【裏ワザ集】家族旅行の荷物準備と整理をとことん楽にする
家族旅行は楽しいイベントだけど、家族の人数分だけ荷物の準備や片づけが大変。準備・管理に主婦は疲労困憊しがち。それが憂鬱で家族旅行が億劫、という意見はまわりでもよく聞く。それをシステマチックに整えるために私が実践してきた方法をご紹介。
■家族旅行を楽しみたいなら、荷物の準備がキモ!?
近場への一泊旅行から、実家への帰省、ちょっと連泊する遠めの国内の旅行まで。特に子どもが幼い頃の家族旅行は、親子共々忘れられない貴重なもの。
でも、出発前の荷物の準備に始まって、帰ってきてからの荷物の整理や洗濯。それが負担になって億劫と感じる、という声はまわりの友人からもよく聞く。かくいう私もそんな一人だった。
まず、旅行鞄を出してくるところから勝敗は決まる、と言っても過言ではない。丈夫さを追求している旅行鞄には、重くてかさばるものが多い。
飛行機に乗る海外旅行は別として、車での移動や電車での移動の場合は、固くてゴツめなスーツケースやキャリーケースよりも、柔らかい革やナイロン素材のカバンが実は扱いやすく便利。
家族旅行用の鞄は「エルベ・シャプリエ」を「色別」で持つ
子どもたちが赤ちゃんだった頃、マザーズバッグとして利用していたフランスのバッグブランド、エルベ・シャプリエ。これが水に濡れても問題なく、とても丈夫。汚れもサッと拭き取れて気にならない。
鞄自体は軽く、折りたためてコンパクトに収納できる。色がカラフルで何十色もある。形と大きさのバリエーションが多い。これらの条件は旅行鞄に求められるものをすべて満たしている。
色と形のバリエーションが多い、というところに目をつけた私は、大中小の大きさをそれぞれ家族の人数分、大4個、中4個、小4個と一気に揃えた。
そして、丈夫なパラシュート素材でできたポーチも 少しずつ買い足して増やしてきた。
何といっても小さくたためてかさばらないため、収納に困らないところが一番気に入っている。4つ折り、もしくは6つ折りにして、無印良品の半透明なファイルケースに、サイズ別に収納。クローゼットの上棚に並べている。
家族旅行用の鞄を色別にするメリット
旅行前日になると、コンパクトにたたんで小さく収納されていたエルベのバッグを出して広げ、廊下に4つ並べて置く。
ブルーは長男、ピンクは娘、辛子色は私、グリーンは夫、と色を周知徹底しているため、家族はそれぞれその中に、自分の衣類や洗面用具や本や勉強道具(試験が近い人)などをどんどん入れていく。
こうすると、旅行の用意をぐずぐずしてさぼっている人は一目でわかる。バッグが空っぽだからだ。
「早く用意しなさい」と声をかけつつ、最後にざっと中身をチェックし、家族が明らかに忘れ物をしていないかを確認するのが私の役目。
子どもたちが中学生になった頃から、荷物準備は原則自己責任にしているが、行った先でスマホの充電器や下着を忘れたなど、うっかりに気づくのは避けたいもの。
旅先で、「だから忘れ物しないようにとあれほど言ったのに!」なんて、怒りたくもないし、子どもたちも怒られたくないだろう。
せっかくの旅行で嫌な思いをしないために、最終的には私が荷物のマネジメントをしているといった具合。
家族共用の細かい荷物は色別ポーチに
家族旅行で忘れてはいけないものといえば、薬・救急用品、日焼け止め、虫よけ、冬ならカイロあたりだろう。意外と必要になる爪切りや毛抜きなども、緊急時にサッと取り出せるよう、目立つ赤のポーチに入れておく。
その他、靴下や下着など、迷子になりそうな細かい衣類も、人別(色別)にポーチに収納。家族全員が各自で、自分の色のポーチに下着を入れて用意してくれるようになった。
薬系を収納したポーチは帰宅後、中身をチェックして、なくなりそうなものは補充しておく。このひと手間で次の旅行準備は驚くほど楽に。そのままポンと入れればいいのだから。