今夜、109へ寄って帰ろう。妹ブランドは「かぶらないプチプラ」の宝庫【デキる女の決断クローゼット #3 】
最後に「渋谷109」へ行ったのは20代半ばくらいかな……なんて方はもったいない! 109で手に入る「妹ブランド」は賢く選べば、プチプラに見えない実力派アイテムになるんです。
■おそるべし!109の底ヂカラ
恥ずかしながら、私、月一くらいで「渋谷109」に行きます。マルキューといえば言わずと知れた若者の館。補足しておきますと、娘(19歳)のお財布係として、ですよ。ところが、意外に世代を超えて着られるものがあり、つい自分の服を買っていた! ということがあります。
こちらの服も、そんな109ブランド。
・(左右)オリーブ色のオールインワン(フリーズマート)¥3,900
・(左)オフホワイトのロングジレ(セシルマクビー)¥1,900(sale価格)
シワにならないサラッとした素材のオールインワンは、旅行にも便利。冷房の効いた場所では、さっと羽織れるジレが活躍します。靴やバッグ、アクセサリーなどの小物を変え、ジャケットを羽織れば、仕事でも秋口まで十分着られます。
自分の世代向けのブランドより1〜2世代年下の「妹ブランド」を探してみると、安くてなかなかの掘り出し物が見つかることに気づきました。
最初は109を歩くの、すごく恥ずかしかったんです。
「あなた世代の女性が来るところじゃないんですけど……!」
なんて思われるんじゃないかと。
「あっ、あの〜娘のなんです、娘の」
なんて、聞かれてもいないのに口走ったりして。
ところが、さすが109の販売員さんは素晴らしい。厚底サンダルの似合う長〜い脚のキレイなお姉さんが、ビビる私に腰をかがめて目線を合わせ、実にていねいに接客してくれます。
「娘さんのお洋服をお探しですか?」なんて、絶対言われません。明らかにブランド対象外のアラフィフ女性でも、もし相手が自分用の服を探していたら失礼ですものね。私のデカい足をイチベツしただけで、試着中さっとぴったりサイズの靴を用意してくれて、完璧な接客。109恐るべし!
109以外にも10代20代向けのブランドを扱う館はたくさんありますので、ぜひ探検してみてはいかがでしょうか。
■人とかぶらない妹ブランド、失敗しない3つのポイント
ただし、妹ブランド購入で気をつけるべきことは、3つあります。
まず、試着はマストです。アラサーアラフォー世代向けに作られたブランドではありませんので、体の線が出るものより、ゆるっとしたシルエットのものがオススメ。必ず試着し、体のラインがきれいに見えたときだけ購入、と割り切りましょう。万一おしりが入らない! なんてことがあっても、「尻を憎んでブランドを憎まず」ということでよろしくお願いします。
もう1つは、柄ものや個性的すぎるデザインのものには手を出さないこと。だって、同じプリントワンピを着た20代の女の子に遭遇したら、いたたまれない気持ちになるでしょう? あ、相手の子がね(笑)。大人はベーシックを選びましょう。
最後に、服をプチプラにしたら、バッグや靴は上質なものでバランスをとってください。これは気分の問題です。全身プチプラの日に、元カレとばったり会っても堂々としていられるわ! という方には必要ないでしょう。
プチプラブランドは私も好きですが、特にユニクロの難点は、同じ形の洋服を長期間大量に売る点。それだけ、誰かとまるかぶりする可能性が高いってことです。重ね着ができず、着こなしに変化がつけづらい季節は特にそうです。
ですから、ユニクロで今秋爆発的に売れそうなリブニット、欲しいけど私は手を出しません。だって電車の中で誰かとかぶって“細見え合戦”になったら、自信がないですもん(笑) !
●まとめ
人と違うプチプラは、妹ブランドが穴場。必ず試着&ベーシックを買えば失敗しない!