忙しくてもお金を増やしたい! 債券投資のメリットをお伝えします
今回は債券投資のメリットをお伝えします。投資を始めてみようと考えている人は、株式や投資信託のほかに、債券投資も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
投資のセミナーで受講者の方に、「どんな投資に興味がありますか?」と質問すると、ほとんどの人は「株式投資、投資信託」に興味があると手を上げます。投資の中でも債券投資は、マイナーな存在なのかもしれません。
ですが、忙しい働く女子や大きなリスクはとりたくない……という人にとって、債券投資はぴったりの投資活動なんです。
■債券投資ってなんだろう
「債券」とは、国や地方公共団体、会社などが発行している借用証書のようなものです。あなたのお金を貸して、貸したお金に対しての利子がつく仕組みです。
契約するときに、
・どんなところに(=発行体)
・いつまでお金を貸すのか(=満期日)
・いくらの利子を払ってくれるのか(=利率)
があらかじめ決められているのが特徴です。
株式投資は、株式を買ったあとの利益は決まっていません。配当金も値段の動き方も変化します。
一方、債券投資は利率や満期日などの投資に関する条件が契約する前に決められています。その特徴を活かして、基本的には満期日までお金を預けたままにすることができます。
リスクに見合った投資かどうかの判断がつきやすいため、忙しい人や、あまり大きなリスクを取りたくないけれど少しはお金を増やしたいといった人に向いている投資先といえます。
■債券投資の3つのメリット
債券は、発行体が国や会社、海外のものがあったり、複雑な仕組みがついているものなど、その種類は多岐に渡ります。種類は多いですが、基本的な債券の魅力は今からご紹介する3つです。
満期のときに受け取れる金額が決まっている
例えば、3年後が満期日の日本の債券を100万円購入したとします。
3年間は利子が受け取れて、3年間経った満期日には100万円が戻ってきます。ただし、発行体(ここでは日本)が満期までに潰れてしまったら100万円が返ってこない可能性も出てくるのです。安心できる投資先を選んでください。
定期的に利子が受け取れる
債券に投資することは「国や会社にお金を貸す」というリスクを背負うことになります。もし投資した国や会社が潰れてしまった場合、お金が戻らない可能性もあるからです。そのリスクの代わりに利子を受け取ることができる魅力があります(一部異なる債券もあります)。
途中で売却することができる
債券は、約束した満期の日を迎えなくても途中で売却することができます。ただし、債券を途中で手放す場合、値段は時価になります。利益が出ているかもしれませんし、損をしている可能性も。債券の種類によっては途中で売却できないものもありますので、あらかじめ確認してくださいね。
■債券投資するときに気をつける2つのこと
債券のデメリットは「投資先が潰れるとお金が戻らない可能性があること」「途中で売却すると時価の値段になって損してしまう可能性があること」です。
そんなことにならないために2つのポイントを確認しましょう。
発行体(=投資先)などの条件を確認して
債券への投資は条件を確認してから決めましょう。例えば、スーパーで魚を買うときには「産地・賞味期限・栄養」等を考えて買いますよね。債券も「発行体はどんなところか、利子はいくらか、期間はどれくらいか」条件をチェックしましょう。
これは、債券を買うときに必ず見ることになります。たとえば、対面で買うときにはリーフレットやパンフレットといわれる商品を説明する資料に書いています。ネット証券の場合は、条件が画面上に表示されています。
格付けを参考にして投資先を選ぶ
格付けとは投資先の安心度を測る指標です。安心度が高い投資先は利子が低いですし、安心度が低い投資先は利子が高くなります。利子の条件だけに注目せず、自分が安心できる投資先を選んでください。
例えば、アメリカの国の債券と、ブラジルの国の債券ならアメリカの方が安心度が高いのでアメリカの金利の方が低いといったように、格付けを意識して安心度とのバランスをとるようにしましょう。
■債券投資は、リターンとリスクがわかりやすい
投資の条件がはじめに決まっているため、リターンとリスクがわかりやすいのが債券です。投資を始めてみようと考えている人は、債券投資も選択肢のひとつとして考えてみてくださいね。
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