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ファッションでなりたい自分になる方法【デキる女の決断クローゼット #19】

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選ぶ服は自分が思っている以上に自分を現すもの。だからこそ、なりたい自分になるには、ファッションを通じて理想のイメージに近づけることもできるわけです。ファッションでなりたい自分になる方法をご紹介します。

ファッションでなりたい自分になる方法【デキる女の決断クローゼット #19】

■なりたい自分になる方法、間違ってない?


「なりたい自分をイメージするために、雑誌の写真の切り抜きなどを使って、イメージマップを作りましょう」

これは、新しいブランドを立ち上げるときなどに、ファッション業界でよく使う手法です。
“代官山に住んでいる30代の女性。外資系化粧品会社勤務。休日はきれいめな服にカジュアルをミックスする、こなれたスタイルが好き。時間があると古着屋やカフェ巡りをするのが趣味”

などと、実在するのかしないのかよくわからないような女性像を雑誌の切り貼りで作り上げ、その女性が好みそうなものをイメージして服作りをするという「コンセプトマップ」です。

この手法を私たちがそのまま真似して、はたしておしゃれになるのかどうか? 私は少々疑問に思っています。なぜなら、仮に私が“なりたい女性”を石原さとみさんにしたとしましょう。

どう贔屓目にみても、石原ひとみさんと私の共通点はありません。1ミリもありません。自分と個性がかけ離れた女性をイメージしたとしても、それはあなたにふさわしいファッションのヒントにはなりません。むしろギャップは深まるばかりです。

■「個性×願望×自分らしさ」 ファッションの掛け算をしよう

切り貼り作業で「自分の好きなものがわかる」というメリットをあげる方もいます。確かに、好きな服の色やテイストといった「自分の好み」は見えてくるかもしれません。でも私たちは好きなものさえ身につけていれば、幸せになれるのでしょうか?

たとえば、あなたが弁護士さんと仕事をする場面があったとして、最初の打ち合わせに「ど根性ガエル」がプリントされたスウエットの上下で現れたとしたら、ちょっと引いてしまいませんか?

私たちは社会の中で、人と関わりコミュニケーションをとりながら生活しています。服は暗黙の言葉であって、あなたが思っている以上に、あなたの人柄やイメージを人に印象づけるものなのではないでしょうか。

つまり
あなたの個性(体型と見た目) × 人から見られたい自分 × 自分らしく快適でいられる自分
の掛け算の答えが、あなたの個性を最も美しく引き立て、幸せに近づくファッションであるはずです。それを考えられるのはあなたしかいません。

■買い物では「バーチャル吉田羊」にいつもお伺いをたてる

それでは、私たちはその掛け算の答えを、どのように探していったらいいでしょう。

もしイメージマップを作るなら、イメージの中心に据える女性は、見た目や体型の特徴があなたに一番近い人です。背が高い・低い、スリム・ぽっちゃりめ、顔立ちが派手・地味、年齢より下に見られる・上に見られる、などなど。くれぐれも「なりたい顔の女優」じゃないですよ(笑)。

ぴったりのモデルが見つからなかったら、首から上が吉田羊さんで体は友近さん、などのバーチャルモデルでもかまいません。イメージできましたか?

イメージできたら、今度はそのバーチャル吉田羊さんに配役を決めます。もしあなたがキャリアにふさわしい信頼感を得つつ、婚活も意識したいなら、華やかで上品なセクシーさが漂うキャリア女性です。

そして買い物にいくときは、心の中の「バーチャル吉田羊」に問いかけます。「あなたなら、この服選ぶ?」と。あなたが吉田羊さんのスタイリストになったつもりになってください。

おそらく選ぶことになるのは、光沢感のある生地の仕立てのよいスーツだったり、胸元の空き具合がほどよく美しく体を包み込むニットだったりするはずです。間違っても布製のコンバースは選ばないでしょう。

こんなクセをつけると「今の自分に似合う」「今の自分が好きなもの」という枠を超え、現実的に理想の自分に近づける服が、あなたのクローゼットに揃い始めるでしょう。これこそがファッションを通じてなりたい自分になる方法です。

人のことはよくわかっても、自分を客観的に見つめるのは、なかなか容易ではありません。
もし今あなたがファッションの階段の踊り場にいて、毎日の服に迷っているようなら、次のステージに上がるためにこんな手法を使ってみてはいかがでしょうか。


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輪湖 もなみ

ワードローブコンサルタント/リメイクデザイナー 大手アパレルで16年間ブランド管理や店頭指導などに携わる。長年培ったノウハウを個人のクローゼットに応用し、毎日着る服がないと悩み断捨離を繰り返す人を救うため、クローゼットコン...

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