顔をスッキリ&リフトアップさせるには?【藤原美智子 連載】
フェイスラインのゆるみが気になる! そんな時は顔のコリをほぐすことから始めてみて。藤原美智子さんがおすすめのマッサージ法を伝授。
この連載の2回目「顔の‘筋肉揉み’でリフトアップと、気持ちのユル・アップ!」で「顔のコリをほぐすこと」は顔のリフトアップにつながるという記事を書きましたが、最近、さらに意識的にしているのはフェイスラインと髪の生え際全体。この辺りのコリのほぐすと、より顔がすっきり&リフトアップすることを改めて実感している最中です。
とは言っても難しいことではなく、顔と同じ方法。指で押して痛い! 硬い! というところを揉みほぐすだけ。
私の場合は職業柄、体と首は左側にねじって曲げて、顔は右に倒しながらモデルにメイクするという姿勢を長年しているせいか、複雑に顔が歪んでいます。10年以上前に歯の矯正をするとき、医師に「バランスを取るのが難しい!」と言われたぐらいの絶妙さ(!)。だから押して痛いところも左右で微妙に違いがあります。
右側は顎のエラの裏側の少し顎先寄り。この部分を人差し指でグイーグイーと押し込むと、そこだけでなく右のこめかみにも神経が触るような痛みがでます。だからエラの裏は人差し指で、こめかみ辺りは親指を使って円を描くようにグルグルとしながら揉みほぐしています。
また右側の顔を縮めるようなメイクの姿勢によって、右顎の歯の食いしばりの辺りも硬くなっているので、そこも親指でグルグル。左側は耳たぶの裏のくぼみの翳風(えいふう)と呼ばれているツボ辺り。ここも痛みと硬さがあるので、親指を差し込むようにグイグイとしながら揉みほぐします。
そして耳の上側の付け根辺りやこめかみも右とは違う硬さと痛みがあるので、ここも親指で。耳周辺をするときは肘をテーブルや机に置きながらすると、いい感じに力が入るので、デスクワーク中にしています。
それから髪の生え際全体を親指や、くの字に曲げた人差し指でグルグルとマッサージ。その後、頭皮全体と頭の付け根もマッサージ。ここは頭を少し後ろに反らしたり、寝ながらしたりすると頭の重みで良い具合に指に力が入るのでマッサージしやすくなります。
その後、頭の付け根から首の付け根、鎖骨まで指を滑らしてリンパを流します。そして鎖骨のところで両手をクロスして抑えたまま、首を伸ばしながらゆっくりと左右に倒します。
他にも左側の頭の付け根と耳の間、右側の首筋にも硬さと痛みがあるので、それぞれ親指や中指を使って揉みほぐしています。と、細かく言うとキリがないぐらい微妙に左右で硬さや痛みがあるところは違うのですが、そこを探し当てた時には「あら、ここにいたのね。よーし」とやる気が出るし(笑)、揉みほぐしている最中は「いた気持ち良い〜」という気持ち良さだし、痛みが軽減されると達成感が(!)。
「顔のリフトアップのために」と思うと何故か長続きしないけれど、「やる気」と「気持ち良さ」と「達成感」を味わえるようにすると、楽しくて長続きするし結果も出るみたい。これは何にでも通じるコツかもしれませんね。
むくみやたるみが気になる人は是非、試してみて。そうそう、最後にフェースラインのたるみに直接効果のある頬車(きょうしゃ)というツボ(頬骨の下側の辺り)を、親指の腹で上に押し上げるようにグルグルと揉みほぐすと、よりスッキリとアップ!
※力加減に注意して、筋を痛めないようにしてくださいね。