朝5分の手足マッサージで、朝から元気な身体に
朝からちょっとダルくていまいちやる気が出ない……とか、昨日の疲れが抜けきらなくて二度寝してしまいそう……など、朝からシャキッと一日をスタートさせたいあなたに、東洋医学がベースの手足のマッサージ方法をご紹介します。
朝からちょっとダルくていまいちやる気が出ない……とか、昨日の疲れが抜けきらなくて二度寝してしまいそう……など、朝からシャキッと一日をスタートさせたいあなたに、東洋医学がベースのセルフケア方法をご紹介します。
■手先と足先の集中ケアで朝から元気な体に
気と血がバランス良く働いてこそ、心身ともに健康な体を維持できるということなのです。
昨日より輝けるよう、私たちの輝きの原動力となる気血を朝から活性化させましょう。気血が巡ることにより、顔色が明るくなったり、消化器官の働きが活発になってお通じがよくなったり。一日をシャキッと元気にスタートすることができるのです。
手っ取り早く気血に働きかけるには、気血がどこに流れていて、その中でも効果的な部位を狙う必要があります。
人の体では、気血が流れている線路のようなものを「経絡」と呼んでいます。
そのうち臓腑の名前がついている経絡は12種類あります。
たとえば、肝経、心経、脾経、腎経、肺経、胃経などです。
難しいことはさておき、これら12経絡を簡単に目覚めさせ、活性化させればよいわけです。
面白いことに、そのポイントは手先と足先に集結しています。
まずは寝起きでもサッとケアできそうな手先からご紹介します。
1.手のマッサージ
指先には経絡の湧き出るツボが6経絡分あります。
どこにあるかは写真を参考にしていただけたらと思います。
そのスタートにあるツボにアプローチします。
やり方
1.親指から順番に小指まで、爪の左右を反対の手の親指の人差し指で挟み、ぎゅっと力を入れ3秒キープ。
2.その後、指の付け根に向かってしごきます。温かく感じるまで行います。
3.親指が温かく感じたら人差し指という具合に左右10本行います。
ポイント
ぎゅっと力を入れ3秒キープするときは、必ず息を長く吐きながら行います。
これなら、朝目覚めてベッドの中でもできますよね。マッサージしているうちに目がパッチリしてきますよ。
手のマッサージが終わるころにはすっかり覚醒すると思いますので、次は膝を立てて座った姿勢で足先マッサージです。
2.足のマッサージ
12経絡のうち後の6経絡は足の先から始まります(腎経だけは足の裏にあります)。
やり方
1.手の指先と同じ要領で、今度は足の親指の爪の両脇を手の親指と人差し指でギュッと挟みます。
2.ここでも力を入れながら3秒キープです。
3.ふーっと息を吐きながら行うと自然と深呼吸ができます。
左右10本行う頃には足もポカポカ、全身にスイッチが入った感じになります。胃腸も元気に動き出すので朝食も美味しくいただけます。
特に朝の深呼吸は大切です。窓を開けてフレッシュな空気を感じながらこの経絡セルフケアを行うとさらに良いです。
ツボ押しと深呼吸の相乗効果で今日も素敵な1日になるはずですよ。