【裏ワザ集】家族旅行の荷物準備と整理をとことん楽にする 2/2
最小トートにはコード類とコスメ類を
さらに近年、デジカメだ、スマホだ、タブレットだ、iPod……と、充電器も多種多様に。これらの4人分の充電器・コード類たるや膨大な量。
泊まった宿泊先の部屋のコンセントの少なさに閉口した経験から、延長コード、コンセントの口が6個の電源タップの類は必需品になった。
もう小さなポーチに収まらず、このトートバッグにまとめて収納することにした。この充電器・ケーブル系を一つのカバンにまとめるのは大正解!
到着した際に真っ先に取り出したいし、ホテルや旅館を後にするときや最後まで使っていることも多い。引っこ抜いてまとめて入れるので忘れることもない。管理も楽だ。
■家族旅行の荷物をシステマチックに分ける理由
たった一〜二泊のたかだか家族旅行に、荷物をそこまでシステマティックに分けるのに、一体何の意味があるのか、と思われるかもしれない。
が、実は家族旅行や帰省が大好きな我が家。スキーだ温泉だ海水浴だと毎月のように出かけていたところ、行った先で「あれがない、これがない」「充電器何処だ」「日焼け止めどこだ」「薬は?」「俺の靴下は?」と家族全員の荷物の番人としての重役を担った自分が、ちっとも旅行を楽しめない! という事態に陥ったからである。
そこで、この鞄とポーチの色分けシステムを試したところ、これが大正解だったのだ。至極快適。
「薬は赤いポーチに入っている」
「充電関係はいつものあの緑のトートバックに入っている」
「俺の靴下はブルーのカバンに入っているはずだな」
と、家族全員が荷物のありかを色で把握・認識しているため、いちいち私に聞かずとも自分で探してくれるようになった。
旅行先から帰途に就くときも、元通りの色の鞄にサッと入れてくれるように。
荷物を車に積んだ後も、「あ、あれ取り出したい」と言ったときに、すぐにお目当ての色の鞄に手を伸ばす。鮮やかな色の鞄なので、夜暗いところにいても、すぐに見つけられるのだ。
■空の鞄を「汚れもの収納用」にすると楽
私はさらに、一番大きいエルベのトートバッグを、空の状態で折りたたんで旅行に持っていくことにしている。
これは大きな意味がある。「汚れもの鞄」の役目を果たすのである。
毎日出る旅行先での洗濯物を、都度この中に入れていきましょう、という決まりにしている。これも鞄の色を決めているので、何も言わずとも家族は皆汚れ物をその中にどんどん入れてくれる。
こうしておくと、旅行先で着なかったきれいな洋服と着用した汚れものが混じり、帰宅後に全部洗うはめになるのを避けることができる。
念のため、と予備で持っていったそれぞれの下着やTシャツなど、ポーチから出すこともなかった衣類は、そのままクローゼットへ逆戻り。
家に帰ったらまず、この「洗濯すべき汚れものしか入っていない鞄」の中身を丸ごと洗濯機に入れて回すことから始める。仕訳という作業がないのでとても楽なのだ。
■最小限の荷物準備と後片づけで、家族旅行の楽しい思い出作りを
子どもも大きくなり、全員揃っての旅行の機会は徐々に減ってきた。それでも旅行は楽しみなイベント。
忙しい暮らしの中でリフレッシュするはずの旅行が、却って主婦に重労働をプラスするようなことがあっては残念だ。
「洗濯機と乾燥機が備え付けてあるか、が旅先のホテル選びの絶対条件だ」という友人も。帰ってきたときに洗濯物が少なくて楽だから、という理由だ。
自分に合った方法を試行錯誤・工夫して、最小限の手間で、主婦も家族も楽しめる旅行をしたいものですね。