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お金が貯まる人は銀行口座をいくつ持っているのか

銀行口座はいくつくらいあるといいの? 疑問に思う人もいるのでは。『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんは「お金が貯まる人は銀行口座を3つ持っている」と話します。その理由や使い分け方を解説します。

お金が貯まる人は銀行口座をいくつ持っているのか

お金の使い方を見直すのにベストな時期は「今」です。注目は、銀行口座の使い分け。新人時代に作った銀行口座を、そのまま使っている……という方も多いかもしれません。

貯める方法や銀行口座の使い分けについては、誰かに習うこともないもの。「どうやって貯めたらいいのかわからない」と思いながら、日々の忙しさに流されていないでしょうか。

実は、「赤・青・黄」の3つの場所を意識してお金を分けると、お金が無理なく貯まっていくのです。『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんが、その理由と秘訣をお伝えします。

■銀行口座はいくつあればいい? 実は3つを使い分けるのが正解

銀行口座がひとつしかない方も多いかもしれません。でも、口座がひとつだけだと、残高が多いときについ使ってしまい、残高が少なくなると焦ってしまい、というように”残高”に気持ちが左右されがち。

結果的に、お金に振り回されて、なかなか貯められません。そうして「自分は貯蓄ができないタイプなんだ……」と思い込んでしまっては、もったいないことです。

実は、お金は「赤・青・黄」と信号のように色をイメージして、3つの口座を分けるのが正解です。そのコツをひとつずつお伝えしていきましょう。

■「赤」は絶対に手を付けないお金

「赤」のお金は、近い将来に使う目的が決まっているお金を貯める場所です。たとえば「海外旅行資金」「結婚資金」などと貯めていたはずなのに、うっかり普段使いで使い切ってしまっては大変。しっかりした目的があるものは、普段の口座とは別に分けておくのです。

信号の「赤」がストップを表すのと同じで、今使うのはストップ。いずれ「青」になるときが来ますから、そのときに向けて大切にとっておきましょう。

たとえば、給与天引きの財形貯蓄や社内預金のほか、定期預金や別の銀行口座に移しておくのです。「これは赤のお金だから、今は手をつけない」と自分に決意表明をして。

■「青」は使ってもいいお金

「青」のお金は、信号の「青」が進んでOKというのと同じで、「使ってOK」というお金です。給与振込口座を、「青」の口座にしておくとスムーズです。

入ったお給料を全部そのまま「青」の口座に入れておくと、「使ってOK」だと思って使ってしまいがちなので、貯めておきたい分は必ず「赤」の口座に移しておきましょう。

わざわざお金を移すのは手間がかかるため、財形貯蓄や銀行の自動積立定期を申し込むと、「青」→「赤」というお金の流れが自動的に生まれます。

■「黄」は臨機応変に対応するお金

「黄」のお金は、信号の「黄」と同じで、赤と青の中間です。「一時的に貯めておくけれど、いざというときには使ってもいいお金」です。

たとえば、急に冠婚葬祭などで遠くに行くことがあったり、家電や携帯電話が故障して修理や買い替えが必要になったり。そんな緊急事態に、「赤」のお金を取り崩してしまうと困りますし、「青」は普段の生活費なので、それほど余裕がないかもしれません。

そこで、臨機応変に対応できる「黄」のお金があると安心なのです。また、今後投資を始めてみたいと思ったときも、「黄」の余裕資金から出すといいでしょう。

この「黄」のお金があるかどうかで、想定外の出来事があっても、大切な貯蓄である「赤のお金も守られますし、日々をきちんと過ごすための「青」のお金も守られます。

この3つのお金の場所を作り、自分の大切なお金を上手に使い分けていきましょう。

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※この記事は2017年3月22日に公開されたものです

西山 美紀

ライター・コラムニスト・ファイナンシャルプランナー。出版社勤務後、2005年にライターとして独立。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。女性誌やビジネス誌で女性の生き方などをテーマに取材執筆を行うほか、貯まる人・貯まらない...

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