おいしく食べてきれいになる! あえて選びたい牛肉部位5選
牛肉を買うなら「どの部位を使うか」まで意識して購入しましょう。
たとえば、運動量が多く筋繊維が発達した「もも」は、他の部位に比べ硬めの肉質ですが、部位に適した厚みや繊維質に対して直角にカットすることで噛み切りやすく、旨みを存分に味わうことができるのです。部位による肉質の特徴をおさえるだけで、家庭の牛肉料理が格段に美味しくなります。今回は、食べてきれいになる牛肉の部位を5つご紹介します。
■ばら
赤身と脂肪が層になり霜降りになりやすく、濃厚な味わいが楽しめるばら。焼肉のカルビとしてもメジャーな部位です。脂を敬遠しがちですが、牛肉に含まれる脂肪酸(オレイン酸)は悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。お家で調理するなら焼肉、牛丼はもちろん、すき焼き風に食べるのも一興。フライパンでサッと加熱、すき焼きのタレで味付けし、溶き卵をからめていただきます。プルコギ風にたまねぎ、にんじん、にらなどの野菜と炒めればビタミンも補えるので美容効果も高まりますね。
■かたロース
■かた
かたさんかく
みすじ
とうがらし
■ロース(リブロース、サーロイン)
■もも(うちもも、しんたま、そともも、らんぷ)
うちもも
しんたま
そともも
らんぷ
今後は「どこの部位を食べるか」も意識してみては?
図:牛肉の部位(出典:お肉のQ&A)
牛部分肉写真:公益社団法人中央畜産会「和牛Cutting Guide Book」
東京農大畜産学科卒業後、10年以上にわたり肉牛専門誌や食肉業界紙の記者として国内外の家畜生産から食肉処理施設、流通卸、スーパー、レストランまで幅広く取材。執筆活動とともに畜産物のブランディング、販売促進をサポートする食肉コー...