卵巣機能は年相応でも、妊娠できる保障はどこにもない【塩村あやか 連載 #7】

卵巣機能は年相応でも、妊娠できる保障はどこにもない【塩村あやか 連載 #7】

AMH検査を行った塩村あやかさん。あっけなく終わった検査の結果と、それを受けて気づいたことは――。


前回のコラム「私はランクC?不妊検査を受けようと決めた日【塩村あやか 連載 #6】」に書いたように、「卵巣の加齢状態」が疑われたので、検査をしてきました。


私がしてきた検査は、抗ミュラー管ホルモン検査。検査をした六本木レディースクリニックのサイトの説明をお借りすると「発育途中の卵胞から分泌される女性ホルモンの一種。原始卵胞(生まれつき卵巣にある未成熟な卵胞)が少なくなるにつれ、AMHの値も低下します。そのため、卵巣機能の予備能(卵巣に残っている卵子の数)の目安、つまり女性の卵巣年齢を知る指標となるホルモンとして、不妊症治療において最近注目されています」という検査です。


まず、クリニックに到着をすると、生理周期や婦人科検診を受けたかどうかなどのアンケートに回答します。その間にカルテが作成され、ここから先はプライバシーの面で配慮がなされ、名前ではなく番号で呼ばれるようになります。


そして、待つこと45分。私の番号が呼ばれて採血室へ。チクッと針が右腕の血管に入って、採血が始まります。


「はい、終了ですよ~」という看護師さんの言葉。検査はたったの3分です。「結果は2週間後ですね」。こ、これだけなのか……。あまりにもあっけない。ドキドキして待っていただけに、拍子抜け。費用も7000円くらいでした。


■「卵巣機能年齢」と「妊娠力」はまったく別もの

結果は2週間後とのことで、ドキドキしながら行ってきました。また番号で呼ばれ、部屋に。すぐに医師が検査結果の用紙を渡してくれました。「抗ミュラー管ホルモン 2.39ng/mL」と書いてあります。


「年齢相応ですね」とのこと。検査自体は毎年受ける必要はなく2年で1回でもいいでしょうとのこと。ホッとした。私の卵巣年齢は年相応でした。


かといって、妊娠できる保障なんてどこにもない。この検査でわかる「卵巣機能年齢」と「妊娠力」はまったく別ものということに気をつけなくてはいけない。年相応ということは、妊娠できる確率は、年齢とともに低下していくことを考えたらさほど安心できる材料でもないということに、帰り道で気づいたのでした。


あやうく、なぜか「自分はまだまだ大丈夫」と思い込んでしまうところだったのです。さて、ではどうするか。すぐに子どもを持つということにも今はならない。できることは「卵巣機能は年相応である、つまり年齢と共に妊娠できる可能性は低下していくことを常に頭の片隅において、仕事が落ち着き、この人とならと思った人がそばにいたならば、子どもを持つということを真剣に考えて過ごす」こと。


結局、私の悩みは半分くらいしか解消されませんでした。このコラムを読んでくれているあなたも私と同じモヤモヤを抱えているかもしれません。

この記事のライター

東京都議会議員。モデル、自動車ライター、放送作家を経て、社会の問題は全て政治に行き着くと気づき政治の道を志す。維新政治塾1期生。2013年にみんなの党より都議会議員選挙(世田谷選挙区)に初出馬、当選を果たす。2014年には初...

関連する投稿


不妊治療にまつわるQ&Aをステップ別に解決

不妊治療にまつわるQ&Aをステップ別に解決

不妊治療に関するQ&Aをまとめた書籍『専門医が答える不妊治療Q&A』が登場。著者は、1999年に千葉市に不妊治療専門クリニックを開業後、18年間で累計1万3000例もの妊娠の実績を積み上げてきたベテラン産婦人科医・高橋敬一さん。不妊治療に関する正しい知識を学びましょう。


妊娠糖尿病を防ぐ習慣とは?妊娠糖尿病を経験した女医が解説

妊娠糖尿病を防ぐ習慣とは?妊娠糖尿病を経験した女医が解説

妊娠糖尿病とは妊娠の影響で起こる糖尿病の症状を指します。妊娠中に初めて発症、発見される糖代謝異常の一種で、すぐに糖尿病に至るわけではないものの、産後の女性や子供が将来的に糖尿病にかかりやすくなる可能性も。妊娠糖尿病の原因や症状、かかりやすい人の特徴、治療、予防法などを、自身も妊娠糖尿病を経験した女医が解説します。


【出産ストーリー】39歳で妊娠した大泉りかさんの場合

【出産ストーリー】39歳で妊娠した大泉りかさんの場合

出産ストーリーは一人ひとり異なる。初産となる大泉りかさんの出産ストーリーを詳しくお届けする。難産ではなかったものの、壮絶な痛みや不安を乗り越えた出産ストーリーは、これから妊娠・出産する方にとって、参考になること、考えさせられることが多いはず。


産後の体型戻しは「出産直後〜半年」が大チャンス!

産後の体型戻しは「出産直後〜半年」が大チャンス!

産後に体型戻しを望んでいても、産前とはまったく違う体型になってしまい、諦めモードになっている方もいるのでは。産後の体型戻しは、産後6ヶ月の過ごし方が重要です。二度の出産を経験した私が、半年以内に元の体型・体重にコントロールした体型の戻し方をご紹介します。


不妊症に悩む夫婦の割合が増えている?

不妊症に悩む夫婦の割合が増えている?

不妊症に悩み、不妊治療を受ける夫婦の割合が増えている昨今。6組に1組の夫婦が不妊治療をおこなっている、ともいわれています。なぜ不妊に悩む人が増えているのか、産婦人科専門医の山中智哉さんが解説します。


最新の投稿


あなたは大丈夫? 不倫にハマるアラサー女子の3つの特徴

あなたは大丈夫? 不倫にハマるアラサー女子の3つの特徴

不倫にハマる女性にはどんなイメージがありますか? 仕事もプライベートも充実しているアラサー女子は、不倫なんかせずまっとうに結婚相手を探していそうだと思われるかもしれません。しかし、実はアラサー女子の中にはあえて不倫関係を選んでしまう人も少なからずいます。今回は、そんな不倫にハマる女性の特徴をお話します。


ワインのマナーを知って、レストランで恥をかかない

ワインのマナーを知って、レストランで恥をかかない

ワインのマナー、身についていますか? おしゃれなレストランやフォーマルな場へ行くと「これで合っているのかな」と悩むこともあるマナー。ワインを飲むことは日本ではまだまだ新しい文化の1つだと思います。難しいことはほとんどありません。ワインのマナーを少しずつ覚えて、自信を持って楽しみましょう。


タイ旅行中こんな病気にかかると大変。医師が教える予防法

タイ旅行中こんな病気にかかると大変。医師が教える予防法

人気の旅行先、タイ。気軽に行きやすいけれど、気をつけるべき病気についてご存じですか? 4月は人気のお祭り「ソンクラーン」(水かけ祭り)が開催され。日本から行きやすいこともあって、お祭りに参加される方も年々増えているそう。出かける前に、タイ旅行中に警戒したい病気のこと、少し知識をつけておきませんか?


タイダイネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

タイダイネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

一見複雑そうなタイダイネイルですが、マニキュアでもできます! それに実は失敗知らずの簡単ネイルアート。マニキュアを使ったタイダイネイルの簡単なやり方・コツを豊富な画像&動画で説明します。


「女性だからこそ」持っている力を見つけるには?

「女性だからこそ」持っている力を見つけるには?

一人ひとりの女性が少しずつ力を蓄えていけたなら、女性はもちろん、誰にとっても生きやすくなる社会に近づけていけるはず。3月8日の「国際女性デー(IWD)」を過ぎた今、そんなふうに思うのです。今回は「女性だからこそ」持っている力に気づくワークをお届けしましょう。