正しい返し方がわからない。

日常生活で多い褒め言葉は「かわいいね」「美人だね」「男前だね」「イケメンだね」など見た目が多いと思う。初対面でどこを見ますか、と言われたら多くの人が「顔」と答えるはずだ。

逆に「手」とか「腰」などと答えられたらそれはそれで戸惑う。妙なエロティックさを感じなくもないが。とはいえ、「美人ですね」と言われたとして、あなたはどう答えるだろうか。

■褒め上手なカナダ人女性のエピソード

先日、カナダ人女性と話していたときに、「そばかすがとってもキュートだ」と言われた。私は思わず「ええっ、嘘でしょ!?」と返していた。

中高生のころに日焼け止めも塗らずに、太陽の下を闊歩していたため、この年になって肌にはそばかすとして出てしまっているのだ。これがいずれシミになっていくのか……と思うと気が重くて仕方がない。

でも、海外ではそばかすメイクが流行っているのだとか。ほらこんなに! と言って彼女はそばかすメイクの動画も見せてくれた。

「だって赤毛のアンみたいでかわいいじゃない?」

なるほど、そうか……そう? 本当に? 私自身は彼女がキュートだと言ってくれたそばかすがコンプレックスなので嬉しくはなかった。

でも、その褒め言葉ひとつで思いのほか話が盛り上がったのだ。彼女は褒め上手なのだろう。

「美人だね」と褒められたらどう返すだろう。「いえいえ、そんなことないですよ~」か、「ありがとうございます」で終わりそうだ。

「どのパーツが特に綺麗だと思います?」などと返せば困惑させてしまう(聞いてどうするんだ、という話ではあるが)。

しかし、ピンポイントでの褒め言葉は会話を広げるきっかけになるのかもしれない。

■日本人が「褒め下手」な理由

私個人としては自撮りをする習慣もないし、SNSに自分の写真を載せる機会も少ない。

たまにほかの女性が友達や姉妹との写真を載せているのを見かける。コメント欄には「美人姉妹だね!」「かわいい子揃い!」という言葉が並ぶ。

別にそれがいけないというわけではないけれど、もし自分が同じようなコメントをされたら、一方的すぎて、なんて応えればいいのかわからなくなる。

1人ずつに「そんなことないですよ~」「ありがとうございます」と返しているのを見ると、いいなあ、というよりは、大変だな……という心持ちになる。

そこでふと思ったのは、もしかして、みんな褒められ慣れてないから、褒めるのが下手なのか? ということ。卵が先か、鶏が先か、みたいな話になってくるけれど。

■褒め上手になるには、目の前の相手を褒めることから

友だちの恋人を紹介されたとする。あとから「私の恋人はどうだった?」と聞かれると、とっさに外見を褒めてしまう。

もちろん、はじめましての状態でそんなに突っ込むことはできないのだけれど、「カッコいいね」とか「優しそうだね」とかだろうか。

でも、一言二言話しているのなら、本来はもう少し何かしら言葉が出てくるはずだ。「素敵な声をしている人だった」とか「恋人を見る目がとても優しそうだった」とか。

褒められたい、というなら、自分ももっと周りの人たちを褒めるべきだ。

日本人はよく恥ずかしがり屋だし謙虚だ、なんて言うけれど、良いと言われたことはもっと迎合すべきだし、周りのことも積極的に褒めていくべきなのだろう。

「褒め」の語彙力を増やし、褒め上手になるのは、周りにとっても自分にとっても、良い暮らしのエッセンスになりそうだ。

この記事のライター

シナリオライター。1982生まれ、大阪府出身。大学卒業後、2006年よりライターとして活動を始める。現在は胃が虚弱な痩せ型男性と暮らしながらラブストーリーについて考える日々。焼き鳥とハイボールと小説、好きなアイドルのライブに...

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