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ワクワクする時間は、仕事効率化のエッセンス。

ワクワクする時間は、仕事効率化のエッセンス。



 

みなさんは今、何に趣味がありますか? 私は最近「キモノ」が気になっています。格式高く数百万円もするような「着物」ではなく(笑)、カジュアルファッション・日常着のひとつの選択肢としてのキモノが大好き! 子どもたちがいるとどうしてもデニムにスニーカーが多くなりますが、ときどきキモノに袖を通すと、自分の体や気持ちの軸を再確認できる気がします。

つい先日、そんなキモノの素敵なイベントがありました。初日はなんと平日。普通だったら仕事があって行けません。でもどうしても初日に行きたい(だって手に入れたいものはきっとすぐになくなってしまうから……)!

そのときにふと、思い出しました。「私の会社、どこよりも有休を取りやすいんだった!」と(笑)。急いでチームメンバーのスケジュールを確認したところ、私が数時間抜けても問題なく仕事が回る状況だとわかりました。

私たちは育児や介護といったライフイベントはもちろん、学びの時間なども計画する人が多いため、いつ誰が中長期休みをとっても仕事に支障の出ない仕組みを創ることを意識しています。たとえば、全員のカレンダーは会社全体にオープンになっていて、お休みの人が重なりすぎないよう自主的な調整が一目でできるようになっています。

もうひとつ紹介したいのは「朝メール」。出社時に一日の予定を優先順位や所要時間を意識しながら立て、会社全体に共有することで、お互いの仕事の進捗などを確認するツールです。日頃から情報や進捗を共有することで、さっとサポートに入れるというわけ。

そんな仕組みに救われて、今回もすぐに「お休みいただきます」とカレンダーに入力。イベントでは美しいものに触れ、センスあふれる人と話をし、ずっと身近に置いておきたかった商品を我が家にお迎えすることができて、もう本当にうれしい! ホクホクした気持ちのまま、目に入ったオーガニックレストランでハーブティーをいただきながら執筆したのがこちらの原稿です(みなさん、いかがでしたか? ドキドキ……!)。

■「幸せ脳」が集中力とパフォーマンスを上げる

実は、いつも文章を書くお仕事は1時間単位で時間が必要な私。途中で何を書いたらよいか迷いが生まれたり、集中力が切れてつい別の仕事をつまみ食いしたり……なんてこともありました。

でも、今回は違ったのです! 自分の感性に素敵な刺激を与え、ハッピーオーラが脳内に漂っていたのか、集中力も保つことができ、なんといつもの1/3の時間で書き上げることができました。しかも、その後のお客さまとの打ち合わせもご機嫌に進めることができ、お客さまにも喜んでいただけました。そのときまたワーク・ライフバランスの効果を実感。

「仕事だから」と戦闘モードにすることも大切だけれど、自分が楽しい状態・幸せを実感している状態を作り出すことで、脳はフロー状態になり、いつも以上のパフォーマンスが出せるもの。ワーク、ワーク、ワーク……ではなく、ときにはプライベートな時間を思いきり楽しむことで、新鮮な活力を生み出すことができるのです。まさに、ライフがワークにいい影響をもたらしてくれた時間でした。

年度末が近づいてきてなんとなく気ぜわしいこの時期ですが、あえて自分の感性を刺激する時間を持ってみる。これもDRESS世代が自分らしくワークとライフを実現するためのコツかもしれませんね!

大塚 万紀子

株式会社ワーク・ライフバランス創業メンバー・パートナーコンサルタント。 「ライフの充実がワークの質を向上させる」というワーク・ライフバランスの真髄を伝え、働き方改革のコンサルティングを行っている。これまでに1000社を越える...

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