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チェコに移住した三児の母が考える、海外で仕事をするということ

チェコに移住して5年。育児休暇や子供手当ても終わり、仕事を見つけるべく、ハローワークに通う私。のんびりとした国で、どう自分らしく生きていこうか、模索する日々を綴ります。

チェコに移住した三児の母が考える、海外で仕事をするということ

チェコの片田舎に移住して5年ほど経つ、三児の母、Macelovaと申します。

三女が4歳になり、育児休暇、子供手当ても終わり、これから本格的に再始動しようと、目下ハローワークへ通う日々です。

■日本で過ごした、仕事と子育てでがむしゃらだった日々

上のふたりは日本で子育てをしました。

当時の私は、美容専門学校のネイル講師をしていて、周りは独身や子供のいない夫婦が大部分を占めていたので、「子供が病気になって……」などと、子供を言い訳にはしたくない、という強い思いがありました。

休憩時間を返上して事務処理を終わらせておき、授業終了後トイレも我慢して大慌てで保育園に駆け出すのが日課でした。

その他にも、保育園、病後児保育施設の確保。実家や友人の助けを借り、30歳を目標にプライベートスクールとサロンを掲げ、がむしゃらに走り続けていました。

新しいプロジェクトにも誘われ始め、本当に突っ走っていた、という感じでした。

そんな環境に恵まれていたことに、感謝するべきだったなと今となって思います。

■チェコに移住し「仕事をしない国」に唖然とした

そんなある日突然、夫の国チェコへ移住してきた私ですが、3人目を考えたときに、当然仕事は休まずに続けると思っていました。

ましてやヨーロッパ、子供の預け先は当然確保できるものだと信じて疑わなかったのですが……ふたを開けてみて驚愕。出てきたのは「保育園の廃止」でした。

子供手当てや育児休暇の保障がしっかりしていることなどが、保育園廃止の一つの理由かもしれません。友人のひとりは、3人目を出産し、長期の育児休暇を取得していますが、産前の最終ポジションに席が待っているとのことで、のんびりと構えています。

休み中にスキルアップをしようという様子もなく、あくまで休暇が明けてから動き出す模様。休みは休み。とてもシンプルですが、潔いぐらいはっきりしているように見えます。

それは、子供たちの夏休みが、丸々2ヶ月間宿題なしで存在するのと似ているかもしれません。

かといえば、仕事とプライベートの区別はそうできているようには見えません。役所やオフィスの扉を開けば、子供が座っていることも度々。

子育て当事者としては、ありがたくもあるのですが。そこは日本人気質か、なかなか驚くことも多いです。

■チェコ、こののんびりした国に移住し、流れるままに歩いてみる

こうやって、ほんの一部ではありますが、いろいろな驚くべきヒトやモノ、コトにふれてきた今、私も腰を上げようとしています。

目下、ハローワークに通いつつ、来年の話ではありますが、近くでネイルアートの個展&ワークショップを準備中のため、それに向けての制作を今からぼちぼち始めているところです。

移住後は、妊娠~子育て期間だったので、そのほとんどを家庭の中で過ごしてきました。コネクションも語学力もなく、本当の意味でも0からのスタートになります。

ただ、この年になると、できることとできないことがはっきりと見えてきます。無理もできない、と。子供を持つことは、自分だけの人生ではない、ということも。

こののんびりとした国で、歩を緩めてみるのも、悪くはないのかもしれません。流れるままに歩いてみるのも、ひとつの選択肢なのかと思うのです。

Macelova

ヨーロッパはチェコの片田舎で、三姉妹の母親業の傍らネイルアーティスト、ライターとして活動中。1978年生まれ。 美容専門学校ネイル講師、プライベートネイルスクール&サロン主宰を経て、2011年夫の故郷チェコへ移住。

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