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The Reverie Saigon Story 4 スパ天国のベトナムでも群を抜く スタイリッシュなスパで憩う

The Reverie Saigon Story 4 スパ天国のベトナムでも群を抜く スタイリッシュなスパで憩う

 ベトナムは、街中にもおしゃれなデイスパがたくさん軒を連ねる激選区。ホテルのあるドンコイ通りにも、いくつか見つかります。
 そんな中でも、「ザ・スパ・アット・ザ・レベリー・サイゴン」のスパは、別格と言えるでしょう。まず、デザインの素晴らしさは言うまでもありません。

スパがあるのは6階。エントランスからして、気持ちが盛り上がります。
受付を済ませて、コンサルテーションカードに記入をしたら、トリートメントルームへと案内してもらえます。

トリートメントルームまでは、短い螺旋階段をあがります。
天井には美しいフラワーモチーフが。異空間へと導いてくれるプロムナードのようです。

2階のリラクゼーションエリア。

客室までが一つの旅のように、ドラマティックなデザインの仕掛けも。

トリートメントルームは全部で10室。2人用が4室と1人用が6室。2人で予約をすれば、こんな広いお部屋でゆったりと受けることができます!

このスパで使用されているのは、オーガニックプロダクトにこだわったプロダクトです。日本では知る人ぞ知るブランドですが、英国の「Ila(イラ)」やアイルランドの「Marine Voya(マリン・ヴォヤ)」がメインで使われています。
スパのブティックでも、このブランドのコスメが販売されています。ちょっとチェックしてみたのですが、チャクラを開くオイルなるものを発見! 早速購入してみました。疲れた時に使うとスッキリする感じで、なかなかお気に入りです。

今回、受けてみたトリートメントは「Reverie Fusion」という90分のセラピー。ストレスを和らげ、心と体を平和に導くというもので、温めたバンブーを使ってマッサージをしてくれました。ホットストーンとはまた違った心地よさで、思わず眠ってしまいます。そして、ホットバンブーの後には、両手の手のひらを使って体を押して筋肉をほぐしていく“バタフライ・マッサージ”が待っています。両手のひらで押している形が蝶に似ているから、バタフライ・マッサージ。アジアのマッサージは、きちんとプレッシャーをかけてくれるので、ぐいぐいと疲れを絞り出してもらっているような感覚になります。

そして、このスパでは、トリートメントは必ず“フットリチュアル”から始まります。おもてなしの意味のあるものですが、心を込めて丁寧に足を洗ってもらうと、大切にされていることに感動を覚えるものです。
 このリチュアルは、おもてなしと同時に、これから体を預けるセラピストとボディタッチで心を通わせる儀式でもあるのでしょう。このリチュアルがあるのとないのとでは、信頼度が全く異なるので、リラックス感が違ってきます。

お湯を注ぐピッチャーまで、かわいい。
90分後には、顔色もワントーン明るくなって、大満足のいくものでした。

レセプションに戻る前に、ちょっと内部を散策してみると、ペディキュアやマニキュアを受けられる、こんなスペースも!

窓の向こうには、川が見えました。



スパと同じフロアには、こんな街中のホテルなのにプールもあるので、泳いだ後に、スパを受けるのもいいかもしれません。

 予約の30分ほど早く入れば、スチームルームやサウナが利用できます。もちろん、スパは泊まらなくても利用可能。半日かけてのんびり出かけてみても贅沢な時間を過ごせます。

コンシェルジュが教えてくれた 今、ホーチミンで最もHOT! なアクティビティ

 ホテル自体が、サプライズに満ちたエンターテインメントな空間なので、ホーチミンが2回目だったり、それ以上のリピーターは、「ザ・レベリー・サイゴン」を満喫するだけで十分満足いくこと間違いありません。
 それでも、一つだけ、ぜひ挑戦していただきたいのが、コンシェルジュが教えてくれた、「今、一番ホーチミンで面白いアクティビティ」の「ヴェスパツアー」。

 ヴェスパといえば、『ローマの休日』のあの優雅な街案内を想像する方も多いと思いますが、実際はこんな感じです。⇩

パラリラパラリラといった音が聞こえてきそうな…。
そうです、どちらかというと夜のホーチミンをヴェスパの後ろに乗って(あくまでも颯爽と)飛ばすというイメージです。

 夕暮れ前にホテル前で待ち合わせ、ガイドさん兼ドライバーさんが1人に1人ついてくれて、約4時間にわたって、リアルなホーチミンを紹介してくれます。今回のテーマは、若者たちが夜を過ごす場所。

例えば、魚介を選んで好きな調理法で食べられる食堂だったり、

ベトナム風お好み焼き、バインセオの専門店に連れて行ってくれます。

手前に見える、わさびの葉で巻いて食べるのですが、本当に美味しくて、思い出しては食べたくなります。

こういったB級グルメだけではなく、文壇バーのような雰囲気のお店でシャンソンを楽しむところへ寄ったり、踊れるクラブに行ってみたり、住んでいる人しか知らない世界がのぞけます。
ツアーで、他の国の人と出会うのも、また楽しいものです。

コンシェルジュデスクでお願いすれば、ブッキングしてもらえます。
コンシェルジュは、そのホテルの滞在の印象を決める大きな鍵ですが、ラグジュアリーなホテルだからといって高級なものだけを進めるのではなく、フラットに“面白い!”と思うものをピックアップできるところが、一流の所以だと思いました。
他にも、周辺でおすすめのカフェを聞いて訪ねてみましたが、廃墟と思しきビルの最上階にあるもので、崩れ落ちそうな階段を上って辿り着いた先にあったのは、本当におしゃれで、モダンな空間の美味しいスイーツとコーヒーを楽しめるカフェでした。
(清澄白河にあったら流行りそうな感じ)
教えてもらえなければわからないような1軒。こういった場所で過ごした時間の思い出が、ふとした日常の癒しになったりするものです。
そういうセレクトができるコンシェルジュがいるのは、真に優れたホテルです。
デザインから始まり、わずか2日間の滞在でしたが、間違いなく5本の指に入る私的ベストホテルでした。

変わりゆく、躍動感あふれるベトナムに触れられる旅をしたいと思ったら、また、思い切り贅沢がしたくなったら、理由はなんであれ、帰る頃には、最初に感じたあまりのゴージャスさに対する気恥ずかしさのようなものもすっかり払拭されて、また訪れてみたくなること間違いありません。

●ホテルの問い合わせ先
The Reverie Saigon(ザ・レベリー サイゴン)
予約:リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド 0120-086-230


Photos : Kunihiro Fukumori
Text : Rica Ogura

DRESS編集部

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