香港は「夜」もとびきり楽しい

羽田空港から飛行機で4〜5時間。週末にふらっと遊びに行ける身近感が魅力的な香港。美味グルメが豊富で、治安も良く、女性のひとり旅も安心な街です。そんな香港を7月上旬、プレスツアーで巡ってきました。最新の香港ネタを数回に渡ってレポートします。4回目は香港の夜を満喫できるアクティビティやスポットをご紹介。

■2階建てオープントップ観光トラム

1920年代のオープントップトラムに乗って、たっぷり1時間かけて香港島を回る2階建てオープントップ観光トラム。香港トラムウェイズ社（Hongkong Tramways Limited）が2016年1月にスタートしたツアーです。365日、1日6便を運行しています。

私たちが乗ったのはウエスタンマーケットを18時30分に発つトラム。時間的に日差しが気になることもなく、徐々に夜が更けていく香港の街並みを堪能できました。道幅がそう広くないところも通るため、「お店の看板が近い！」「向こうから来るトラムとすれすれ！」など、非日常感が味わえるのもおトクな感じ。

ちなみに楽しみ方は、単に街を眺めて、写真を撮るだけではありません。トラム内は8つの言語（日本語、広東語、北京語、英語、韓国語、スペイン語、フランス語、ロシア語）に対応した音声ガイド付き。日本語をONにしておくと、観光名所の説明を詳しくしてくれるので、香港の歴史や“今”の香港をより深く知ることができます。

音声ガイドを聞いて気になった名所があれば、Wi-Fi完備のトラム内ですぐにスマホで調べるもよし、後日改めて訪れるもよし。ガイドさんの声が心地よくて、うとうとしてしまいそうになりますが、じっくり聞いておくことをおすすめします！

運賃は大人：95HKD、子ども：65HKD（4歳以下は無料）。チケットはWebサイト上で販売しているほか、乗車時に購入可能（残席があるとき）。「ゴールデンチケット」を買った場合は、発行日から2日間、通常のトラムを何度でも無料利用できる特典が付きます。トラムを多く使う予定のある方は手に入れてみては？

2階建てオープントップ観光トラム（TramOramic Tour）
http://www.discoverhongkong.com/jp/plan-your-trip/latest-promotion/hong-kong-tramoramic-tour.jsp

■中国料理「China Tang」

夕食に向かったのは、香港の著名な実業家・慈善家で、ファッション／インテリアブランド上海灘（シャンハイ・タン）の創立者、デヴィッド・タン氏がプロデュースした、海港城（ハーバーシティ）内にある中国料理「China Tang」。

海港城は、すべて見て回るには1日かかりそう……と言っても過言ではないくらいの、香港最大のショッピングモール。九龍の尖沙咀（チムサーチョイ）エリアで広い面積を占める施設。誰もが知る高級ブランドショップがずらりと並ぶ姿は圧巻です。

さて、あまりにも広すぎる同建物内をしばし歩いて、ようやくChina Tangにたどり着くと、高貴なインテリアで統一されたレストランが。品のある花柄をベースにした椅子がかわいくて印象的。さすがのセンスです。

■バー「Seafood Room」

食事を楽しんだ後、ふらっと立ち寄りたいのはバー。1〜2杯、軽く飲んで帰るのが心地良いですよね。今回訪れたのは5月にできたばかりの「Seafood Room」。その名の通りテーマは「OCEAN」で、魚介料理が自慢のシーフードダイニングです。

屋外のソファ席に座ると、香港の輝く夜景を存分に堪能できます。昼間に街中を散策するのも楽しいですが、香港を訪れたならやはり、宝石のような絶景を眺めてうっとりしたいもの。

お酒にもこだわりがあります。カクテルを作ってくれるのは、香港の有名ホテルのバーで実力をつけてきたヘッド・ミクソロジスト。私がオーダーしたのはマンゴージュースをベースにしたモクテル「MANGO BINGO」。そう、ノンアルコールカクテルも充実しています。