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【西村宏堂 連載#1】自分らしく輝く! ワールドクラスなメイク

ニューヨークでメイクアップアーティストとして活動する西村宏堂さんの連載がスタート。自分に合ったメイクの方法やワールドクラスなメイクの技をお届けします。

【西村宏堂 連載#1】自分らしく輝く! ワールドクラスなメイク

■はじめまして

西村宏堂と申します。私はニューヨークでメイクアップアーティストとして活動しています。メイクアップの先端であるニューヨークで日々いろいろなアイディアを吸収しています。本コラムでは、その経験から、日本のみなさんに心から提案したいことをお伝えしていきます。アメリカに住んでいるからこそ、外から見た日本の良さを再確認でき、日本の方々に対する愛が強まり、応援したい気持ちが強くなりました。 

私は18歳のときにボストンに留学しました。アメリカを選んだのは、ユニークな私の意見を尊重してくれる国だと思ったから。ボストンの大学を卒業後、マーク ジェイコブスやアナスイなどを輩出したマンハッタンにあるパーソンズ大学を卒業しました。8歳から16歳まで華道を習い、空間芸術に関心が深かったことも、パーソンズ大学を選んだ理由のひとつです。パーソンズ大学ではファインアートを専攻し、ビデオや絵画、彫刻、溶接、パフォーマンスなどいろいろなことに取り組みました。 

メイクアップアーティストになったきっかけは、大学時代に偶然友達のメイクをしたことです。当時、私はアイライナーとマスカラしか持っていませんでしたが、メイクをしたら彼女も私も驚くほど綺麗に変身し、そのことによって彼女は外見だけでなく内面までも力強く希望に溢れてきたのです。そのとき私はメイクの持つ力に気づきました。それで私がもっとメイクが上手くなったら、もっと多くの人に喜んでもらえるのではないかと考え、メイクアップの技術を高めようと思うようになりました。自分が最高に綺麗なメイクをされた顔は一生の記憶に残るもので、その人に自信と誇りを与えてくれるのです。

■そのナチュラルメイクに狙いはあるか?

私が日本のみなさんにまずお伝えしたいこと――それは日本では多種多様なメイクが紹介されていない、ということ。自分に最適なメイクを選ぶことは大切ですが、実際に、それぞれの方のお顔に合ったメイクを探すのはとても難しいことです。様々な人が違うことをアドバイスしている中で、どのメイクが自分にベストかは混乱してしまいますよね。みんなと同じようにメイクするのか、それとももっと自分に合った良い方法があるのか? を一緒に考えてみましょう。

欧米人に比べると日本人の顔は凹凸が少なめで、少しのメイクでも顔がとても変わりやすく、また控えめな文化でもあることから、日本ではナチュラルメイクが流行しているように感じます。ナチュラルメイクでもなんとなくやるのか、 目的を定めた効果を狙ってナチュラルに見せるのかでは、見え方が違ってきます。欧米の人の顔にはしっかりした色をのせないと映えない顔や、たくさん塗ってもナチュラルに見える顔もあるからです。 

■ワールドクラスなメイクを知ることで自信アップ!

Photo:Yoko Miyazaki
Model: Kayoko Asai

もともと私たちのしているメイクは欧米に由来しています。確かに現地では、ファッションにもグラマラスなものが多く、それに合ったメイクが求められる場合もあります。綺麗にのせる技術などもその過程から生まれています。ナチュラルではなく、レッドカーペットや撮影などのために完璧に作り込まれたグラマラスなメイクが求められる現場で、日本でも取り入れたらより一層喜んでもらえるのにと感じることがあります。それは、人と会うとき、またチャンスをつかみたいというようなときに、ワールドクラスなメイクを知っていることで、失敗を防ぎ効果的な演出を狙えること。これが自信につながります! 音楽でいうと、バイエルをうまく弾きこなすのか、ショパンも弾けてバイエルも弾けるのか? では深みが変わってきます。みなさんもショパンを聴いて、良さを味わってみることができるでしょう。

■ニューヨークのメイク事情

Photo: Harris Davey
Model: Sharlene Radlein
Hair: Ippei Kimura

ニューヨークでメイクを勉強していて良かったと思うことのひとつに、日本よりメイク道具の種類が豊富で、またお店がとても多いということがあります。いろいろな人種や文化が共存しているニューヨークではドラッグストアでも膨大な種類の化粧品が置いてあります。またビューティーサプライストアやメイク専門店などもたくさんあり、多くのインスピレーションを受けることができます。 肌の色や骨格は人それぞれであり、それぞれに合ったメイクが必要です。さらにドラァグクイーンのメイクも芸術レベルまで洗練されていて、セレブは彼らのテクニックをたくさん取り入れてメイクをしているほど。

次回からどのような化粧品が存在するのか、どのような方法で効果的なメイクができるのか? どのようなテクニックがあり、あなたはどんなメイクを望んでいるのかをご自分で考えるヒントをご紹介していきます。

西村 宏堂

ニューヨークを拠点としグローバルに活躍するメイクアップアーティスト。ミスユニバース世界大会、ミス USA大会をはじめ、雑誌ではNylon, Life&Style、Esquire, US Weekly, Men’s Healt...

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