ストールのお洒落な巻き方は、無造作がカッコいいパリジェンヌに学ぶ
ストールが1枚あると大活躍する時期。でも「お洒落な巻き方ができない」とお悩みの方もいるのでは。今回はパリの街で目を惹く、パリジェンヌのおしゃれなストールの巻き方をレクチャー。春のストール選びは“色”から入って、パリジェンヌをちょっぴり意識してみませんか?
本格的な衣替えはもう少し先になりそうですが、春のおしゃれが徐々に楽しくなる季節ですね。軽い着心地のニットやカットソーなどを購入される方も多いでしょう。
私もその1人です。今から初夏に入るまで使えるアイテムを揃え、着まわしを楽しみます。
そして、そのアイテムに華やかさを添えてくれるのが小物。とくに、さり気なくプラスするだけでポイントになる「ストール」は、パリジェンヌのワードローブに欠かせない定番アイテム。
パリの街角やカフェでストールを身につけた姿を見かけますが、彼女たちから学んだのは「無造作がカッコいい!」ということでした。
■パリジェンヌを意識するなら、ストール選びは色から入る
ストールでパリジェンヌのエッセンスをプラスするなら、まずは色選びから。彼女たちのお気に入りは、コーデに映える「鮮やかな色」。
たとえば、プラムやフランボワーズなど、赤みのあるものが挙げられます。またマスタードやブルーグリーンも人気のカラーです。
次に注目したいのが、くすみのある「ダスティカラー」。ピンクやパープル、カーキなどが好まれます。ダークカラーの洋服とも馴染みやすく、ニュアンスのあるパリスタイルが作れます。
そして、重要なのが素材です。パリジェンヌが好きなのは、天然素材。
肌触りの良いコットンやリネンが人気です。とくにリネンは洗う度に風合いが出るのもポイント。使うほどに自分スタイルに馴染んでくるのが魅力です。
■パリジェンヌらしい、ストールのおしゃれな巻き方
パリジェンヌのおしゃれなストールコーデを雑誌で見て「どのように巻いているんだろう」と思ったことはありませんか? 実は彼女たちの巻き方は非常にシンプルです。
パリでも日本と同じようにさまざまな巻き方が取り上げられていますが、基本はやはりくるりと巻いてカッコよく、なのでしょう。
バランスよく見せるためには、なるべくコンパクトにまとめることが大切。ストールの端を長く残さないのもコツです。簡単にできるおしゃれな巻き方を、2つご紹介しましょう。
歩きながらでも簡単でおしゃれ!パリ流ループ巻き
1.ストールを半分に折り、右側に輪がくるようにして首にかけたら、左側を輪に通します。
2.そのまま端を左サイドに引っ張り、首に程よくフィットさせます。
3.端を上から下に通したら完成です。
歩きながらでも簡単にできますし、適度にボリュームが出るので、タイトなトップスとの相性も抜群です。
ドレスにも最適!レディなパリジェンヌ巻き
1.ストールを首に1重巻きします。
2.輪の中に下から左手を入れ、右側の端を引き込みます。
3.ストールの2本の端を結んだら左サイドに寄せ、全体を手でほぐしたら完成です。結び目は内側に隠しましょう。
すっきりコンパクトに仕上がるので、フェミニンなドレススタイルにもマッチしますよ。
■ベーシックスタイルに取り入れておしゃれ度を上げる
ストールは長さがある方が、アレンジしやすくておすすめです。私は普段全長180cmくらいのものを愛用しています。
パリジェンヌが好むコットンやリネン素材も魅力的ですが、大人の女性をアピールするなら、柔らかなシルクウールも見逃せません。
パリジェンヌな装いを求めるなら、ベーシックスタイルにさり気なく取り入れて。たとえば、白いカットソーとブラックデニムに合わせて。もちろんストールは、色や素材・巻き方にこだわりを持つことが大切です。
しかし、そのこだわりをアピールせず、ナチュラルでいるのがパリジェンヌ。だからこそ、ストール使いも「無造作」に見えるのかもしれませんね。
■ストールのおしゃれな巻き方をパリジェンヌから学んで
この春は、お気に入りのトップスにストールを合わせてパリジェンヌな装いを。新しい自分スタイルに出会うためにも、「パリ色」を手に取ってみては。