「人生を好転させる服」を着て生きよう
毎日、なんとなく選んだ服を着ていませんか？ それはとても惜しいこと。自分を輝かせる服を着ることで、人生はどんどん好転していきます。あなたの内面・本質の魅力を最大限に物語る服を着て、輝く未来を拓いていきましょう！
■その日着る服で「人から見たあなたの価値」が決まる
このコラムを読んでくださっている今、あなたはどんな服を着ているでしょうか？ OLのあなたなら、きれいめのカットソーにパンツ、といった感じ？ ショップ店員のあなたなら、お店によっては、Tシャツにデニムといった、カジュアルなスタイルかもしれませんね。
では、ここでひとつ質問です。今着ている洋服。今日のあなたのスタイルは、あなたを輝かせてくれていますか？ あなたの魅力を、最大限に物語っているでしょうか。
その日着る服は、人から見た「あなたの価値」そのもの。毎日どんな服を着ているかによって、人はあなたの価値を判断します。こうしたジャッジは毎日静かに繰り返され、結果として、あなたの人生さえ方向づけられていくのです。
このことを実感した経験があります。それは、つい先日のこと。十年来の知人と夕食に出かけた日のことでした。知人は、同じ業界で働く目上の人です。その日急な打ち合わせを終えた私は、大量の資料を置きに一旦帰宅し、急いで着替えて約束の店へ出かけたのでした。これまでその知人と会うときはいつもカジュアルなパンツスタイルだったのですが、その日選んだのは、淡いピンクベージュの品の良いワンピース。急いでいたため、さっと着ただけでコーディネートが完成する、ラインの綺麗なワンピにしたのです。
するとどうでしょう。楽しい食事の後、「ちょっと紹介したい人がいるんだよね。この後もう少し時間大丈夫？」と知人から訊かれ、閑静な住宅街にある隠れ家バーへと誘ってもらったのです。その店には同じ業界の、普段はなかなか会えないような方が。その場で紹介を受けたわたしは、話の流れで、近日仕事のプレゼンをさせてもらえることになりました。偶然選んだ品の良いワンピースが、特別なお店に連れて行ってもらえるきっかけとなり、仕事上の新たな扉が開かれ、わたしは招き入れられたのでした。
■「人からどう見えるか」は、あなたの内面・本質を表している
こんなふうに言うと、「人は見た目だけではないでしょう？」「どれほど品の良いワンピースを着ていたって、本来は内面にこそ価値があるのだから」という声も聞こえてきそうですね。けれど、すこし立ち止まって、一緒に考えてみませんか。
たとえばあなたが思いやりあふれる女性だとします。ファッションのトレンドには興味がなくて、モノトーンのボーダーカットソーに、ストレートのパンツというスタイルが定番だとします。すると人は、あなたをどんな風にを見るのでしょう。
たとえば職場の上司なら、あなたをこんなふうにジャッジするかもしれません。「思いやりはあるけれど、少し頑固で柔軟性に欠ける女性だな。時代感覚の必要な仕事を任せるのは、不安だからやめておいた方がよいかもしれない」。
一方、もしあなたが常にスタイルよく見え、シンプルだけれどさりげなくトレンドを感じさせる服を着こなしていたらどうでしょうか。「自分の体型のことも、時流というものも客観的に把握できる、聡明な女性だ。彼女には期待できる」と思われる可能性があるかもしれないのです。
「人からどう見えるか」という外見は、確実にあなたの内面、本質を表しているものなのですね。だからこそ、毎日着る洋服は大切です。何を、どんなふうに着るかという行為は、あなたの人間性やスキルを周りの方に語りかける、プレゼンテーションそのものなのですから。
■洋服で人生を好転させ、未来を切り拓く
日々のプレゼンテーションに成功すると、思い描いてもいなかった幸福への扉が、次々に開かれます。あなたに期待する人々が、やりがいある新しい仕事を与えてくれたり、公私を問わず、素晴らしい出会いの場へと招き入れてくれるのです。
こうなると、人生は一気に好転してゆきます。あとは、与えられたチャンスに感謝して、精一杯努力するだけ。能力も魅力も増幅させながら上昇気流に乗り、素晴らしい人生へと駆け上がっていけます。
あなたという女性の価値、すばらしさを物語ってくれる洋服は、高価なブランドものならそれでよいというものではありませんよね。気になる洋服をみつけたら鏡の前で顔映り、印象をよく見極める。試着の手間を惜しまず、自分の体型の長所を惹き立ててくれるか確かめる。こうして丁寧に選び取った、真に上質な一着をきちんと着た時、洋服はあなたの未来を拓く上で、最高に頼もしい味方になってくれることでしょう。
心ゆくまでファッションを楽しみましょうね。楽しみながら自分を輝かせ、人生をどんどん好転させていきましょう。次回から「人生好転服」を具体的にご紹介していきたいと思います。
