15分でできる。五月病防止に効くタスク整理法
長かった連休が終わり、「やる気ロス」に陥っていませんか? そんな方におすすめなのが緊急度重要マトリクスでのタスク整理。知っているけれど、やったことがない!? それならこの5月、試してみませんか。
ゴールデンウィーク、みなさんはいかがお過ごしでしたか? 我が家は「何も混んでいる時期に遠出しなくても……」と安・近・短で楽しむことにしました。普段はなかなか読めない本やDVDを見て、自分の“感性”の引き出しがまた一つ増えたかな、と感じています。
でも、長くて10連休だったお休みが終わると、「あれ? なんだかやる気が出ない……」という人も多いのでは。そんなときは、やることリストを作り、優先順位を整理していくと、何から手をつけるとよいかがクリアになって、すっきりしますよ!
整理方法として有名なのが、緊急度重要度マトリクス。どのくらい急ぎの仕事か、どのくらい重要なのか、という視点でタスクを整理すると、右上にくる“緊急かつ重要”な仕事がどれかが浮き彫りになります。
「あ~はいはい、あれね! 見たことある!」という人も多いと思いますが、では、実際にこのマトリクスで物事を整理したことがある?と問われると、とたんに手が挙がらなくなります(笑)。知っていても使ったことがなければ宝の持ち腐れ。まず使ってみる、というところから始めてみましょう。
■付箋いっぱいになったら自分を労ってあげる
無理なく続けるポイントは、いきなり“整理”から入らないこと。
まず、手元に小さな付箋を用意します。自分の5月、6月のカレンダーを見ながら、付箋1枚につき1つのタスク(できるだけ小さく分解したもの)を書いてみましょう。期日のあるタスクは、ペンの色を赤などに替えて「5/30まで」のように日付も書き込んでおきます。
きっとあなたの手元には20枚、30枚……とたくさん付箋が生まれるはず。いつもたくさんのタスクを抱えている自分に「頑張っているね~」と一言声をかけてあげるのも、連休明けには大事な儀式です。
次に、少し大きめの白紙にマトリクスの軸を書いてみましょう。縦軸に重要度、横軸に緊急度をとりますが、“緊急でもないし、重要でもない”というタスクはあまりないはずですので、左下のエリアは狭くなるように軸をとってOK。
■本当に急ぎ? 自らに問いかけてみる
そしていよいよ、たくさん書かれた付箋を整理していきます。各エリアの中でも重要度や緊急度の度合いが異なりますので、期日やほかの仕事への影響の大きさなどを意識しながら貼っていきます。
「私の仕事、緊急かつ重要なものばかり!」と嘆きそうになると思いますが(笑)、そんなときは一呼吸おいて「本当に緊急なのかな?」「誰にとって重要なのかな?」と改めて自分に問いかけてみて。案外緊急だと思い込んでいるだけで納期は1ヶ月先だったり、〇〇さんから指示されたから重要だと思っていたけれど冷静に見るとそうでもない、ということがあったりするかもしれません。
また、緊急ではないけれど重要なエリア(右下)にあまり付箋が貼られていない、という人は要注意!長期的な視点で準備しておかないといけないことなどが抜け落ちているかも。後輩育成や自分への投資など、タスクとして忘れがちなことも、あえてマトリクスの表に貼ることで意識を高めることができます。
早い人だと15分程度で優先順位を整理することができるので、五月病にはなりたくない!という方はぜひやってみてくださいね。